【784】まとめ 「現役のPMに贈ること」-14- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

日の日曜日は5月らしい素晴らしい天気に恵まれました。気温も高くなく清々しい空気感が、本当にじわじわと染み込んでくるような、年に何回もないような気持ちの良い陽気でした。来るべき梅雨に備え、天からのちょっとしたプレゼントというところでしょか。

 

  5月も後半戦です。早いもので今年の折り返しまであと1ヶ月半となり、今年の目標達成のために残された時間もすくなくなりつつあります。ここらでシフトチェンジして行動しなくては。

 

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PMに必要なスキル-13-

コンセプチュアル・スキル②

 

  コンセプチュアルスキルについて考える2回目です。前回コンセプチュアルな活動とは、あるもの(考え、社会活動、商品、サービスなど)の本質や目的を明らかにし、それを形にして示すものであると考えました。

 

  ではなぜこの活動がプロジェクトマネジメントにおいて重要なのでしょうか。それには2つの理由があります。

 

  このブログでは過去に何度もくりかえして、プロジェクトの目的を深く問うことの重要性をお伝えしてきました。企業を始めとする組織の環境(エコ・システム)がITの進化とともに、以前にも増して複雑化していることに異論はないと思います。その環境の中で、組織は生き残りをかけて自己とマーケットを分析し、他者に先駆けて新しいサービスを提供する必要があります。そのサービスを作り出す実際の作業がプロジェクトになるわけですが、プロジェクトの目的を正しく理解するためにはコンセプチュアル・スキル必須となります。これが一つ目。

 

  二つ目。先に挙げた環境の複雑化に伴い、プロジェクト自体が複雑化していることがあります。プロジェクトがある戦略的な目的を達成するために、複数のプロジェクトの集合体(プログラム)として機能する必要があります。その時に全体プロジェクトの構造や、ここのサブプロジェクト間の関係性など正確にモデル化して理解するために、コンセプチュアルな活動が必要となります。このように、プロジェクト活動の核となる部分を支えるのがコンセプチュアル・スキルだと考えます。

 

 

 

  さてこのコンセプチュアル・スキルとはどのようなものなのでしょうか。このスキル、経験から言うとなんの苦も無くというか生得のものとして持っている人と、いくら説明してもなかなか理解できない人と、学習して実践することで身に着けることができる3種の人がいます。イメージで説明すると、2次元の立面図と平面図から立体の姿を想像する能力みたいなものです。分かりますか?

 

  この能力は、目の前にある具体的な現象を観察することで理解し、理解した結果を個々の要素に分解し、それを高い抽象レベルで再構築するコンセプト構築活動を支援するものとなります。んー、こう書いてもやっぱり解り難いですね。少し話がそれるのですが、このスキルが分かりにくいのはある意味、日本人が不得意な分野でもあるからだと思います。例えば、何かの成功や失敗の例をとって、その結果から何が起きたのかをトレースして原因を追究することはよく行うことですが、その活動で得た知見を一般化して汎用化する、つまり目の前の減少を理論として抽象化するという行為のためだと思います。具体的な言葉や行動が大好きな我々の民族性は、最後の理論化する過程に弱点があると思います。国際的な競争ではこの部分が結構なウィークポイントになると考えますが、いかがでしょうか。

 

  次回はもう一段踏み込んでコンセプチュアル活動の”具体的”な面について考えることにします。