おとといの土曜日の日中はまるで春が来たかのような、ポカポカ日和となりました。でもちょっと油断すると、夜の冷え込みにはブルっとします。まだ油断できません。
プロジェクトという概念が確立されてなく、プロジェクト化したほうが遥かに効率よく目的達成できるような業務案件でも、業務の一環として成し遂げようとする、ありがちなケースについて考えています。
プロジェクトとして実施したほうが、QCD(Quality、Cost、Delivery)を満足する良い結果を生むと言いました。プロジェクトとして実施した方がよい案件とは、プロジェクトが成立する要件を満たしているということになります。
つまり、目的が明確で期限が決まっていてこれまでにない新しい何らかの要素を持っているものとなります。ここで重要なのは最後の「新しい要素」というキーワードです。過去にまったく同じ仕事を繰り返し行っているのであれば、プロジェクト化する必要はなく、業務手順を定めることで効率よく仕事ができるということになります。
近頃のビジネスはその変化のスピードと度合が以前にも増して大きくなっているのはご承知の通りです。
極端な言い方をすると、先週やった同じような仕事でも1週間でビジネス環境が変わってしまっているため、同じ手順で作業をしても上手くいかないことがあるということになります。
また、一つひとつの業務が複雑に他の業務と関係性を持つことが多く、狭い範囲での単独の業務目的を達成しても、その成果が組織にもたらす価値は薄くなります。
業務全体が調和のとれたものとして進んでいるか、全体の視点でマネジメントすることが必要になっています。
このようなビジネス環境の変化をとらえた時、これまでの仕事のやり方ではもはや限界が来ていると働く人の多くは気が付いているはずです。
その気づきから、何を行えばその状況を乗り越えることができるのかを真剣に考えることで、組織にチェンジをもたらすチャンスが生まれます。
そこには、チェンジの必要性を感じ取り一歩を踏み出そうと考える、少数のヒトが必ず存在するはずです。その存在を認めて彼らの気持ちを受け止めることができる環境こそが、現代の組織に必要な文化となると考えます。
そのような文化を醸成し、推奨し、伸ばしていくことを目指すのが経営者の重要な責務の一つではないでしょうか。
トップがそのことに気が付くかどうかが最大のポイントであり、ボトムが様々な意見を自主的に発信することができるような企業文化が必要になります。
今回のテーマはこれで一旦終わりにします。まだ多分に消化不良の分部もありますがまたの機会に取り上げたいと思います。
