【666】PMは電気羊の夢を見るか? -8- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

回のブログ、シリアルナンバーは悪魔の番号となりました。まっどうでもいいことですが。今朝は快晴となったここ南関東地方ですが、花粉の影響がだんだんと厳しくなってきたようです。キットPMも花粉症には悩まされるほうですが、この時期よりむしろ4月、5月の方が辛くなります。

{7F73DF25-87DA-4038-A335-0E8E1E1DDBF4}
快晴の朝 

「プロジェクトマネージャーは電気羊の夢をみるか?」 ここまでの考察の過程を考えると当然「見る」というか、「見ないといけない」というか、はたまた「見えてしまう」というか。要するにプロジェクトは、電気羊(組織の目的と戦略とその実現プロセスのことです)の元でその目の届く範囲で実施するわけですから、ある意味神のような絶対存在として「電気羊」が存在しているわけで、意識せざるを得ません。

 

  しかしPMは、この神が邪(よこしま)な神であるかもしれないという疑いを持ちながら、その神に仕えないといけないという宿命を担っているわけです。示された目的や方針が本当に正しいのか?

 

  この、一見確かに見えるようなものでも「疑ってみる」ことができる資質は、PMにとって重要なものであるように思えます。因果な商売です。

 

 

 

かしながら、組織から絶対神として位置付けられたものを、その内部から疑うという行為は、時として周りととても大きな軋轢を引き起こすことがあります。

 

  これに対してどう立ち向かうのか、とても悩ましいものがあるのは確かです。キットPMも過去に何度か経験してきました。

 

  PMガこれに立ち向かう武器は「論理思考」と、それを的確に説明し理解してもらうプレゼンテーションテクニックです。もちろんをそれを支える情熱または使命感を忘れてはなりません。

 

  あっと。もう一つ大事なことは、一度に説明して組織的な合意を取ろうとせずに、個人対個人の関係で一人ひとりと話をし、理解してもらい、味方を増やすということです。

 

  なーんだ、古臭い根回しのことかい!と思われるかもしれませんが、トップダウンで物事を進められないのであれば、とても有効な方法であるのは間違いありません。 ここでもPMのコミュニケーション能力が試されることになります。

 

  最近では、根回しという言葉はあまりいい意味で使われることはありませんが、マネジメントで必須のスキルだと思います。

  ここ十数年はアメリカ式(みたいなもの)によるトップダウンでのスピード経営などがもてはやされたり、クローズされた空間で物事を決めることに抵抗があったりして、オープンこそが正しいという考えから、避けられる要素となっているようです。

 

  しかしキットPMは、現在でも「コンセンサス・ビルディング」というコミュニケーションテクニックの一つとして、とても有用ではないかと考えています。

 

 

 

ょっと横道に逸れてしまいましたが、「電気羊の夢を見るか?」とは、PMはプロジェクト立ち上げ時にプロジェクトスポンサーなどから与えられた情報をうのみにせず、自分の言葉でそれを説明する努力をする必要があるか?ということです。

 

  当然「ある」というのがキットPMの答えでした。このブログで何度も触れてきましたが、プロジェクトを実施するにあたって最も重要なのは、プロジェクトを実施する目的を正しく理解し、その目的を達成するために最も合理的で最短なアプローチを設計することです。

 

  したがって、その目的妥当性や目的が掲げられた背景をキッチリ分析することから、プロジェクトマネジメントはスタートすると言ってもいいくらいです。たとえBA(ビジネスアナリシス)活動によって時間とコストをかけて得られたプロジェクトの目的であっても、PMはそれを正しく把握するためにプロジェクトの時間を使うことを怠ってはいけません。

 

  結局、PMはBAとプロジェクトの橋渡しをする役割を担っていることになります。このことを明確に意識したプロジェクトマネジメント活動を行うことが、プロジェクトの成功に結び付くことは間違いありません。

 

 

 

のシリーズは今回で終了です。次回からは新テーマとなりますが、例によってまだ決まっていません。さてどうしたものか?できれば、PMにもっと身近なテーマにしたいと思っています。どうぞご期待ください。