ここに来て梅雨らしい天気が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。キットPMは来週から佳境を迎えるプロジェクトのため、その準備でバタバタしています。梅雨明け頃には第一のピークを乗り切って、真夏のまぶしい陽射しを良い気持ちで感じることができるはずです。
もう15回目となってしまいましたが、プロジェクトをデザインするということについて考えを進めています。少し長くなっていますが、もうちょっとだけお付き合いください。
プロジェクトの形をいろいろな条件を考慮して、デザインしていく必要性とその方法について考えてきました。
そうやってまとまったデザインを、関係者特に上位の管理者や直接プロジェクトに関わる人に正しく、確実に伝える最後のプロセス、プレゼンテーションについて考えています。
プレゼンテーションを行う際の手法については、前回のブログで整理しました。まずは、言葉、それを補う文書、さらに図やグラフ写真などのビジュアル、そして音声、動画とそれらを組み合わせたもので、効果的に伝える努力を行うことが必要です。
その中に一つの方法として、「ストーリーで語る」ことをご紹介しています。ストーリーつまり「物語」を通して、伝えたいことを効率よく伝えるというテクニックは意外と効果があり、これを上手に使うことでプロジェクトへの理解が進むはずです。
実際のストーリテリングの手法について考える前に、ストーリーテリングのデメリットについても押さえておきましょう。
なんといっても、手間がかかるということ、そして物語を考えるとという、クリエイティブな感情が必要だということです。ただし、ここには作家としての才能は問いません。なぜなら、私たちが考えるストーリーはあくまでビジネスのためであって、エンターテイメントのためではないからです。ただし、作家の才能があるに越したことはありません。上質なビジネスストーリーは、感情移入が容易で、説得力があるものですから。
逆にメリットは、それまで経験したことがないものを「物語」によって疑似体験することで、よりクリアにイメージできるということです。ですから、特に新しい”何か”を理解してもらいたい時に、有効なテクニックとなります。つまり、何度か経験していイメージが出来上がっている場合には、手間の割りに効果は薄くなります。
プロジェクトマネジメント的には、プロジェクトの目的を達成した時に何を得ることが出来るかを、具体的に表すことに有効です。また、多くのメンバーが関わるプロジェクトの運営を”物語”化することで、事前にイメージを伝えることに適しています。
例えば、あなたが観光先でたまたま立ち寄った神社に、その由来や歴史、何かの事件の舞台になったなどが説明されている掲示をを読んだ後で見る神社の様子は、その前と比べて違ったものに見えるかもしれません。これが”物語”の効果です。
次回は、さらに具体的なストーリの作り方について、考えを進めて行きます。
