長崎は今ランタンフェスティバルが市内の各所で繰り広げられています。基本的に中国の春節を祝う行事の位置付けで、中国情緒あふれる各種の提灯や人形が飾ってあります。昨日の日曜は結構な人手で、びっくりしました。
眼鏡橋
さて、11回に渡ってお送りしてきた「プレ・プロジェクト再び」シリーズですが、今日はその最終回で、これまでを振り返ってまとめたいと思います。プロジェクトの5つのプロセスである「立上げ」「計画」「実施」「監視」「終結」に加えて、「プレ・プロジェクト」プロセスが必要だとう話しをしました。
そして、そのプレ・プロジェクトはBA(ビジネスアナリシス)の役割を簡易的に代替するものであり、プロジェクトの「立上げ」プロセスの重要なインプットとなることを明らかにしました。
ただし、BAとしては必ずしも完全ではないアウトプットを、プロジェクトの立上げプロセスのインプットとして引き渡すことになるといいう事実と、それでもそれが存在することの意味について考えて行きました。
これは、わが国ではBAという概念がまだ未成熟なこともありますが、BAが創出する情報が、プロジェクトへの重要なインプットであることの認識が少ないことが上げられると考えます。
つまり、BAを実施するしないに関わらず、プロジェクト実施の真の目的を設定し、正しく理解するために必要な情報は存在するわけですが、その存在そのものが認識されていなかったということです。
またBAは、プロジェクトが実施するものではなくプロジェクトと別の仕組みで実施されるもので、プロジェクトにアウトプットを提供するものであることを、言い添えておきます。
そのため、プロジェクトがBAのアウトプットを利用できない状況にある場合、プロジェクトはプロジェクトの責任として、プロジェクト立上げのために必要な最低限の情報を入手あるいは創出することが必要となります。この行為をキットPMは「プレ・プロジェクト」と呼んでいるわけです。
ではプレ・プロジェクトでどのような情報を創出するべきなのかを、キットPMが日ごろ使用している「プロジェクト憲章」の目次を例にとって11項目につてい説明しました。
「プロジェクト憲章」の暫定版として、プレ・プロジェクトが必要な情報を確認もしくは創出し「立上げ」プロセスに引渡し、立上げプロセスではその精度を高め、ステークホルダーのコンセンサスを得て、プロジェクトのキックオフへとつなげて行きます。
今回は、「プレ・プロジェクト」の実際的な活動内容に踏み込んで考えて行きましたが、いかがだったでしょうか?
次回から新テーマでお送りします。ご期待ください。
