先週末の土日は秋らしい良い日よりに恵まれました。行楽にお出かけになられた方も多かったのではないでしょうか。
今朝も爽やかな秋晴れとなったここ北摂地方です。素晴らしい一週間の始まりとなりました。
さて、スループットを増大することが、経営の使命だというところまで、前回考えを進めました。
スループットは売上金額から材料や仕入の費用を引いたものですが、それを単位時間(1か月、1週間、1日など)で割ったものを「大スループット」と呼ぶことにしました。
またスループットを増やすためには、基本的に2つの方法しかないことも明らかにしました。
つまり、変動費(仕入れや、原材料費)を減らすか、売上を増やすことです。それは、スループットを表す同じみの下記の式より明らかです。
スループット=売上金額-変動費(仕入れ、原材料費)
※変動費には人件費や間接経費の按分は含まない
もちろん変動費を減らすことは重要なことです。特に昨今のように需要が低迷している時には大きな意味のあることに間違いありません。
でも、どんなに頑張っても仕入や材料費をゼロにすることはできません。ですから、いづれにせよ経営者は売上を増やすことに取り組ま無ければならいわけです。
さて、スループットを増やすために考えるべきことがもう一つあります。
当然ですがビジネスは、サービスや製品を提供する側だけの理屈では成り立ちません。そこにはマーケットの状況やライバルの存在など、様々な要素が存在するわけです。
これをモデル化して考えると、ビジネスには2つのシチュエーションがあることがわかります。
一つは、モノやサービスを提供する能力が需要より小さい場合(いつも売り切れ)と、逆に大きい場合(在庫が積み上がる)です。もちろん2者択一ではなく、実際はこの間のどこかに存在しているわけですが。
前者を「手不足状態」後者を「手あまり状態」と言います。手不足状態のときとは俗に言う「嬉しい悲鳴」を上げる状態です。このような時は、供給能力を増やしさえすれば、売上を伸ばすことができます。
ただし、どのような方針で能力を増やすかはよくよく考えることが必要です。人を増やしたり設備を増強することは、ビジネスが好調なのですから簡単ですが、大きな投資になることは間違いありません。
このような解決策を取ると、ビジネス環境が変化した時経営に取返しのつかないインパクトを与えることになりかねません。
ですから、まず投資をせずに生産量やサービスの量を増やすことを考えることが重要です。
でも昨今報道されるような、いわゆるブラック企業のように、無報酬での残業や、長時間労働などで乗り切ろうとすることは、企業の社会的な責任を果たす意味であり得ない手法ですし、明らかな犯罪行為だと思います。このような人間性を無視したやり方は、絶対いけませんね。
次回は、スループットを増やす具体的な方策について考えて行くことにします。
