
色々と考察を重ねて行くと、確かにプロジェクトの成功率は上がっているだろうと思えてきました。その背景にはプロジェクトマネジメントに対する理解が進んで、企業
正直言ってこれは素晴らしいことです。わずか6年足らずで、プロジェクトの成功率が31.1%から75%まで大幅に改善されたのですから。
日本でこのような、ビジネスに対する大きなインパクトのある変化が起きることはそうあることではないと思います。
でも、ちょっと疑問に思えることも出てきました。
そもそも日本人がこれほど大きな変化を成し遂げるとき、相当な外的要因があるはずです。そうでないと、これまでの経験から考えても、ことはもっと緩やかに進むはずですから。
それほど強烈な外的要因は、2009年のリーマンショックだと推測しました。経済状況が一挙に悪化したため、企業が実施するプロジェクトを成功させる意味が以前に比べて大きな意味を持つようになりました。そのためPMにはさらにプレッシャーがかかるようになったのです。
そのためPMはプレッシャーから逃れるため、プロジェクトのリスクを減らし、責任範囲を限定するようになったのです。
実はこのような消極的な行動原理が、プロジェクトの”成功率の向上”を支えているのではないかと、考えたわけです。
このように考えたとき、果たして75%という数字を手放しで喜んでいいものか、キットPMは疑問に思っています。
ITプロジェクトはIT部門のために行うものではありません。今後、更に本当のプロジェクトの成功、つまり「経営者の視点によるプロジェクトの成功」を確実に実現するための方法論が求められると思っています。
上手くまとめられませんでしたが、まだまだ研鑽が必要なのは間違いないようです。
次回から新テーマでお送りします。テーマはまだ決めていません。