日本のITプロジェクトの成功率75%!って本当? -2- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

朝起きると窓の外はうっすらと雪が積もっていました。やはり昨夜の冷え込みは只者ではなかったようです。夜明け前が一番暗いと言いますが、春の直前が一番寒いのかもしれませんね。
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雪景色
ITプロジェクトの成功率の変化について考えています。

  日経コンピュータのアンケート調査によると、2003年のITプロジェクト成功率は26.7%、2008年は31.1%だったのが、2014年にはなんと75%とという驚愕の結果となりました。
  この6年間にいったい何が起きたのか、その原因をキットPMなりに推測しようというわけです。皆さんに異論があれば是非ご意見をお願いいたします。




回、2008年から2014年までの経済の状況を確認しました。2008年にアメリカのサブプライムローンの破綻から、2009年のリーマンショックによる景気後退局面を受けて政界的な景気後退に陥りました。さらに日本では、民主党政権による緊縮財政も加わりデフレが進行した上に、2011年の東日本大震災で経済は散々なありさまとなりました。

  このような経済状況が、プロジェクトの成功に影響した可能性はあるのでしょうか。企業のプロジェクトは、すべからく経済活動の一環で行われるはずです。2008年からの大ジャンプが経済状況の影響であるというのは、あながち無理な話ではなさそうです。

  では「不況はプロジェクトマネジメントを強くする」という仮説が成立すると仮定して、考察を進めることにします。ここから先は、キットPMの推測ですので、事実かどうかは判りませんので、くれぐれも誤解のないようにお願いいたします。




2008年以前の経済状況は、決して景気がいいということはなかったのですが、まだアメリカの住宅バブルと円安(今思えば)のおかげで輸出が順調で、実感のない好景気などと呼ばれた時期でした。
  リーマンショック以降と比べると、日本企業もまだ余裕があったのではないかと思います。

  ではなぜ、不景気がプロジェクトの成功率を上げるのでしょうか。景気が悪くなると企業が行うのは2つの抑制です。一つは「投資」でもう一つは「経費」です。

  プロジェクト活動は企業の投資の一つの形ですから、当然プロジェクトの数自体が抑制されることになります。
  でも、一切プロジェクトを行わないと企業は、マーケットでの競争力を維持できなくなります。必然的に、最低限必要なプロジェクトを厳選して、実施することになります。




ットPMが言い続けていることの一つに、プロジェクトの成功のためには、実施する目的の明確化がとても大切だということがあります。

  キットPMの経験では、プロジェクトを対上げる際に本当の目的は何かを明らかにしているプロジェクトはそう多くありません。それは今でもそれほど変わっていないという印象なのですが...

  それはさておき、なけなしの予算でビジネスに必要なプロジェクトを実施するわけですから、当然経営者の関心も社内の注目度も高くなります。
  つまり、プロジェクトの成果に対する期待が大きくなるということは、全てのステークホルダーに大きなプレッシャーがかかるということです。

  人間は基本的にプレッシャーの中で目的をやり遂げようとすると、より一層慎重になろうとします。要するに、経営者も失敗するリスクよりも成功するために、必要十分以上なコストを、容認し易くなります。
  プロジェクトのコストは、期間と人件費と設備投資と経費ですから、そこに余裕を持つことが出来れば、プロジェクトの成功率は格段に上がるのは納得できます。




にもプロジェクトの成功率を上げる要因はあるのでしょうか。次回も更に、このテーマを掘り下げて行きます。