▼昨日は
京王線の運休の影響をもろにうけてしまったキットPMでした。こんなこともあるもんなんだと、改めて不確実性の海で生活していると実感しました。溺れかけているかもしれませんけど(笑)
まぁ、朝起きてニュースで状況を知ったjとき、すぐにパターン別に幾つかの対応行動が頭に浮かんだのは日頃の訓練のお陰でしょうか。
というほど大げさなことでもないのですが。
▼さて、前回まで
プロジェクトオーナーやスポンサーがその役割を放棄したように見える場合があるということを指摘しました。
役割とは、プロジェクトの進む方角(目的)を示すコンパスと、運営の資金を確保するということです。
またプロジェクトは、組織の目的達成のために存在し、その組織内で大きな責任を担っていて、オーナーを委託されたプロジェクト・オーナーのものであるとも指摘しました。
▼その上でキットPMは、
プロジェクト・オーナーがプロジェクトに積極的に関わらず、上手くいなくなると、プロジェクト・メンバの誰か(PMやリーダーですね)のせいにすることを目の当たりにして、なんとかせねばと考えたわけです。
実は、このようなプロジェクト・オーナーは組織の中での自己の役割と、プロジェクトという一過性の組織の責任者としての立場の整合性が、うまく取れていないのです。
▼つまり、組織の一員として
自分が果たすべき役割の中に、プロジェクトという形態の業務遂行が明確に意識できていないということです。どこか、他人ごとなんですね。
だから評論家のようなコメントとしかでてこないわけで、その場の思いつきでプロジェクトを振り回したり、責任を回避するために全力で逃げ出したりすることになります。
困ったことに、そのような人は自分の役割と信じている仕事に対してはなにが何でもやり遂げるという、強い意思を持っていて実績も上げているわけです。だから、プロジェクト・オーナーの役割を任せられるわけですね。
ある意味、組織のトップからは信頼されていることになりますので、プロジェクト・オーナーの役割を正しく認識しなかったら、オーナー個人レベルの判断でプロジェクトの方向が決まったりするわけです。
これもプロジェクト・メンバにとっては不幸なことです。◯◯専務あなたのことですよー。
▼ではどうすれば
このような不幸な状況を改善できるのか。それを考えてみましょう。
まず重要なのは、組織の果たすべき目的、目標と自己の部門や業務の関係を明確に認識し、その行動と必ず結びついていなければなりません。
逆の言い方をすると、目的、目標を達成するために関係のない行動はしない、できないということを自覚するということになります。
なぜなら何度も言いますが、今の社会環境がそのような余裕を許す余地がないためです。無駄なことをやっている暇はありません。
あっ、敢えて無駄をやる組織を必要とする場合もありますが、それはまた別の話です。
▼以前からこのブログの
読者だともうお判りかもしれませんが。組織の目的を再認識することが重要ですね。
すなわち、組織の目的>自己の所属する部門の目的>プロジェクトの目的がきっちりと一直線に並んでいるかを確認するということです。
こうすると、プロジェクト・オーナーも自分の仕事の一部として、予定するプロジェクトの成果を獲得することの重要性を明確に認識できるはずです。
▼別の言い方をすると
プロジェクトの戦略的な位置づけを明確にし、その成果あるいは失敗がもたらす影響を、認識するということになります。
実にまったく普通のことのように思えますが、これがなかなか難しい場合があるということです。
▼今回はここまで。
次回は、具体的なプロジェクト・オーナー教育のあり方について考えていくことにします。
