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※昨日14日に確かに更新したつもりだったのですが、うまく更新されてなかったようです。外出の時間に追われて確認がおろそかになりました。申し訳ありません。
■前回、次回はプレプロジェクトにいついて突っ込んで行きますと予告しましたが、今回は予定を変更して「コーチング」について考えてみたいと思います。ただ、今日は午後外出しないといけないので、短めになります。
というのも、先週「コーチング」のセミナーを受講してきましたので、その感想というかキットPMの考えをまとめておきたいと思ったからです。ですからあくまでこれはキットPMの現時点での感想であり、考えですので、誤解なさらないようお願いいたします。
■さて、皆さんは「コーチング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「コーチング」が注目されて沢山の書籍が本屋に並んでいたのは、私の記憶では5年ほど前の2005年から6年にかけてのことだったと思います。当時、何度か本を手にとってみたのですが、なぜか購入することはありませんでした。というよりPMの勉強でそこまで手が出なかったというのが正しいのですが。でもずーっと心に引っかかっていたので、たまたま案内が目に入ったセミナーに迷わず申し込みをしたのでした。
セミナー自身は結構楽しく、また面白い体験をすることができそれなりに有意義な面もあったのですが、結果としては大きな疑問を残して終わりました。
■まず、「コーチング」の概念ですが「コーチ(支援者)が、クライアント(被支援者)とコミュニケーションを交わすことによって,クライアントが実現したいゴールを明確にし、その目標達成に向けて必要な“知識”と“スキル”を持ち,効率的に(最短の時間で)高い成果が上がるよう継続的にサポートしていく双方向のコミュニケーションプロセスを意味しています。」
つまり、個人の目標達成をサポートする技術ということになります。そのため、企業の中で大きな関心がもたれ、期待されたのだと思います。
またこの考え方は、PMがプロジェクトを円滑に進めるときに必要となる、プロジェクトメンバーのモチベーション維持に使えるのではないかと考えその実態を知りたいと思ったわけです。
少し話がそれますが、前回お話したキットPMが提唱する「プロジェクト憲章」の最後の項目に「個人目標」がありましたが、それと関係するという思いがありました。
■キットPMの結論から言うと、会社という枠を離れた個人として「コーチング」を受けると効果はあると思いましたが、これを企業の中で実施して成果を得るのはかなり難しいのではと感じました。
理由はいろいろありますが、セミナーでも講師が行っていたのは、コーチとクライアントの信頼関係が結ばれていることが前提となるわけですが、もしコーチが同じ会社の誰かである場合、そこには多分自然に上下関係ができているでしょうし、外部から「コーチ」が招聘されたとしてもまず、上下関係が存在するはずです。しかも、コーチは会社の依頼で来ているとしたら簡単に心を開いて、対応の立場で信頼関係を築くには長い時間が必要になるでしょう。
■つまり、日本人にはカウンセリングを受ける文化が根付いていないということですね。西欧特にアメリカのように個人が確立している社会では、個対個の関係(ネットワーク関係といいます)を構築することが自然にできます。コーチングにはこれが重要なわけです。一方日本人は、縦に繋がる集団の一員として個人が存在するため、集団と個人の関係、集団と集団の関係など独特の文化、精神風土があります。(この辺は、中根千枝氏の名著「タテ社会の人間関係」を参照されることをお勧めします。)
ちょっとややこしくなりましたが、(企業内の)日本人にはコーチングの概念自体に無理があるのかもしれません。
あと、どうも「コーチング」は心理学を道具としてどう使いこなすかが重要なポイントだと思います。要するにテクニック重視のように思われます。書店に並んでいるコーチングの本には、この側面が強調されているものが多くて、正直閉口します。他人をどうコントロールするかだけに関心があるようです。
■じゃあどうしたら、目標設定やそれに向かって行く道程を考えるようになるのでしょうか。最近ではこの問題についても、個人まかせにしているばかりではなかなか難しいところがあるようです。
一つの回答として、「メンタリング」という考え方があると思っています。メンタリングは、メンターと呼ぶ経験豊富でスキルもある人が、未だそうではない人と一緒にレベルアップを図るというものです。
イメージとしては、スターウォーズの「ジュダイ」のような師匠と弟子の関係かと思います。これだと日本人にも理解しやすいです。また、その関係の中でテクニックとしてのコーチングを身に着けることも有意義かもしれません。ダークサイドに落ちなければの話ですが。
■ちょっと、脱線しました。今日もこれから外出しなければならないのでkの辺で失礼します。次回は予告どおり「プレプロジェクト」について考えていきます。