もうすっかり里山の野菜を食べ続けて半年。毎週買いだしに行っています。秋に味覚、ミカンと柿は、初めてかもしれないほど食べています。

 

 ミカンは早生の時から食べ始め、段々と甘みを増してくるのがわかります。柿は甘すぎず渋すぎず、素朴な味で懐かしい。そこら中に生っているやつをちぎってきたもの。

 

 とにかくこのふたつ、毎日食してもあきない。なんとも不思議。今日も食べたいと思うから、もう中毒。

 

 思えば里山に行くと、子供の頃の記憶が蘇ります。まだ幼かった頃、僕の育った場所も田舎で、里山と大して変わりなかった。

 

 それが段々と都市化して、今では中途半端な田舎。だから美しかった風景はもはやどこにも存在しません。

 

 だからきっと、昔の面影を感じる里山に心ひかれるのでしょう。まだ純朴だった頃の自分が里山に行けば思い出せるから。