
東京に住んでると、朝も昼も夜も関係ない感覚の生活だ。
外に出りゃタクシーびゅんびゅん走ってるし、コンビニ行きゃ人がいる。
それが自分の【当たり前】になっている。
でもこの街はド田舎。
近所に灯りもないし、電気がついてる家すら見当たらない。
今いる部屋にも明かりは0だし、驚くほどに無音。
それがここでの【当たり前】。
そんな真っ暗な場所で、一人眠れずにいると、純粋にヨルを感じる。
ヨルノサミシサがドロドロと腹から出てくのがはっきりわかる。
おかげで今部屋ベチョベチョ!!
いつも物事を深く考えるのを避けている自分にとって、この永遠に続きそうな沈黙はキツイ。
自分のこれからだったり、この街の思い出、仕事、恋など、ヨルノサミシサはお題をどんどん出してきやがる。
だからオレは全部テキトーに答えながら、今アサを待ってる。
ヨルの鳴き声をかき消してくれるTOKYO HEAVEN UNDERGROUNDの雑踏のほうが逆に落ち着いて眠れるなと、いつもこのベッドに入るたびに思います。