内山眞太郎67歳の挑戦!

内山眞太郎67歳の挑戦!

ボクシング第24代日本バンタム級王者「内山眞太郎」が、67歳でもまだまだ進化出来るを証明するべく、限界へ挑戦し続ける!

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こんにちは。


内山眞太郎です。


久しぶりの更新となります!



実は、本日19時~TBSで放送される「SASUKE RISING2013」に出場しました!


今大会最年長の67歳での挑戦となります!


内容は放送後までお話しできませんが、是非ともご覧頂けたらと思います。



今後このブログでは、私のトレーニング方法の紹介や、実際にトレーニングしている映像をを投稿していこうと思っていますので、そちらも楽しみにしていてください。


人間は67歳でもまだまだ進化する事ができます。


今夜放送されるSASUKEは、私の新たな挑戦の第一歩です!

皆様に、いつも読んで頂きありがとうございました!

仕事が急に忙しくなってしまい、ブログを書く時間がなくなってしまいましたので、しばらくお休みさせて頂きます土下座

時間ができましたら、また再開したいと思います。

尚、ボクシングに対する質問等にはお答え致します。

今後ともよろしくお願い致します。

                                         内山眞太郎

今回はフェイントについて書いていきます。


Feint(フェイント)=見せかけ、ふり、けん制し騙すこと、という意味があります。


これはボクシングだけでなく野球、相撲その他の競技でも正しいTecnicとして使われています。

このことを頭に入れて考えて下さい。


フェイントの種類

・ジャブ、利き腕(ストレート)、肩、膝、腰、頭等を動かして使う。


・頭を前に出したり、横に動かす。


・左右どちらかの肩を動かす。


・リードパンチを使う。


・利き腕を使う(右利きの人は右手、左利きの人は左手)


・右または左の小さなステップで相手をけん制する=つま先を使って足を前に出したり、横に出したり後ろに下がると見せかけて相手の反応を見て次の対応をする。

基本は、動く場所を全部使って相手を惑わす事。



フェイントはあえて相手に分かるようにしないと意味がないので、キチンと行わなければ墓穴を掘る事になる。

フェイントは多すぎても効果はなく、逆に相手にカウンターを打たれる可能性もあるので、適度に相手の動きを見て冷静に対応をしていく事が必要不可欠である。


これは私が現役時代、ハワイで世界トップレベルの選手を見て学んだテクニックです。

日本では、ほとんどお目にかかった事はありません。

このテクニックを使える日本人選手で私が知っているのは、

元、東洋太平洋ミドル級チャンピオン・カシアス内藤

元、東洋太平洋バンタム級チャンピオン・金沢和良

元、日本ライト級チャンピオン・高山将孝

元、日本ライト級チャンピオン・バトルホーク風間

フライ級・中田三喜雄

(敬称略)


この人達がフェイント、ディフェンスにおいて世界トップレベルだと今でも思っています。

なぜなら、この人達がジムワークにおいて、海外の世界チャンピオンとスパーリングを行っても余裕でパンチをかわしていたのを何度も目撃しているからです。


フェイントもディフェンスと同じ様に必要で、2つが揃うと大変強力な武器として試合の流れを変える事ができるのです。

今回は、ドネアVSマセブラについて書いていきます。


※相互リンクしている息子HUEYの今試合の記事はこちらから↓

「ノニト・ドネアVSジェフリー・マセブラ」

http://ameblo.jp/ninjasinger/entry-11297409486.html

「ドネアがKOするために、マセブラが勝つために必要だったこと」

http://ameblo.jp/ninjasinger/entry-11297639185.html



ドネアのパンチの振りが大きいのは、いつもと同じです。

一発一発パワーのあるパンチを出して、たまたまそのうちの一発がヒットしたからダウンしただけで、そこからの追い込みが少し足りなかった。

多分いつでも倒せると思っていたのだろうが、最終ラウンドまで戦う事になってしまった。


ドネアは先天的にカンは良いので、今まではそれだけで相手を倒してきた。



ドネアの大振りは多分直らないと思います。

では、これからドネアはどうすれば良いのか。



①返すパンチを覚える(例えば右のパンチを空振りしたら、そのまま戻る勢いを使って左を打つ)。

返すパンチが大事なので、必ず小さくアッパーをやフックを返す。つまり一発で終わらせず二発、三発めで当てる練習をする。

どういう事かというと、全盛時の藤猛のように(みなさんが藤猛をご覧になった事があるかはわかりませんが、DVDやスカパーの過去のボクシング放送等で確認してください)、一発目を空振りしても返すパンチでKOする。時にはわざと大振りの空振りをして、返すパンチで倒す。



②左右のフェイントをもっと使う。

ドネアには、フェイントが全くない。

右ないし左でフェイントをした後、一気にステップインしてダブル又はトリプルのハードなストレートを打ちこむ事で、相手に大きなダメージを与える事ができるグー



③ステップを覚える。

ドネアは自信過剰でパンチに頼り過ぎているので、ステップを覚えると良いと思う。

ファイターにはファイター特有ステップというものがあるので、それを使ったリズミカルで出入りの速い動きを覚え、相手のパンチをかわし打たせないボクシングをする。

マイク・タイソンの全盛時を思い出してもらいたい。とてもヘビー級とは思えない軽やかなステップで上体を左右に振り、相手のパンチを絶妙にかわしアッという間に相手の懐へ入り左右のアッパー、フックで相手を一気に叩き潰す。ステップワーク、ウィービング、ヘッドスリップを使う事でこういう動きが可能になる。

まだタイソンを見た事が無い人は是非一度ご覧あれ!「ワイルドだぜ~!」


以上今回はドネアを中心に解説をしてきましたが、これからは各テクニックについての詳しい記事も書いて行こうと思います。

試合の初めから、リゴンドーの凄さを感じた。

今回は1ラウンドで勝負は見えていた。あとは、どのようにして、何回で仕留めるかだけであった。

リゴンドーの動きそのものはスローだが、チャンスとなった時の瞬発力の凄さ、一瞬で距離をつめての的確なパンチ。今までにないタイプの実力の持ち主である。

サウスポーのセオリーなど全く無視!

サウスポーは本来、前足は相手の前足の外にしてジャブを出しながら右に回る。しかし、そのようなセオリーを全く気にせず相手に合わせて動きながら、一瞬にして自分のベストの位置に変えて瞬時にベストパンチを相手に打ち込む!これは、同階級王者のドネアにも西岡にも出来ないパンチである。

「チャンスの時に左を連打する!」というのは、「力強い連打による威圧感、恐怖感を相手に与える」として私がボクシング教室で教えてきた事です。

リゴンドーのようにサウスポースタイルで左ショートストレートを何発も続けて打つパンチは、あまり今の選手は使いませんが何故なのでしょう?!

私は現役時代、ジムのスパーリングではよく使いました。試合でも、ハワイにいた時に2~3度使いました。


※サイドからショートストレートを打つメリット

(サウスポーなら相手の左サイドに回っての左ショートストレートの連打、オーソドックスなら相手の右サイドに回っての右ショートストレートの連打)

①相手のサイドから打つので反撃されにくい。

②サイドからの攻撃はパンチの軌道が分かりづらいので、ディフェンスが難しい。

③相手の動きを止める効果がある。

④相手に目標を絞らせない。

⑤スタミナのロスが少ない。

⑥後の展開がコントロールしやすくなる。

⑦見ている以上に相手は委縮してしまい、動きに精彩がなくなる。


皆さんが思っている以上に、効果のあるパンチです。

そして思っている以上に、難しい攻撃です。日ごろからこのトレーニングしていないと、突然試合で使おうとして出来るものではありません。

さらに、リゴンドーが試合中に3~4回見せたパンチを打つフリをする仕草、これは実力の差が歴然としている事の証明である。

ケネディはヘビに睨まれたカエル状態であったと思う。


リゴンドーとドネア、西岡との対戦が非常に楽しみです。


※いつものように息子HUEYも記事を書いております。こちらは試合の流れ中心の記事となっております。

HUEYのブログ「忍者の歌」の今試合の記事URL。

http://ameblo.jp/ninjasinger/entry-11294790207.html