今回は、ドネアVSマセブラについて書いていきます。
※相互リンクしている息子HUEYの今試合の記事はこちらから↓
「ノニト・ドネアVSジェフリー・マセブラ」
http://ameblo.jp/ninjasinger/entry-11297409486.html
「ドネアがKOするために、マセブラが勝つために必要だったこと」
http://ameblo.jp/ninjasinger/entry-11297639185.html
ドネアのパンチの振りが大きいのは、いつもと同じです。
一発一発パワーのあるパンチを出して、たまたまそのうちの一発がヒットしたからダウンしただけで、そこからの追い込みが少し足りなかった。
多分いつでも倒せると思っていたのだろうが、最終ラウンドまで戦う事になってしまった。
ドネアは先天的にカンは良いので、今まではそれだけで相手を倒してきた。
ドネアの大振りは多分直らないと思います。
では、これからドネアはどうすれば良いのか。
①返すパンチを覚える(例えば右のパンチを空振りしたら、そのまま戻る勢いを使って左を打つ)。
返すパンチが大事なので、必ず小さくアッパーをやフックを返す。つまり一発で終わらせず二発、三発めで当てる練習をする。
どういう事かというと、全盛時の藤猛のように(みなさんが藤猛をご覧になった事があるかはわかりませんが、DVDやスカパーの過去のボクシング放送等で確認してください)、一発目を空振りしても返すパンチでKOする。時にはわざと大振りの空振りをして、返すパンチで倒す。
②左右のフェイントをもっと使う。
ドネアには、フェイントが全くない。
右ないし左でフェイントをした後、一気にステップインしてダブル又はトリプルのハードなストレートを打ちこむ事で、相手に大きなダメージを与える事ができる
③ステップを覚える。
ドネアは自信過剰でパンチに頼り過ぎているので、ステップを覚えると良いと思う。
ファイターにはファイター特有ステップというものがあるので、それを使ったリズミカルで出入りの速い動きを覚え、相手のパンチをかわし打たせないボクシングをする。
マイク・タイソンの全盛時を思い出してもらいたい。とてもヘビー級とは思えない軽やかなステップで上体を左右に振り、相手のパンチを絶妙にかわしアッという間に相手の懐へ入り左右のアッパー、フックで相手を一気に叩き潰す。ステップワーク、ウィービング、ヘッドスリップを使う事でこういう動きが可能になる。
まだタイソンを見た事が無い人は是非一度ご覧あれ!「ワイルドだぜ~!」
以上今回はドネアを中心に解説をしてきましたが、これからは各テクニックについての詳しい記事も書いて行こうと思います。