映画レビュー:『Evidence』ネタバレ編
『Evidence』(2011年/米)レビューの続きです。
思いっきりネタバレしているので、
展開を知りたくない人は以下は読まないようにしてください
問答無用のハイテンションで突き進むラスト30分。
ラスト30分と言いつつ、本作の上映時間は80分弱しかないので、
ここからの逃走劇がほぼ半分を占めているわけですね。
キャンピングカーから逃げ出したアビーとアシュレーの二人は
ライアンの惨殺死体を発見。
体を引き割かれて内臓ズンボロボンです。

しかし悲しんでいる暇はありません、とにかく逃げなければ
走り続けた二人は、山中に不釣り合いな広場に辿り着きます。
工事車両なんかも停まっていて、ちゃんと街灯も点いており、人がいそうな雰囲気。
誰かいるかしらんと「Hello!」と呼びかけると、
「ここは立ち入り制限エリアです」というような場外アナウンスが流れ始める。
ワケが分からず戸惑う二人の背後から迫る黒い怪物!

アナウンスに続いてサイレンが鳴り響き、いきなり銃撃が始まります。
人がいるのなんかお構いなしの銃弾の雨あられに、ひいこら逃げる二人。
撃って来た連中の姿は見えませんが、飛び交う会話の内容からどうやら軍隊のようです。
近くにあった建物の中に逃げ込んだ二人を、怪物は執拗に追いかけてきます。
この怪物、どうやら複数いるようです。

なおも逃げ続けた二人は、広大な地下施設みたいなところに出ます。
そこで手術着を着た男と遭遇。
コイツはちょっと挙動が怪しいですが、藁にもすがる思いでその後について行きます。

と、突然、「うがーっ!」と奇声を発しながら半裸の男が襲い掛かってきました!
ひぃっ!

半裸の男は、駆けつけた軍人さんに撃たれて死亡。
怪物から逃げていたと思ったら頭のおかしい奴に襲われていて、
主人公たちも視聴者も頭の中は「???」だらけです。
アビーたちは軍人さんの運転するトラックの荷台に乗り込み、その場を離れますが、
先程の半裸の男と同じように「ウガーッ!」と言いながら
ガスマスクをかぶった男やら血まみれの男やらが全速力で追いかけてきます。
コイツらは映画『28日後…』の感染者を想像してもらうと良いかと。大体あんな感じです。

アビーたちの乗った車は事故ってしまい、
追いかけてくるガイキチさん達の群れを銃で撃退しながら
軍人さんの先導で建物の中へ逃れます。
何やら研究施設っぽい建物の中にはやっぱり死体が転がってます。
そんな中で生存者の女を発見しました。

アビー、アシュレー、軍人、生存者の女の計四人で先へと進みます。
「キシャーー!」と鳴きながら巨大な虫みたいなのが這い寄ってきたりしますが、
これも銃で撃退。

キーロックを解除して進んだ先は、手術室か実験室か、そんな感じの場所で、
半壊した室内には妊婦の死体が横たわっています。
その下腹部はムニョムニョ動いて血が噴き出したりして、
明らかに人じゃない何かが産まれそうな雰囲気です。

襲い来るガイキチたちを撃退しながら進む一向の前に別の軍人たちが現れます。
「武器を捨てて床に伏せろ」言うが早いか、銃撃してきました。
黒い怪物やガイキチたちに向けての発砲のようですが、
その場にいるアビーたちなんか知ったこっちゃないとばかりに撃ちまくり。
手榴弾まで投げてきて、これで同行の女が爆死。

パニック状態で逃げるアビーたちに襲い来るガイキチや怪物たちを、
「逃げろ!」と同行の軍人さんが迎え撃ちます。
ひたすら逃げるアビーとアシュレーの前に黒い怪物が立ち塞がります。

しかし怪物は既に銃撃を浴びて瀕死の状態だったようで、その場にブッ倒れます。
安堵した刹那、流れ弾が当たってアビーの頭が吹き飛び死亡。どアップで豪快に吹き飛びます。
一人残ったアシュレーは梯子を上って地上へ。
既に日が昇り明るい空を何機ものヘリコプターが飛び交っており、地上を機銃掃射してます。
全力疾走で走ってくるガスマスクやらガイキチたちは、
ヘリからの銃撃でバッタバッタと倒れて行きます。
その中を死に物狂いで駆け抜けるアシュレー。

アシュレーは救助のために着陸したヘリに乗り込み、ついにこの場から逃れました。
飛び立ったヘリから見下ろすと、死屍累々が横たわっているのが見えます。
ヘリの搭乗員がアシュレーに声を掛けます、
「もう大丈夫だ」
ここからエンドロールが始まりますが、映像はまだまだ続きますよ。
このエンドロールで映し出されるのは、主人公たちが撮影した映像ではなく、
軍(だと思う)が撮影したもので、アシュレー回収後の顛末が断片的に映し出され、
全然大丈夫じゃなかった結末を迎えます。
最後までお見逃しなきよう。

とまぁ、そんな映画なんですが!!
こんな展開になろうとは、前半で予想できた人はまずいないでしょう。
ほとんど別の映画と化してますw
が、この30分に及ぶ逃走劇がテンポ良くて面白いんですよ。
私なんか、観終わってすぐにもう一回見返したくらいです。
『Rec/レック』や『クローバーフィールド』が好きな方には特にオススメですよ。
思いっきりネタバレしているので、
展開を知りたくない人は以下は読まないようにしてください

問答無用のハイテンションで突き進むラスト30分。
ラスト30分と言いつつ、本作の上映時間は80分弱しかないので、
ここからの逃走劇がほぼ半分を占めているわけですね。
キャンピングカーから逃げ出したアビーとアシュレーの二人は
ライアンの惨殺死体を発見。
体を引き割かれて内臓ズンボロボンです。

しかし悲しんでいる暇はありません、とにかく逃げなければ

走り続けた二人は、山中に不釣り合いな広場に辿り着きます。
工事車両なんかも停まっていて、ちゃんと街灯も点いており、人がいそうな雰囲気。
誰かいるかしらんと「Hello!」と呼びかけると、
「ここは立ち入り制限エリアです」というような場外アナウンスが流れ始める。
ワケが分からず戸惑う二人の背後から迫る黒い怪物!


アナウンスに続いてサイレンが鳴り響き、いきなり銃撃が始まります。
人がいるのなんかお構いなしの銃弾の雨あられに、ひいこら逃げる二人。
撃って来た連中の姿は見えませんが、飛び交う会話の内容からどうやら軍隊のようです。
近くにあった建物の中に逃げ込んだ二人を、怪物は執拗に追いかけてきます。
この怪物、どうやら複数いるようです。


なおも逃げ続けた二人は、広大な地下施設みたいなところに出ます。
そこで手術着を着た男と遭遇。
コイツはちょっと挙動が怪しいですが、藁にもすがる思いでその後について行きます。


と、突然、「うがーっ!」と奇声を発しながら半裸の男が襲い掛かってきました!
ひぃっ!


半裸の男は、駆けつけた軍人さんに撃たれて死亡。
怪物から逃げていたと思ったら頭のおかしい奴に襲われていて、
主人公たちも視聴者も頭の中は「???」だらけです。
アビーたちは軍人さんの運転するトラックの荷台に乗り込み、その場を離れますが、
先程の半裸の男と同じように「ウガーッ!」と言いながら
ガスマスクをかぶった男やら血まみれの男やらが全速力で追いかけてきます。
コイツらは映画『28日後…』の感染者を想像してもらうと良いかと。大体あんな感じです。


アビーたちの乗った車は事故ってしまい、
追いかけてくるガイキチさん達の群れを銃で撃退しながら
軍人さんの先導で建物の中へ逃れます。
何やら研究施設っぽい建物の中にはやっぱり死体が転がってます。
そんな中で生存者の女を発見しました。


アビー、アシュレー、軍人、生存者の女の計四人で先へと進みます。
「キシャーー!」と鳴きながら巨大な虫みたいなのが這い寄ってきたりしますが、
これも銃で撃退。

キーロックを解除して進んだ先は、手術室か実験室か、そんな感じの場所で、
半壊した室内には妊婦の死体が横たわっています。
その下腹部はムニョムニョ動いて血が噴き出したりして、
明らかに人じゃない何かが産まれそうな雰囲気です。

襲い来るガイキチたちを撃退しながら進む一向の前に別の軍人たちが現れます。
「武器を捨てて床に伏せろ」言うが早いか、銃撃してきました。
黒い怪物やガイキチたちに向けての発砲のようですが、
その場にいるアビーたちなんか知ったこっちゃないとばかりに撃ちまくり。
手榴弾まで投げてきて、これで同行の女が爆死。


パニック状態で逃げるアビーたちに襲い来るガイキチや怪物たちを、
「逃げろ!」と同行の軍人さんが迎え撃ちます。
ひたすら逃げるアビーとアシュレーの前に黒い怪物が立ち塞がります。

しかし怪物は既に銃撃を浴びて瀕死の状態だったようで、その場にブッ倒れます。
安堵した刹那、流れ弾が当たってアビーの頭が吹き飛び死亡。どアップで豪快に吹き飛びます。
一人残ったアシュレーは梯子を上って地上へ。
既に日が昇り明るい空を何機ものヘリコプターが飛び交っており、地上を機銃掃射してます。
全力疾走で走ってくるガスマスクやらガイキチたちは、
ヘリからの銃撃でバッタバッタと倒れて行きます。
その中を死に物狂いで駆け抜けるアシュレー。

アシュレーは救助のために着陸したヘリに乗り込み、ついにこの場から逃れました。
飛び立ったヘリから見下ろすと、死屍累々が横たわっているのが見えます。
ヘリの搭乗員がアシュレーに声を掛けます、
「もう大丈夫だ」
ここからエンドロールが始まりますが、映像はまだまだ続きますよ。
このエンドロールで映し出されるのは、主人公たちが撮影した映像ではなく、
軍(だと思う)が撮影したもので、アシュレー回収後の顛末が断片的に映し出され、
全然大丈夫じゃなかった結末を迎えます。
最後までお見逃しなきよう。


とまぁ、そんな映画なんですが!!
こんな展開になろうとは、前半で予想できた人はまずいないでしょう。
ほとんど別の映画と化してますw
が、この30分に及ぶ逃走劇がテンポ良くて面白いんですよ。
私なんか、観終わってすぐにもう一回見返したくらいです。
『Rec/レック』や『クローバーフィールド』が好きな方には特にオススメですよ。