先日、お知らせしたとおり、再編集版を随時アップしていきます。
新しい記事扱いで、日付も新着扱いにすることにしましたので、ご了承ください。
で、肝心のドラマですが、とりあえず、うちの「裏窓」で一番人気の記事からあげたほうがいいかな、と思い、『美しい彼』をトップバッターに選びました。
いつもの【おことわり】の文章も若干変えてま〜す![]()
これは、2023年5月から投稿しはじめた『美しい彼』の再編集版です。
【おことわり】
こちらの再編集版は、便宜的に1話からの内容に沿って進めていきますが、筋追い版のように、細かく時系列にそって、筋、シーン、セリフなどを追ったものではありません。
ご好評をいただいていたびびのピンク字(雑感)や、紺字(登場人物の心の声=捏造
)をメインに、好きなシーンや語りたい場面などにスポットを当てた、必要以上に思い込みの強いレビューです。
やむなく削ぎ落とした部分の補填につきましては、皆様のドラマ愛に甘えさせていただきたいと思います。
大好きなドラマの内容をよりよく把握するために、映像上、見えたり聴こえたりしている中に隠された意味、メッセージ、演出の行間を解釈したり、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露が中心です。
当然、視聴済みを念頭に置いた完全ネタバレが前提となります。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『美しい彼』
~Utsukushii Kare~ 2021年(日本)全6話
原作:『美しい彼』 by 凪良ゆう
このドラマを取り上げた当時、コメント欄でもいただいたとおり、
>原作、Blu-ray、ドラマ一期、二期、映画、網羅している者としては狂喜乱舞💃
そうですよね、そうなんですよ、このドラマのファンの方はおそらく、そういう方々が多いのではないか・・・と思います。
月並みな言い方ですが、ホント中毒性あるので・・・。
思えば、当時の私は、この『美しい彼』のことばかり考えてました。
恋してました。
2026年になった今でも、その気持ちはすぐに蘇り、 涙が出そうです。
↓この歌《【美しい彼】ロス 「Folliw」》と、
この画面をサムネにした人、天才じゃん! 『美しい彼2』の“Bitter”も作って欲しかった!
このドラマの場合はちょっと特殊で、4話くらいまでは、基本、“ひら”の視点で進み、合間合間にモノローグも挟むので、“ひら”を通した“きよい”という一面がまず表層にあるんですが、そこには、“ひら”が関与しない“きよい”だけの時間軸もあるわけです。
映像になってない部分は、それこそ推し量るしかありません。
特に、5話の視点変更のためにも、1~4話にこそ、視聴者は“きよい”をどう捉えておけばいいのか、という視点が必要なのでは、と気づきまして、その層を作っておかないと・・と思った次第です。
実際、上手くまとめきれてない気もしますが、そこはもう、皆様のベースにある視聴知識に甘えさせていただき、ある程度、私の目を通した“ひら”、“きよい”の人物像をかいつまんでお届けしようと思います。
この二人にしか成し得なかった珠玉の時間が、世俗にまみれた私の心のささくれに染み渡る、そんな二人の、高校最後の一年をきっかけにしてはじまった、“ひらきよ”の物語です。
【1話の“ひら”】
主人公 平良 一成(ひら かずなり)のモノローグで始まる第一話。
少年時代から、無口で内向的な子供だったと、自分を語る“ひら”が、実は、優れた観察力を持っていて、かなりの情報量の断片を切り取ることができ、 心のなかでは、ドラマのモノローグで語られるよりも、実に多彩な言葉があふれ出ている高校3年生の男子だということがとてもよくわかる冒頭ですね。
学校カーストの最下層にいると自認する 17 歳の平良一成“ひら”は、
(演:萩原利久)
緊張した状況で口を開けば、言葉につまる自分の存在をできるだけ他人に知られたくないため、常に目立たないように努めている。
趣味でも持てば、と両親に薦められたカメラのレンズを通した世界を時折覗きこみながら、周囲と一線を画し、存在感なしの透明人間として生きてきたという“ひら”のことを、私は淡々と見てました。
最初は、自分を奇異に思う人たちからの視線を避けるために、透明人間みたいに存在感を消す道を選んだのかもしれないけれど、今となっては、“ひら”も、その人たちのことを目に入れず、透明化しているような感じがしたから。
透明人間でいることを望む彼が、目に入れたいと願うのは、レンズを向けた先のファインダー越しの世界。
自分自身が画角にいない世界。
そこにいる人たちでさえ透明になった世界。
風景しかり、気になった無機質なものしかり、そして、排水溝でぷかぷかしている、あひる隊長もまたしかり。
心を投影でき、心に反応するものに、焦点を合わせながら、「美しいもの」、「心地よいもの」をどこかで求めている。
〈悲しいことに、今まで一度も、心から「綺麗」だと思えたものを見たことはない。〉
突然、そうなってしまったのではなく、17年間という年月で培った彼の個性だから、それはそれは根が深い。
高校生活も残り1年ということで、親の転勤についていかず、亡くなった祖父の家での、一人暮らし。
この、縁側のある古い平屋のおじいちゃんちが、また、このドラマの舞台としては、超主役級。
実はこれも、“ひら”にとってのひとつの転機。
あと1年2年、転勤の話が早ければ、両親と一緒に、彼はこの地を離れていたであろうことを思うと、人生、タイミングって大事よねぇ。
でも明らかに、心の眼が清居奏(きよい そう)を見つけたこと、これが、“平良一成”史上、最大の転機。
<綺麗だ>
いつまでも、いつまでも目が離せない。
始業式の朝、遅刻してきた清居奏“きよい”の登場により、地獄のような自己紹介タイムが有耶無耶になり、救われたと感じる“ひら”。
(演:八木勇征)
“きよい”は、黙ってたっているだけでも華がある人気者。常に、クラスメイトに囲まれ、圧倒的な存在感を放っている。
“ひら”は、高校最終学年になってはじめて、自分とは対極にいる、カーストの頂点に君臨する彼の存在を知ったのね。
ひたすら、“きよい”の存在に圧倒され、心の準備なく、予期せぬところで見かければ驚愕し、身体は硬直する毎日。
彼を綺麗だと思う瞬間は、それからも数多く訪れる。
たとえ、どんなに“きよい”にキモがられようとも、キング“きよい”に仕える忠実な僕(しもべ)というポジションを得て、嬉々として応える“ひら”のたゆまぬ努力は続く。
放課後の掃除だって、ファミレスの場所取りだって、日々の使いっパシリだって、すべては“きよい”の側にいるために!!
何はなくともジンジャーエール!
高校の自販機に、ジンジャーエールですと?![]()
時代が違うんだな、としみじみ思ったよ(笑)
パシリで得たおつりでアイスでも買え、と、“きよい”に言われても、「アイスなんか、買うもんか」と、磨き上げたフラスコに貯めたおつりでさえも宝物。
傍目には、ただの貯金!🤭
“ひら”のスーパーネガティブなマインドの中に、一部分でも、スーパーポジティブが共存するようになったことは
!(笑)
若手スターの登竜門的なコンテストに清居がエントリーしていることを知り、“きよい”の特別感に、ますます想いを募らせるあたり、青春モノの匂いがすごく漂いますよね。
ある日、街中で“きよい”を見つけ、反射的にあとを追うのも、当然といえば当然。ファインダーの中にいるべき、被写体をとらえただけのこと。
外ロケのシーン続くんですけど、ロケ地情報要ります?(笑)
ここのシーンなんて、ロケ地は突如、池袋(笑)
こんな職質まっしぐらな青年を警視庁はよく見逃してくれたものです。
(会員制ダンススクールのある雑居ビルには、ちゃんとストビューで行けました(笑))
ああ、これも外せない、神社(聖地:牛倉神社@上野原)のシーン!
わりと、日中、ひっそりとしてる風に撮ってるけど、巨木の存在感といい、境内もわりと広めに見えるよね。
人知れず、ダンスのレッスンに通う“きよい”のあとをついていったことがバレてしまい、“きよい”に大激怒されちゃう“ひら”。
清居「他の奴に言うなよ、ダンス通ってること」
平良:そうか、これが伝えたかったのか
努力していることをみんなに知られるのが嫌なのだ と推測する。
普通は、好きな人=“きよい”の気持ちを知りたくて悩んじゃうのに、“ひら”の場合は、なぜ、自分ごときを相手にするのか、という疑問を解消するために考えるから、話しはおかしくなっちゃうのよ。
言わないよ、家でも学校でも一人だから、と、事情を説明した時は、とってもリラックスして、言葉がスムーズだったね。
平良「口が裂けても言わない」
清居「言わないと殺すって言われたら?」
平良「殺されるよ」
動じることなく、事も無げに答える“ひら”の言葉は、大袈裟でも嘘でもなく。
清居「キモっ!」
なんて、濃密なやりとりなんでしょう!(笑)
ジンジャーエールを飲む“きよい”があまりにも美しくて、写真に撮る“ひら”。
二度と撮るな、と言われたけれど、もう遅い!
ずっと“美しいもの”を撮りたいと渇望していた“ひら”の心の眼が、“きよい”の本質を撮ってしまったから。
こんなふうに、誰かをしっかり見つめたことなどなかったこと。
見えていた世界が変わったこと。
ちゃんと、“きよい”とのやりとりの中で、自分の変化をも冷静に分析できてたのね。
“きよい”の写真を見ながら、胸が焼かれる心の熱さの正体に気づく“ひら”。
現状を打破できない、打破をよしとしない“ひら”のポンコツぶりは、言葉にすると、陳腐かもしれないけれど、でもまっすぐすぎて、とてもいとおしい。
なにしろ、“きよい”(写真)をお◯ずにしちゃうなんて、彼が求めるものは、頭で作り出した幻想でも信仰の対象でもなく、リビドーをぶつけたい相手、生身の“きよい”なのだと、こんなにわかりやすく訴える方法が他にある?!
後々、“ひら”はそれをきちんと把握できておらず、罪悪感と表現するんだけど、私ですらわかるのに、なぜ、本人の“ひら”はその崇高な感情や本能を認めようとしないんだろうか?
1話のラストの、写真を見てる時から聞こえてた“ひら”の抑えきれない息遣いと、ふとんをひっかぶっただけで見せてきた表現を踏まえたうえで、私は「このドラマ、期待できる!」と好ましく思ったよ!(笑)
【1話の“きよい”】
新学期、校舎の廊下では、舞うはずのない桜の花びらと共に登場した清居奏(きよい そう)に対し、正直、私は、“ひら”ほどは、感銘を受けなかったのです。
え~、こんなに印象的な登場シーンなのに?と思われるかもしれません。
この子がタイプじゃなかったから、とか、そんな理由じゃなく、これは、なにを意図したフィルターだ?っていう疑問が先にたったのかもしれません。
(今の私には、この二人をネガティブに評価する尺度はないので、安心してください!(笑))
みんなの人気者というより、一歩も二歩も世の中から距離を取っていて、それでも、自己紹介を求められれば、テキトーに返し、周囲を突き放すところまではしていない。
アウトローや一匹狼を気取るタイプでもなく、どことなく、無理をしてるようなアンバランスな印象。
“ひら”が口にする“キング”という称号も、ちょっとどこか、合わない気がしちゃったのよ。
・・・“ひら”には、そんな“きよい”の佇まいが、気高く孤高で、威風堂々としていて、とにかく“美しく”見えたってことらしい。
まぁ、それは、ひとそれぞれ。
ここでのポイントは、“きよい”の席かな!!
窓際の最後列!
令和の時代でも、この席は、2次元3次元の虚構の世界では、座る人間を選ぶ席だってことが、なんか嬉しい!
この席に座ってる清居奏は好き!
陽の光、フワッとした髪、存在してるのにそこだけが儚げな異空間。
“キモい” “ウザい”
二言目には、そういうけれど、“きよい”は“ひら”を見下してるわけじゃない。
その時は、本当に思ったことを、“ひら”には、口にしてるだけ。
“ひら”に遅刻してきてくれてありがとう、なんて、頭を下げられて、ますます意味がわからない。
でも、興味を持ったのは確か。
周囲にも、今までの人生においても、“ひら”みたいな存在はいなかったから。
実際、掃除当番が決まったあたりから、“きよい”は、本当に、よく“ひら”を見ている。
ちゃんと認識している。
無造作に、電話番号も教えちゃうし。。
でも、“ひら”を見下すクラスメイト“吉田くん”を恫喝するあたり、“きよい”はすでに、“ひら”を囲い込み始めてる。
俺はいいけど、お前(ら)はダメだ!
ま、この段階では、見た目には、単なる下僕の独占と言えなくもないけど、はたして、本当にそうなのか?!
“ひら”に対する特殊な独占欲がすでに発動されていたのだ、と見れば、ドラマ的にはムフフだけど、そもそも、“きよい”は“ひら”を下僕だと思ったことなんてない。
実際、“ひら”の「ストーキング行為」は、人によったら、それだけで、本気で拒絶されても仕方がないレベルかもしれないのに、“きよい”には、“ひら”の中に、自分の脅威となりえる要素がないことだけは感覚でわかってるんだよね。
嬉々として“きよい”の下僕になりたがる“ひら”が、一番、この話をややこしくしてるんだ、と思う。(笑)
“ひら”が言葉につまっても、ことさら、目を背けたり、同情を寄せたりするわけでもなく、めんどくさい、お前と話してるとイライラする、とはっきり言いつつ、だからと言って、会話を急かしたり、終わらせることもない。
「テキトーに待ってるし・・・」
“ひら”のようなタイプの人への対処なんてわかってるようには思えない“きよい”が、ちゃんと出来ちゃってるところが、根っこの部分で優しくまっすぐな人なんだろうな、って、私も大概、甘いな。(笑)
“ひら”が、家の中でも外でも、ひとりきりだ、ということに、理解したような反応を見せる。
「へぇ、そういうこと・・」
ここで、やっと、“ひら”から聞き出せたことに納得がいったというか、理解できたというか、会話が成立した感じもよかったです。
気づけば、“ひら”の存在が誰よりも大きく、鮮明になり、どこかで受け入れてる“きよい”がおかしい。(笑)
やっぱり、“きよい”も“ひら”が気になる存在だった証。
(ダンスの練習に通ってること)他の奴に言うなよ、という言葉で、自分の秘密を共有させる。
平良「口が裂けても言わない」
清居「言わないと殺すって言われたら?」
ここで、“きよい”のドアップ!
この時の“ひら”から見た“きよい”は、本当に本当に、命を捧げても惜しくないほど美しい。
このアングルがなければ、信ぴょう性にかけてしまう!
但し、この下からの“アップ”のアングルは、“きよい”のほうから仕掛けた美こそ正義な威圧と挑発のダブルコンボのようでいて、実は、心の奥底で“ひら”の吸引力(ダイ◯ンではなく、フェロモンの方)にまんまと惹き寄せられ、自分から寄っていってる“きよい”が反映されてて、ほんと、よく考えられている。
平良「殺されるよ」
まさか、そんな返事が戻ってくるなんて、思わなかったんだろうね。
激しい言葉で“ひら”を挑発したはずなのに、答えを聞いて、実際に動揺してるのは、あなたのほうですよ、“きよい”さん。
そして、この時の“ひら”の視線、“きよい”にとって特別なものになった気がする。
いきなり写真を撮られたけれど、それは、まだ、“ひら”との心のキャッチボールにはなりえていない。
だから、今はまだ不快。
清居「お前、うざい」
口をひらけば、「綺麗だ」としか言わない“ひら”に、ますます、混乱する“きよい”(笑)
なんなんだよ、あいつ!!
この、背中のオーラ!!(笑)
これはどっちも、拗らせタイプと見た!
★第1話レビューはここまでです★
記事を新しくすると、つけてくださっていたコメントも消えてしまうので、できる限り、残したいと思います。
但し、本文への取り上げとコメント欄では前提が違うことを踏まえ、アカウント名や内容の一部など、伏せさせていただきます。
コメント欄やDM(ダイレクトメッセージ)だから言えるとかあるもんね![]()
元記事にて、コメント欄・DMに寄せられた皆様のお声(アカウント名/お名前省力・文章の一部抜粋あり)
1話ではまだ
”きよい”からすれば
オドオドしてる”ひら”の態度からも
自分を気に入ってるなんて微塵も
わかってないし(知らないし)
変な奴だ(キモイ・ウザイ)とは思っていても
写真を撮られて
「二度と撮んなよ」とはいうけれど
撮ったものを「消せ」とは言わないんですよね。
吉田くんへの態度からしても
”きよい”は根本は優しいやつなのだと
私も感じました。
この辺りは「学園ドラマ」を観る感じですかね。
裏窓と一緒に
忘れてる部分を思い出しながら
再視聴していきます。
外国のBLドラマばかりだと思っていたので、「美しい彼」が読めるなんて嬉しいです。
これでいつでも平良くんと清居くんに会えるし、読み返せます。
びびさんの選ぶ写真が大好きです。こんな表情してたんだとはっとする時があります。
これからも楽しみにしてます。













