どうしよう、やり始めたら止まらない。
みなさま、こんばんは!
日曜日の夜ですが、明日は祝日なので、のんびりされている方も多い感じですかね?
いつもは、予定投稿という設定にしていて、ほったらかしでも勝手に記事が投稿されるようにしているんですが、今日は、リアルタイムで、記事をあげようと思います。
なにしろ、久しぶり過ぎて、ドキドキしちゃって(笑)、「投稿する」という緑のボタンを直接、自分で押してみたくなったからです。
一応、19:00目標(笑)
・・・ということで(前記事参照 )
『猟罪図鑑』については、多少、間隔があくかもしれませんが、従来の筋追いのスタイルで、のんびりやって行こうと思います。
ちなみに、9話は、ちゃんと最後まで訳せたので、少なくとも#9-4までは、このまま続きます(笑)
結局、このスタイルだと慣れ親しんでいるので、楽なんでしょうね。
やっぱり、身体が覚えている自転車は頭も使わず、漕げば着くってことです。← なんの比喩?
その代わり、合間合間に、別途視聴したドラマの感想も入れ込みたいな、と思ったりもしています。
割り込み御免システムを作っていて、ホント良かった(笑)
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin
2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022
45分×全20話
脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao
演出: Xing Jian Jun
前記事未読の方は、こちらから
#EP9-1
~北江分局 杜城の部屋~
(前話にて)様子がおかしかった沈翊のあとをつけ、沈翊が抱えてきた苦しみに触れ、ようやく、本当の意味で、沈翊と向き合う覚悟を決めた杜城。
無言で、ロッカーの前に立ち、鍵をあける。
沈翊に見せるように、一歩、下がった杜城。
開かれた扉の中には、杜城が厳重に鍵までかけて管理してきた、雷一斐(レイ・イーフェイ)隊長殺害に関する事件のすべてがつめられた、いわゆる“祭壇”が設えらえてあったのです。
思わず、息を呑みつつ、吸い寄せられるように、前に進み出る沈翊。
おびただしい事件資料の数々。
これらを見る限り、おそらく、人身売買が発端となっているっぽい。
一見、関連性のない未解決事件でさえ、丹念に掘り起こしてきたであろう、杜城の執念が凝縮された空間でした。
沈翊「この資料・・・俺の想像をはるかに超えてる・・・」
圧倒されている沈翊。
杜城「絶対、このままで終わらせるものか・・」
その一念をかけた杜城がこれだけ時間をかけて調べても、まだ、具体的には解明できていない奥の深い事件だということなのです。
警察官になったばかりの頃、制服姿で撮った写真立てを手に取る杜城。
杜城「あの人がいなかったら、俺はここにいなかった・・・」
~回想~
10代の頃の杜城、生意気盛りで血気盛ん。
とはいえ、まだまだ、体つきも細くて、杜城の面影なし(苦笑)
街の不良たち相手に、地下道でお決まりのようなケンカ。
どうやらよくよく見れば、多勢に無勢。
やられた友人を救おうと、慣れない様子でナイフを振り回しながら応戦してるって感じです。
常習的にやりあってる感じでもなさそう。
そんな若き杜城くんの手首を難なくひねりあげたのが、通りかかった警察官のレイ・イーフェイ。
杜城「なにすんだよ!」
不良たち「レイさん・・・」
街の不良たちにすれば、レイは頭のあがらない存在。
レイ「失せろ!」
やべぇ・・とばかりに、さっさと逃げていきました。(笑)
言い換えれば、レイのことを知らなかった杜城は、そこまで、本格的に警察に厄介になっている存在ではなかったってことでしょう。
杜城「放せよ!!」
全身で反抗を続ける杜城の手首を捕まえたまま、表の公園まで引っ張ってくると、
自販機でペプシを買ったレイ。
ガコン、と音を立てて落ちた缶を手に持ち、そのまま、ナイフを杜城の手から叩き落とすと、冷たい缶を杜城の顔に押しあてる(笑)
一連の動きに、全く無駄がない。
慣れてるねぇ(笑)
レイ「まったく気の荒い小僧だ。頭、冷やせ!」
ペプシの冷たさに、徐々に戦意喪失していった杜城の様子を見て、思わず笑みをこぼすレイ。
この人は、ちゃんと、人を見ることができる警察官だったのね。
あれ・・結局、あの友達は放置?(笑)
そして、月日は流れ・・・
刑警隊のフロアに現れた新人警官を一瞥し、行き過ぎようとしてから、なにかを感じたのか、立ち止まり、その顔を凝視するレイ隊長。
レイ「杜城か・・・」
照れくさそうに、小さく頷く杜城。
レイ「本当に、警官になったのか?」
意外過ぎて、半分、呆然となっているレイの口調に、笑いながら頷く杜城。
レイの驚く顔が見たくて、サプライズだったっぽい(笑)
レイ「新人が入ってくるとは聞いていたが、お前だったのか・・」
敬礼する杜城。
杜城「報告! 必ずやレイ隊長の任務のお役にたちます!」
レイ「いつの間に、そんなにデカくなった?」
杜城「敬礼!」
レイ「なんで、警官になろうと思った?」
杜城「だったら、なんであの時、俺のことを放免したんですか?」
その質問返しのような答えを聞いて、満足そうに頷くレイ。
杜城「隊長が、俺に、この道へと導いてくれたんだ。あの人に会わなかったら、どこでどう野垂れ死んでいたかわからないよ」
そういって、写真立ての埃を指ではらう杜城。
沈翊「・・・・・・」
単なる上司と部下を超え、自分の指針となった大切な存在。
レイ隊長の警帽もここに祀ってあるんですね。
その下に、レイ隊長の名が記された事件ファイル。
紙袋に入ったそのファイルを、沈翊に手渡す杜城。
杜城「これが、担当していた最後の事件だ。」
沈翊「・・・・・」
杜城を見上げる沈翊。
杜城「あの年、レイ隊長はこの事件を解決し、表彰されたんだよ。それで、記者に取材されて、放映されたビデオの最後に、あの人の幼少期の写真が大写しになったのを、あいつらによって発見されちまったんだ」
沈翊「・・・・・・・」
そう、今までにも何度となく登場してきた、あの黒い帽子の女が持参した例の写真です。
杜城「そして、あいつらは、お前のことも見つけ出したんだ」
そんな経緯があって、あの写真が自分の手元にやってきたのか・・と、知らなかった事実に言葉が出ない沈翊。
杜城「あの晩、俺が、あの人を飯に誘ったんだ。ちょうど、俺は別件で、何年も逃亡していた犯人を逮捕したところだったし、一緒に祝いたかったんだ。そうして、事件が起きた。・・・・あの日、俺があの人を誘わなかったら良かったんだ・・」
本当は、誰よりも、自分を責め続けてきた杜城。
沈翊のせいなんかじゃないことも、とっくにわかってたけれど、そうせざるを得なかったのね。
沈翊「君のせいなんかじゃないよ」
その日でなくとも、いずれ、レイ隊長は狙われた。
首を横に振る杜城。
杜城「わかってるよ。でも、誰かを責めずにはいられなかったんだ。」
沈翊「・・・・・・」
杜城「・・・この7年もの間、怒り狂った毒蛇が自分の心の中に巣食っているようだった。お前のことを責めるのは筋違いだってこともわかってた。でも、お前に再会した時・・・ただ、お前になすりつけたくて、お前を標的にしたんだ」
口許に笑みを浮かべながら、俯く沈翊。
誰かも知らず、自分が描いたレイ隊長の画が、その人自身の命を奪ったことを知ったあの取調室から7年。
全ては、あの日の杜城の慟哭を思えば、ちょっと理不尽に思えた八つ当たりくらい取るに足らないと、甘んじて受け入れてきた沈翊の表情に、泣きそうになる。
杜城「その考えを手放す時が来たみたいだな」
照れくさそうに、視線を外すと、口許に微かに笑みを浮かんでる。
いろいろあったけれど、この2人は今、ここに並んで立っていることを後悔してはいないでしょう。
恩讐を超えて、新たなフェーズに踏みいれたのね。
それはきっと、今まで同様、二人の未来に、深い同僚愛を育むであろうし、固い信頼を結ぶだろうし、新たな心の息吹を与えてくれるのでは・・・と予感させます。
杜城に向きなおる沈翊がまたまた、めっきり美人さん。
沈翊「杜城・・・」
杜城「・・・?」
沈翊「君に折り入って頼みがある」
場面変わって・・・
~プール~
いわゆる競技用の本格的なプールです。
杜城「本当にやるつもりなのか?」
二人が立っているのは、飛び込み台の上。
少し震えながら、手すりをつかむ沈翊。
そりゃ、ただでさえ、高所恐怖症。
※ いまとなっては、懐かしい藍心事件。すくみまくってたね。
確か、中の人も高いところは苦手だったのでは?
ヨットクラブで海に突き落とされる前までは、あの高所で足を投げ出していられたんだから、苦手になったのはそれ以降。
しかも(二度も)溺れて死にかけてるんだから、水に対して、恐怖心がないはずないです。
小さく頷く沈翊。
沈翊「生と死の境界を見つけなきゃならないんだ。あの日、俺は曹棟に海に突き落とされた。(海の中で)窒息しかけたその時、あの顔が見えた気がしたんだ。でも、はっきりと見える前に、意識を失ってしまった。」
杜城「だから、ここで試そうと?」
答える代わりに、羽織っていたシャツを脱ぎ、Tシャツ姿になる沈翊。
大きく息を取り込み、1歩前に出ると、覚悟を決めたように、足から水面へとまっすぐに落下する。
飛び込み競技用のプールは、国際的に水深5メートル以上って規約があるので、当然、底ははるか下。
水の中で、自分の体勢が落ち着くのを待ち、そして、静かに目をあける沈翊。
まさに、このドラマの主題歌の世界です。
深淵が広がる 闇に迷い
消えたのは誰か
無念か それとも裏切りか
真相は永遠に見つからないのか
混迷する世界で 白黒が絡み合う
誰も逃れられない
水の中で、パニックを起こしたように、身体がバタバタと動かしはじめた沈翊。
残り少ない空気が体内から洩れ出てしまう。
飛び込み台の上から、その様子を見ていた杜城が自分のシャツを脱ぎ捨てる。
なんの躊躇もなく、頭から、見事に飛び込む杜城。
そして、こちらの中の人も、実は高いところは苦手だと、どこかで読んだか、動画を見た気がします。
手をばたつかせている沈翊の腕を掴み、落ち着かせようとする杜城。
意識を失う直前、眼を見開いた沈翊。
手にした絵筆で 糸口を手繰り寄せ
俗世の混沌と苦悩を解き明かす
筆先は無言だが 偽りの仮面を剥がす
魂の真実を求めて 善悪の根源を辿る
暗雲が立ちこめても彼岸を目指す
真相こそ終着点
~飛び込みの準備台~
濡れたまま、ひざをかかえて、ただ静かに座っている沈翊に、
背後から近づいてきた杜城がタオルをかける。
杜城「風邪ひくぞ」
ぶっきらぼうな優しさにキュン。 ← 逆に、こういうのがいいのよ(笑)
沈翊から、少し離れた隣に腰を掛ける杜城。
沈翊「・・・・・」
まだ、水中での衝撃で、現実に戻ってこれてない感じ。
その時、杜城の電話に着信あり。
杜城「どうした?」
フォン「城隊、宝石店で強盗事件発生です」
杜城「わかった、すぐ向かう」
あらあら、ぬれねずみ状態の呆然自失な相棒が心配で、まだまだ一緒にいてやりたいのに、事件は待ってはくれず。(苦笑)
杜城「お前は最善を尽くしたんだ。たとえ(その女を)描けなくても構わないさ・・・俺は責めないよ」
・・・だそうです。気づいてないかもしれませんが、ちょい上から目線(笑)
そう言うと、沈翊を残して、事件に向かう杜城。
沈翊「・・・・・・・」
取り残された沈翊の表情が、これまた若干、重めです。
~宝石店~
フォンたちと一緒に、宝石店に入ってきた杜城さま、運転してきた延長で、サングラス、かけたままです。
今から捜査ですけど、視界、良好ですか?
見落とし大丈夫ですか?
大きなお世話だと思いつつ、人様の“見え方”についても、とても敏感になってるびびです(笑)
割れて、ガラスが粉々になっている商品ケース。
振り向き、店内の監視カメラに目を止める杜城。
おそらく、現場に入った段階で、こちらも一撃されてます。
再び、ショーケースに戻ってきた杜城。
ガラスの破片のひとつを取り除くと、商品ケースの淵に、血痕が一滴。
ここで、よく見ようと、サングラスを外した杜城。
そりゃ、外しますよねぇ(笑)
フォン「城隊、事件発生時に、店内には6名の客と3名の店員がいた模様です。死傷者はいません」
杜城の視線は、血痕に注がれたまま。
杜城「つまり、この血痕に見えるものは、強盗犯のものだということか・・・」
~沈翊の自宅アトリエ~
相変わらず、腰壁の上に座った“ホネ男”が苦悩のポーズを取ってます。
(しかもよくよく見たら、これ、棚じゃなかったのね・・・えへへ)
これが、沈翔の、内なる姿なのかな。(じゃ、“ホネ子”でも良かったかも。)
そして、陽の降り注ぐアトリエで、黙って真っ白なキャンバスに向かい合っている沈翊。
静かに立ち上がると、無造作に、群青の油絵の具の缶に手を突っ込み、手指につけたたっぷりの絵の具を払うように、キャンバスに振り飛ばす。
それを皮切りに、そのまま手に付いた絵の具を塗りこめていく沈翊。
キャンバス一面に何層にも重ねているのは、光がほとんど届かない海の底の、自分が体験した漆黒の闇と恐怖の再現。
画家としての、沈翊本来のダイナミックな描画スタイルをようやく見ることが出来ました。
まさに、格闘です。
ひだまりにいる白猫の“シャオシュエン”が、制作中の沈翊と、同じ空間にいるのに、ちゃんと距離を取ってるところがいいわぁ。
やっぱり、この子、賢い。
漆黒を思わせていた一面の群青は、沈翊が見上げた海面に近い蒼や青緑へと、光度や色味を変えながら、いつしか、あの日の海となって、沈翊の目の前に現れる。
重ねた絵の具をペインティングナイフで削り取っていくと、あたかも、海中に光が差し込まれたかのように、海の世界に奥行きが拡がっていく。
それは、沈翊の中で、7年もの間、深層の奥底に眠っていた記憶を一枚一枚、ヴェールを剥がすかのように削ぎ落とすと同時に、なにかを構築していく作業。
いつしか夜は更け、そして、また、アトリエに陽光が差しこむ時間になっても、その作業は終わらない。
これぞ、表現者が持つ、作品を生み出す際の、底知れないスタミナって感じです。
荒い息をしながら、ペインティングナイフを床に投げ捨てた沈翊。
そこに浮かび上がっていたのは、ずっとずっと沈翊が求め続けてきた眼・・鼻・・口・・・。
あのプールで、思い出せていたのね。
ここで切ります。
★『猟罪図鑑』Ep.09-1 雑感★
#3-1で、事件が一段落した晩、ロンユエ姐も言及してました。
ロンユエ「あなたは、私なんかよりも、よく知ってるはずよ。彼は利用されただけだって」
当時を知る(古株の)捜査員たちは、おそらくみんな知ってた。
沈翊はただ、画力を利用されただけで、何の悪気もなく、ましてや、レイ隊長の死に対して、責任などない、と。
ロンユエに言われるまでもなく、杜城としても、とっくに(沈翔の人間性に)惹かれていたんだから、
こうなることは当然の帰結。。
ええ、俯き加減で微笑んじゃってた沈翊には、杜城の子供っぽさと可愛さくらい、ちゃんとお見通し。
だけど、あえて言わないの。![]()
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最初から、沈翊はずっと大人な対応を取ってたのに対して、この期に及んでもなお、ちょっと上からな杜城。
それもこれも、少しずつ、変化していくでしょう。
さて、この二人、新章に入りました。
改めて思ったのは、もろもろ制限あれど、“友達以上状態”が、大好物なんだな、私(笑)
楽しみ~(≧▽≦)

































































