The Longest Episode という触れ込みでしたが、配信時間数としては約1時間20分くらいでした。

 

不満そうな口振り?

いえいえ、長いとか短いとか、そんな問題じゃないの。

 

終わらせなきゃいけないのが悲しいの!

 

とりあえず・・・45分割にしてみます。😢

 

 

 で、いつものご注意をば・・・。

本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『KinnPorsche』

รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.14】1/5

 

 

 

《オープニング Story》

 

オープニングで流れる出演者の画像、PorscheとVegasは、この最終回のシーンから取ってきてるんですよね。

 

Porscheに関しては、なぜ、この場面なのかな、と、ちょっと不遜ではありますが、正直、不思議に思っていたんです。

こう言ってはなんですが、もっとボディガードっぽくてカッコいい単独のシーン、一杯あるのになあ・・って、今まで、そんなふうに思ってたんです。

Ep.14を見るまでは・・・!(笑)

 

含みのある言い方でしょうか。

 

Porscheは、このドラマの中で、1話から通して、さまざまな選択を迫られ続けてきました。

もちろん、選択の余地なし、という局面も多々ありましたが、根底に流れているのは、「ひとまかせにはしたくない」というPorscheの性格でしょう。

 

もちろん、本家に足を踏み入れることに決めた選択が、Porscheの人生の中では大きなターニングポイントになったのは事実ですが、私は、この画像の時のPorscheの姿が、自分とKinnとの関係性について、未来を見据えて、彼が考え抜いて出した結論そのもののようで、最高潮に好きになってます。

正確に言うと、それをKinnに伝えるために、相対したシーンなんですけどね。

 

・・・ということに関しては、最後の総活、もしくは該当箇所にて、いろいろ語るつもりでいます。。

 

Vegasの場合は、

本編の中では、さまざまな劣等感が前面に出てしまい、なかなかこんな風に、堂々と中心に立って、というシーンが少ないので、毎回、こうして、この姿を印象付けるというやり方は有りだったのかな、とも思いました。

ある意味、避けては通れない「花道」なので。。

 

人物紹介と言えば、私が、Nampheung(Porscheのママ)、Arthee(叔父)、と、出演者一覧の表記を気にしていたことは、前にも触れてきましたが、ここに来て、前もって触れたくても触れられなかった「隠し玉」の存在がありました。

 

左側の1段目と2段目、ERIKA、その下にMAID(メイド) と書かれた部分、おわかりになりますか?

 

触れたくても触れられない?

ってど~ゆ~こと?

 

そうです。

ERIKAがどっちなのか、わからなかったんです。(笑)

 

この人か・・・

この人か・・・

 (英語表記も付記してるんだから、調べればわかるのに・・・そこまではしなかったの、バレバレ(笑))

 

それが、最終回になって、判明しました!

拍手拍手拍手拍手拍手

 

今なら、わざわざ、ほんの数シーンとわずかなセリフしかない本家の使用人役に、役名をつけて、出演者一覧に載せていた意味がよ~くわかります。

「Erika様!!」と、ひれ伏したくなるくらいの、存在感と活躍っぷり、該当箇所でお楽しみください。(笑) ← たぶん、2/4爆笑

 

なんだか、小出し小出しに、後だしするみたいな形になって、すみません。

一挙に放出せず、しかるべき時まで、ネタを寝かして温めておく、『ブロガーとしてのびび』の性(さが)なんです。(笑)

最後の方なんて、途中から、現実逃避したくて、「完走記念」のネタ探しに意識もってかれてるところも多々ありでした。。(笑)

 

*********************

 

~Porsche 自宅前~

 

Vegasのバイクに乗って、自宅に戻って来たPorsche。

 

叔父さんが撃たれ、Kinnの前から姿を消したあと、すぐにここに戻ってきたわけではなく、前回ラストの通り、Kornボスと話をするために本家に立ち寄り、その後・・・という流れかと思われます。

 

金の入ったバッグを返し、「もう、帰っていい」と、Vegasと行動をともにするのは終わりにするつもりです。

Porsche「あとは、俺がなんとかする」

Vegas「本家は、弱体化するぞ。特に、Kinnのような奴がトップになったらな。 お前だって、このあと、なにが起こるかわかってるだろう?」

 

Kornが倒れたことを受けて、そう忠告するVegas。

 

でも、Vegasの言葉は、Porscheの本意ではありません。

 

少しの沈黙のあと、「で、これから、お前はどうするつもりなんだ?」と訊ねるPorsche。

Vegas「父さん次第さ。」

まったく、この段になっても、変わらない男だねぇ。(呆) ← こういうところは、Vegasに対して、割と手厳しいびび。

 

Vegas「でも、なにがあろうと絶対に、誰にもPeteには手を出させない」

今は、この言葉に嘘がなく、そして、大番狂わせがないことを祈るのみ。

 

Porsche「あいつのことは、ちゃんと責任もってくれ」

もう、二人の経緯(いきさつ)は、ある程度、推察&把握してるみたいです。

友としての言葉、ホント、それにつきます。

 

頷き、バイクで去っていくVegas。

 

振り返り、自宅の門を静かにあけるPorsche。

そのまま、庭に立ち、自宅を眺めていると、また激しい頭痛に見舞われる。

 

少しだけ収まった時、子どもの声が聞こえ・・・。

庭のブランコに乗った、幼いときの自分と、Chayを抱いている母親の姿に気づき、近づいていくPorsche。

 

Porsche(幼)「ママ、見て、上手でしょ?」

Porscheママ「まぁ、とっても上手ね」

ちびぽる「やった!!」

誉められたことが嬉しくて、自分で自分に拍手しちゃう、可愛いちびぽる。

推定年齢6~7歳って感じ。

 

ママ「この小鳥は、自由っていう意味なの。幸せに満ちているの。」

 

ここで「自由」という言葉を、ママが「イッサラ」と明確に発音してくれて、記憶が甦りました。

 

『A chance to love』11話 で

 

 

 

パパ「・・・自由だ」 

Tin「・・・・・自由?」 

パパ「そうだ。望むことがなんでもかなう自由だ。お前の人生をどう生きていくか、選択できる自由だ。お前の兄と私には決して持つことが許されなかった・・・自由だ。」

 

ここで、繰り返し連呼されていた「イッサラ(自由)」という言葉!

 

「環境による束縛からの解放」という語意もあります。

PorscheもPorchayも、Nampheungの息子である以上、ただ黙っていれば、いずれ、マフィアの養父や兄たちに取り込まれてしまう。

Porscheの両親はそれをよくわかってたんですよね。

 

望むと望まざるとかかわらず、財閥やマフィアなどの、巨大な力の支道で翻弄される人生を、運命付けられて生まれてきた我が子に、自由に生きて欲しい、と願う親の気持ちがリンクして、ちょっとグッときてしまいました。

 

 ママ「あなたは大きくなったら、きっと、フェニックスのように強くなるわ」

ちびぽる「フェニックスって?」

スケッチブックをめくるママ。

ママ「さぁ、これがフェニックスよ。このフェニックスのように、強く、誰にも負けない大人になって、自由に飛び回りなさい。自分のことも、弟の事も、ちゃんと面倒を見るのよ、わかった??」

ちびぽる「うん、わかったよ、ママ」

ママに近寄り、ハグ&Kissをすると、また、お絵描きに戻る幼いころの自分。

 

なるほど。

ママは、絵心のある人だったのね。

こうして、振り返ると、Porscheのこの絵もなかなかの味わいである。てへぺろ

 

なくしていた記憶が戻って来た=嬉しさではなく、戸惑いのほうが大きいPorsche。

振り向き、家の中に入ってみる。

 

見知った家の中なのに、当時の自分の背の高さにしゃがみ、視線を低くすると、スケッチブックがすぐ手に届くところに置いてあり、柱の傷が目に入り、徐々になつかしさが込み上げてくる。

 

その時、「隠れて! 逃げろ!」と、戸棚の中に隠れる幼いころの自分。

記憶が、今、まさに目の前で起きているかのように交差していきます。

Porsche「おい!」

 

13話での断片的な再現を見た時は、KornとGunの来訪を受け、パパが逃がしたのかと思ってましたが、声の調子からすると、かくれんぼのような感じにも聞こえます。

 

戸棚の前まできて、ここに自分が隠れていたのだ、と確信するPorsche。

同じように、扉を開け、自分も入り、隙間からテーブルのほうを覗いてみる。

 

~Porscheの視点(記憶)~

銃声が響き、父親が倒れ、床にうつぶせになる。

 

「知りすぎたのが、お前の過ちだ」

その声が脳裏に響き、戸棚の中のPorsche、また、頭痛に襲われる。

 

ここで、少し、場面は遡ります。

 

~本家 広間~

ピアノを弾いていたKornに、背後から銃を突きつけ、真相を迫ろうとして、激しい頭痛に見舞われたPorsche。

 

今まで、銃声を聞いてもなんともなかったのに、叔父さんが、背中を銃で撃たれ、倒れたシーンを間近で見た衝撃で、固く封印していた記憶が戻り始めたってことのようです。

 

Porscheの言葉が途絶え、痛みに唸り始めたのに気づいたKorn。

 

様子を心配して立ち上がる。

 

自分の頭を執拗に叩いているPorsche。

Korn「大丈夫か、Porsche? 落ち着きなさい」

この感じは、本気で心配してるんだよね。

というか、今までだって、この人は、Porscheに対して、一度たりとも、冷徹な態度を取ったことなどありません。

 

Porsche「そんなはずない、ホントじゃない。違う、違う」

痛みに耐えながら、Kornの言葉を必死に否定する。

 

Korn「Porsche・・・」

背後から、Kinnも近寄ってくる。

 

Korn「当時、お前は、まだ、子どもだった。ちゃんと覚えていられなかったのかもしれない。お前の母親は・・」

 

Porsche「じゃ、なんで、俺の家族にこんなことをしたんだ?」

PorscheがKornに向けてる銃口を、静かに下げるKinn。

 

その手を払い、再び、Kornに銃を突きつける。

Porsche「なんで、俺の両親を殺したんだ?」

黙ったままのKorn。

 

もう一度、Porscheの腕を押さえると、「父さん・・」と声をかけるKinn。

ここで、初めて、Kinnは、Porscheが自分に何も言えなかった理由と、自分に書き残した「答えを探しに行く」という意味が、とんでもなく、大問題だったことに気づいたんでしょうか。

 

Kinn「一体、これは何事ですか?」

 

Korn「・・・・・・・」

Kinnの問いかけにも、話そうとしないKornに、イライラし始めるPorsche。

Kinn「・・・Porsche」

落ち着かせるように、静かに、Porscheの名を呼ぶKinn。

 

そう・・・自分の母親がKornの妹だと聞いて、気になっていたことを口にするPorsche。

 

Porsche「それじゃ、Kinnと俺は・・・」

自分とKinnの間を手で行ったり来たりさせながら・・・それ以上、言葉にならないPorsche。

血のつながりがあるのか、なんて、そんな恐ろしいこと、とても自分の口から、言葉に出すことなんて出来ず、泣きそうです。

 私、こういう感じにまじで弱い!😭😭😭💦

 

Porsche「なんで、俺達に・・・こんな仕打ちができるんだ? よくもそんなこと・・・」

ここ、タイ語では、いとこ同士で・・・とかなんとか、そんなことを言ってるんでしょうか?

それとも、親の敵(かたき)を愛してしまった、という絶望をも込めているんでしょうか。

 

Kinn「本当ですか?」

当然、Kinnとしても、想定外の話の展開でしょう。

 

Korn「違う。 そんなことはない」

はっきりと否定するKornパパ。

Korn「Nampheungは・・・養女として籍に入った義妹だ。」

またまた、予想外の答えに、処理が追い付いていかないPorsche。

ゆっくりと、銃口を降ろしていく。

 

Korn「彼女は、家を出て、お前の父親と共に暮らしていたんだ。私は、義妹を完全に理解している人間だった。だが、あの日、私の父は、養女のNampheungを連れ戻すように、私に強制したんだ。 それに、私は、彼らを撃った人間ではない。だが・・・」

 

 

~Korn視点の回想(再現)~

 

Porscheパパ「あんたたちは、みんな、ひとでなしだ! Nampheungと私は、本当のことを知っているんだぞ。一体、どういうつもりで、私の妻を連れ帰れ、などと要求するんだ?」

 

Porscheパパの前に座るKorn。

そして、傍らに、立っているGun。

 

13話の時のPorscheの視線とは、座り方が違う気がするんだけど。。。

 

Gun「お前、一体何を言ってやがる!」

Porscheパパに罵倒され、興奮するGun。

 

Korn「よく聞いてくれ。君も知ってのとおり、うちの家族は、大勢の人間から狙われている。家に戻り、うちの父とちゃんと話を通すんだ」

 

Porscheパパ「私には、平穏(な日常)が必要なんだ。あんなバカげた状況を全部終わらせた。決して、あんたたちの、最低な家には戻るつもりはない」

テーブルを思いっきり叩き、捨て台詞のように言い終えると、もう、話しは済んだ、とばかりに立ち上がるPorscheパパ。

 

バン!

銃声が鳴り響く。

撃った人間は・・・Gun。

微かなうめき声。

 

驚いて立ち上がるKorn。

Korn「お前、なんてことしたんだ!Gun!」

Gun「こんな男、死んで当然だ」

Korn「こんなことして、Nampheungがどう思う?」

銃声を聞きつけ、駆け込んできたNampheung!!

 

倒れている夫の姿を前に、呆然と立ち尽くし、

兄たちのほうに視線を移す。

 

Korn「Nampheung・・・落ち着くんだ。よく聞くんだ。」

 

Kornの言葉など、耳に入っていないかのように、動揺しているNampheung。

すこしずつ、Nampheungに近寄っていくKorn。

Korn「・・・!! Nampheung、Nampheung!!」

気絶して、崩れ落ちるNampheungを慌てて、支える。

 

視線をそらすGun。

 

(回想おわり)

 

Korn「Nampheungがうちに戻った時、彼女は自殺しようとして、薬を飲んだ」

 

あまりの内容に、衝撃を受けるPorsche。

 

Porsche「それなら、どうして、最初に、俺に話してくれなかったんだ?」

 

Korn「私は、お前と、お前の弟を守ろうとしてきた。Arteeは、お前たちの面倒をみさせるために、私が送り込んだ、うちの人間の一人だった」

 

人生の大前提が、足元から崩れ堕ちていくように、そんなこと・・・と首を振り続けるPorsche。

Korn「だが、あいつは、ギャンブラーだった。そのせいで、お前たちの暮らしまで、ひきずり降ろされる羽目になった。私が悪かった・・・

そこまでいうと、次第に、呼吸が荒くなるKorn。

心臓を押さえて、よろけると、ピアノの鍵盤に手と腰をつく。

Kinn「父さん!!」

慌てて駆け寄ると、「誰か来てくれ!!」と大声で応援を呼ぶKinn。

ほとんど意識がない状態で、すぐさま、身体を支えられ、運び出されるKorn。

 

ショックで、呆然とその様子を見ているPorsche。

 

Kornを運び出すときに、Porscheに向けられた、責めるようなKinnの視線が厳しい。

 

厳しすぎないかい?!

 

一人残され、どうしていいのか、途方にくれるPorsche。

 

結局、ここで、Vegasと共に、自宅に帰ることになった・・・ということで、冒頭のシーンにつながります。

 

 

~本家~

ようやく、本家の三兄弟が揃いました。

ソファに座り、Kornの容態に関する報告が来るのを待っています。

傍らには、Chanさんも立っています。

 

じりじりと落ち着かないKinn

ただ、黙って座っているTankhun

Kinnの様子をちらりとのぞきみるKim

 

Kim「もう、余計なことなんて考えてる時間はないだろ、Kinn兄さん。もし、分家がこのことを知ったら、どういうことになるか、わかってるはずだ・・・」

 

その時、「お医者様がいらっしゃいました」と声がし、主治医が現れる。

ただ一人、立ち上がり、医師の言葉を待つTankhun。

 

主治医「申し訳ありません。手は尽くしたのですが・・・」

 

その言葉に、ふらっと足の力が抜けたように、そのまま、ソファに座るTankhun。

 

同じように、黙って前を向く三人。

一番、最初に、声を上げて泣き出すTankhunを、右側から、支える末っ子。

Kinnもショックを隠せない。

 

本家の象徴である指輪を回しながら、なんとか冷静になり、気持ちを落ち着けようとする。

 

自分たちの気持ちを代弁するかのように、声を上げて、泣き崩れるTankhunに、その想いを託し、両側から支えるKinnとKim。

 

泣きじゃくるTankhunを抱えながら、兄Kinnの動向をずっと、気にしているKim。

 

腰を上げ、黙って、部屋を出ていくKinn。

 

その兄の背中を見送ったあと、Chanさんに視線を向けるKim。

視線に気づき、目を合わせるChan。

 

この時のKimの様子を見て、実は、本家を裏で動かしているのはKimなのか、とすら思ったんだけど(冗談よ、www)、Chanさんの反応を見ると、そうとも言い難い感じ。。。

 

 とりあえず、まずは、パパに会いに行こうよ!! ← 敢えて言う物申す

 

 

~分家 Gunの部屋~

悠然と、葉巻をくゆらせてるGun。

 

部下「Gunさん、Gunさん、大変です」

 

葉巻を置くと、部下の業に向きなおり、「こっちにこい」と手招きをする。

近寄った部下を、張り飛ばすGun。

 

Gun「私の休憩中には、邪魔をするな、と言ってなかったか?」

部下「はい」

もう一度、襟を正し、やり直す部下。 ← 本家みたいな感じにしたいの?

 

部下「Gunさん・・」

 

ゆったりと振り向くGun。

Gun「どうした?」

部下「Kornさんが死んだとの情報が入りました。毒殺されたようです。ですが、誰がそれをやったのか、わかりません。」

まるで、こうなることがわかっていたかのように、嬉しそうに葉巻を置き、酒を口にするGun。

Gun「みんなに準備をしろ、と伝えろ。奴らが気づく前に、我々が倒してやる」

部下「わかりました」

 

Gun「ようやく、俺の時代が来た」

 

ここのGunも、ちょっと気になるんだよね。

たしかに、本家は存在そのものが憎い。

全員、死ねばいい、くらいのことは、いつもお腹の中で考えていたと思うけど、実際に、兄の死を聞いてショックを受けない・・・そんな性格かなぁ。

でも、酒に仕込んだ毒だって、Gunがやらせたんでしょう?

 

私は、Gunのことを、強いモノには歯向かえず、弱いものを攻撃するだけの、ただの“いじけちゃん”だと思ってるので、← 失礼!(苦笑)

最初見た時、ちょっと違和感を感じました。

 

まぁ、この人は、基本、身内への距離感がおかしいからね。

 

~本家 テラス~

“ツキを呼ぶ銃”の手入れをしているKinn。

空を眺めていると、Chanさんが近づいてきました。

Kinn「どうぞ、そこに掛けて・・・」

Chan「はい」

 

腰を下ろすChanさん。

 

Chan「Kinn様。ボスは、毒を飲んだことにより、亡くなられました。早急に、犯人を見つけなければなりません。そして、もう一つ、我々の支部長が、分家のほうに寝返り始めています。どうなさるおつもりですか、Kinn様?」

 

あ、さっきのKimの訳有りな視線は、この情報を掴んでいたから、早く、兄貴に知らせろって意味だったの?

 

たっぷり、間合いを取って、銃を手に持つと、Chanさんに視線を向けるKinn。

 

ええええ、一瞬、Chanさんを撃つのかと思っちゃったよ。

 

そう言えば、最初の頃、ちょっとだけ、Chanさんを疑ったこともあったなぁ。

・・・っていうか、馬鹿の一つ覚えみたいに、みんな一度は疑うんだよね、わたし(笑)

 

 

~Porscheの自宅~

庭のブランコに腰かけているPorsche。

まだ、頭痛が収まらないのか、こめかみのあたりを押さえている。

 

Vegasからの電話に出るPorsche。

Vegas「Porsche、気を付けろ。選択する時期が来た。俺達のつながりはここまでだ。お前の選択がうまくいくように願ってるよ」

Porsche「ん・・・・」

言葉少なに返事をし、電話を置き、なんとか、頭をすっきりさせようとするPorsche。

 

~分家~

一人、絶好調に、気分よく、葉巻きをくゆらせてるGun。

積年の、打倒本家が目の前に・・・となって、逆に壊れちゃったんじゃないの。

 

~本家 テラス~

“ツキをもたらす銃”を片手に、スライドさせながら、一人、考えにふけるKinn。

この大きな決断にあたって、Porscheが側にいない意味は大きい気がします。

 

Porscheと出会う前から、既に運命づけられていた、本家の跡目を継ぐという重責に目を閉じ、覚悟を決めるKinn。

 

~本家 会議室~

 

翌日、テーブルに居並ぶメンバーを前に、「ようこそ、皆さん」と挨拶するKinn。

 

最初、この人たちは誰?と思いましたが、いわゆる“支部長”クラスの幹部みたいです。

 

このクラスになると、本家筋と言えども、治めている地域により、分家のような地域密着マフィアに近い感じの人たちも混じってるみたいに見えます。(ちゃんと、華僑や欧米に強そうな人も入ってるし・・・ある意味、タイの縮図?)

 

おそらく、これが、Chanさんが言ってた、分家に寝返ってるメンバーがいるっていう意味でしょうね。

 

メンバーは6名。

「お悔やみを申し上げます」

一礼して、「ありがとう」と答えるKinn。

 

Kinn「では、会議を始めましょうか」

 

A「3日以内に、Vadim氏は、我々と契約を締結することとなっているが、本家がすでに、書類を準備しているのか、わからないのだが・・・」

※Vedim氏というのは、この間、パパがKinnに商談を延期させた相手よね。

あの時は、KinnやPorscheに旅行でも行けばいいなんて言ってて、なんか甘くない?と思ったけれど、今、こうしてみると、分家主導ではなく、本家に有利に運ばせるための、ビジネス上の駆け引きがあったのかもしれないですね。


B「だが、Korn様の葬儀が終わるまで、待つべきなのでは? 延期すべきだろう」

A「ふふふふ、いや、とても待てない。商品が届く時期が近づいているからだ」

そんなことはいくらでも延期できるだろう、と窘める声も起こる。
A「確かに、急な話だとは分かってる。だが、もし、Kinn様が忙しければ、Gunさんに任せてはどうだろうか。」

出た! 

今日の本題は、このことね。

 

提案の形をとった圧力でしょ。

考えるメンバーたち。

予定調和のように、口々に、同意すると言い出す始末。

 

Kinn「この小さな案件で、叔父の力を借りる必要はないと考えています」

 

バカにしたように、鼻で嗤うA。

 

Kinnは、最初から、この人をずっと警戒してる。

 

C「いや、そんなに簡単な仕事ではありませんよ、Kinn様 。我々は、何度もロシア人と商談をしているが、まだ、何も返事を受け取ってはいない。この問題を明確に解決出来るのは、Gunさんのような経験豊かな人間が担当すべきでしょう」

Kinn「本当か?」

そして、もう一人、こっちの人もそうだね。

 

A「本家が問題に取り組んでいる間、分家が担当することを提案したい。そうすれば、これ以上、商機を失うことはなくなるはずだ。皆さん、これに同意しますか?」

同意する、という声がいくつか上がる中、静かに、席を立ち、窓際に立つKinn。

 

A「Kinn様は、一時的に、Gunさんに指輪を渡すべきだ」

はぁ、何、勝手なこと言っちゃってんの?

 

A「それで、全てうまくいくじゃないか」

 

さすがに「指輪まで、差し出す必要があるのか?」と声をあげるメンバーもいるのね。

あまりにも、急すぎないか、と、少し、ざわつく他のメンバーたち。

 

C「それが、そうあるべきやり方だ」

結局、流される雰囲気。。。

その反応に、余裕こいてるA。

A「それで、なにか言う事はありますか、Kinn様」

 

鼻で嗤うAの眉間に、振り向きざま、銃を一発。

続けて、Cの後頭部に一発。

 

こういうとき、女性支部長の悲鳴が目立つね。

 

悠然と、自分の席に戻るKinn。

 

Kinn「これ以上、だれか、私に意見したい人はいますか?」

 

支部長たち「・・・・・」

 

こうして、本家内のグラつきを制定するKinn。

 

 

★【Ep 14】1/5の雑感 ★

 

とりあえず、最終回なので、いままでのエピソードで、描かれていなかった答え合わせや、事実とされていたことの反転、そして、その回収が、繰り返される回ですが、それは、この回の中でも起こります。

なので、特に、前半(1/4や2/4)のシーンは、画面で繰り広げられることがフェイクの場合もあります。

いけずぅ~~♪😏

 

ただ、いちいち、これは、実は・・・と、物事の前後を説明するのは、ややこしくなるので、極力やらない方向でいきます(笑)

 

なので、途中のピンク字も、わりと、私の初見に近い感じで進めていきます。

最初、見た時は、こう思ってたのよ~的なノリです。

後半にいくにつれ、それが逆転するということになるかと思います。

本当は、その時に、該当部分に戻りたいですけどね(笑)

 

さて、Porscheのママ、Nampheung、キレイだわ。

なんか、男の人が、理想に掲げそうな集合体って感じ。

 

モデルみたいに、がりがりに痩せてなくて、少女のような可愛らしさも残す、フェミニンな髪型とファッション、そして、母性。

それでいて、息子には、自由を追い求めるフェニックスのような強くて不滅の男になれ、と、言葉だけではなく、「絵」というインパクトを持って、まだ幼い息子に語りかける、賢くて芯の強い女性。

マフィアの養女の生活を捨てて、愛する人と家庭を築いたからこそ、息子には、出来る限り、自分で自分や家族の人の身を守れるような男の子に育ってほしかったし、育てたかったのね。

 

強くて優しい子には育ったけど、ママが考えてたのとは、ちょっと方向性が変わってしまったかもしれません。

でも、Porscheが、背中に、ママの画を基に、フェニックスを刻んだ理由が納得できた気がします。

 

Kornのひとかたならぬ用意周到さと、Gunの屈折した性格をもってすれば、通常の兄弟の絆とか、ふっとんでしまうものなのでしょうか。

無情とは違う、もっと生々しい恩讐?

 

★【Ep 14】2/5に続く ★