全部、終わってから~なんて、言ってた癖に、結局、続きが気になって、手をつけてしまいました。
根性なしで、すみません!(笑)
とりあえず、3、4話になります。
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりという、ドラマ好きの発露です。なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『隔離が終わったら、会いませんか?』
『隔離後見個面,好嗎?』
~See You After Quarantine?~
Ep.03
「一見鐘情♥ (一目惚れ♥)」
繋がったね。。。💓
2021/5/4 10:30 台北 (11:30 東京)
<柏春・莉穎・家均 in 台北>
樹にバレてしまい、考え込んでいる柏春。
結局、あの後、どういうふうに話はついたのかな?
さて、ビデオチャットは、柏春・莉穎、そして新しいお友達が加入です。
王家均(ワン・ジアジュン)くん・・・
そうです、楽天のページで、「ちょっと間抜けな中二病」と書かれたカレです。
同じ大学の4年生。
莉穎「はぁ・・・あんたが吐いた嘘は、佐藤樹さんによって、看破されたのよ。さぁ、どうするつもりなの?」
柏春「そんなの、わかんないよ」
情けない柏春。
莉穎「いいわ、いいわ、ねぇ、日本のドラマで見るみたいな、、“土下座”はどう? みたことない?」
家均「あ~、わかった、あとさ、日本の“や◎ざ”みたいに小指切ったり・・・とかもあるよな、あ、それかさ、罪を償うために短剣で胸を刺すんだ、“お許しください”とかって・・・」
2人とも、所詮、他人事だし、楽しそう(笑)
柏春「あ~、お前ら、ホントに俺の友達なのかよ? 小指切ったり、刺すとか、止めてくれ!」
莉穎「あんたには、それくらいがお似合いよ。私、この件に関しては、嘘つくの止めなって言ったのに、あんたは聞かなかったじゃん!」
反論できず、ぶすっとする柏春。
莉穎「ねぇねぇ、私、日本のドラマから、土下座のシーン、送ってあげたからね! すぐにでも覚えて、ちゃんと誠意をもって謝ったほうがいいわよ」
本当に、土下座のクリップを送る莉穎ちゃん(笑)
莉穎「じゃ、あたし、おちるわね。。ボバミルクティ飲んでこよう~っと」
※ボバミルクティ=粒が大きいタイプのタピオカミルクティ
家均「おい、お前、自宅隔離中だろ、外に出たらダメだろ」
莉穎「ちょっとだけよ、ただ、ちょっとだけ出て、外の新鮮な空気を吸いたいの!心配ご無用よ。私、いつだって、マスクと消毒液はつけてるから」
柏春「わかった、わかった、好きにしろ、俺がすぐに通報してやるからな、そしたら、とんでもなく高くつくタピオカミルクティになるだろうな・・・!」
莉穎「あんたは、いいから、早く、土下座の練習でもしなさいよ!」
家均「あ~、もう、2人ともやめろって・・。で、(莉穎は)タピオカが飲みたいんだろ?俺が送ってやるよ」
莉穎「まじで? あんたって優しいよね~。どのお店で・・・・」
すると、家均が、タピオカミルクティーの画像を連続で、送りつけてくる(笑)
家均「氷と砂糖入りの、タピオカミルクティでございます」
莉穎「なんなのよ! まったく、ガキじゃあるまいし! 」
柏春「俺もやってやるよ」
家均と柏春から、交互に、ミルクティ画像が送られてくる。
柏春「悪くないじゃん・・」
莉穎「なんなの、まったく!私たちって、まじで、同い年なの?」
柏春「同い年! まるっきり同じだろ!」
莉穎「むかつく!」
2021/5/4 14:00 東京 (13:00 台湾)
さぁ、皆様、お待ちかねのあの方が登場ですよ!
こっちも、三者画面です。
樹「で、ハルのビデオチャットに出たらさ、それがハルの声じゃないことをに気づいたんだ。だって、女の子の声だったんだぞ。」
興奮が抑えられない樹。
おとなしく聞いてる歐陽MAMAと、・・・・思わず、飲み物を吹きだす、友人の趙啟東(チャオ・チードン)
※東京在住の台湾人。
樹「あれ、一体、誰だったんだ?」
絶望的に、手で顔を抑える樹。
考えてもわかるはずもなく・・・。
啟東「まじで?」
樹「まじで!」
樹「俺、(完全に)傍観者みたいに、騙された人になってた」
思わず、一緒になって笑ってしまう歐陽MAMA。
MAMA「(揶揄いながら)“もしもし、佐藤さんですか?もしもし?” そんな感じ?」
啟東「“え、ハル、君、いつから女の子になったの?”」
それぞれ、電話の向こうの女子と、樹のマネをする 歐陽MAMAと啟東(笑)
樹「やつは男だ!」
啟東「男なのか!」
樹「そうだ」
それを聞いて、更に、面白がる二人(笑)
手まで叩いて喜んでる啟東。
いい笑顔!
樹「・・・気がすんだか?」
気力が萎えきってる樹を見て、MAMAがちょっと、お口を堅く閉じました。
空気が読めるお手本のような人です。(笑)
あ・・・ママのTシャツ 「台湾語を話しましょう」でいいんでしょうか?(笑)
啟東「樹、樹!!」
樹「ん?」
啟東「疑い続けるよりは、たまに騙されるほうがいい(日本語)」
樹「ありがとうございます~!(日本語)」
慇懃に答えてみせる樹。
にっこりと、持ってるカップを持ち上げ、「どういたしまして~」と答える啟東。
MAMA「私は、あんたが次にどう出るのか、知りたいわ」
MAMAの持ってる、王冠の差し棒みたいなのが、気になるんだけど・・・。
樹「ああ・・・そいつとビデオチャットする約束をしたんだ・・・どんな奴なのか、会ってやろうと思ってさ・・・」
いわゆる悪巧みしそうな顔をしてますが、全然、凄みはありません(笑)
啟東「そうか? 俺はただ、なんで、そいつがカメラをだまし取ろうとしたのか、知りたいだけだと思うけどな・・・」
樹「そりゃ・・・」
啟東「きまってるさ、 それこそが、社会観察作家としての好奇心、“アクシュミ(悪趣味)!”」
ご興味のある方、どうぞ、啟東の背後の、インテリアや小物につっこんでみてください。
その時、柏春から、待ちに待ったメッセージが入ってきました。
柏春:今、ビデオチャットしても大丈夫ですか?
樹「来た、来た!」
MAMA「誰が?」
樹「早く出ないと・・・、またあとでな・・・」
啟東「俺も参加するよ! おい、俺たちも混ぜろよ」
切られた!(笑)
残された啟東と歐陽MAMA、ふたりっきり。
MAMA「あわてて、出て行ったわね」
啟東「あいつ、惚れたな・・・、あ、MAMA、俺だけの金融情報ネタ、聞きたくない?昨日、俺さ・・」
MAMA「金融?」
啟東「ああ、俺、昨日、あるものを見つけたんだ、それが見たこともないものでさ・・・」
MAMA「え、ええ・・・」
イヤモニを手で押さえるママ。
MAMA「なんだか、ネットの調子が・・・」
啟東「え?」
MAMA「じゃ、また今度ね」
啟東「俺、MAMAと分け合おうと思ってさ・・・」
切られた(逃げられた)!
啟東って、投資とかやってんの?(笑)
経済紙の記者だっけ? ← 金融系新聞記者だって。。
啟東「え~ぃ、寂しいな・・・」
そして、誰もいなくなった・・・。
<樹 in 東京>
PCの画面に、Haruからのビデオチャットの着信が入ってきたところです。
<柏春 in 台北>
画面の角度を調整すると、椅子を押しのけ、床に膝をつけて、座る柏春。
ホントに、土下座する気ね。
<樹 in 東京>
樹「・・・・・・・・・・」
固まる樹。
<柏春 in 台北>
柏春「申し訳ありません!佐藤(zuǒ téng)さん!」
深々と、床に頭をつけんばかりに、勢いよく頭を下げる柏春。
柏春「まず、自己紹介からさせてください。私は陳柏春(チェン・ボーチュン)です・・」
・・・そこまで言って、反応がないのに気づいた柏春。
ぼ~っと、ただ、黙ってる樹。
樹:(ドキドキドキドキ・・)
2021/5/4 20:00 台北 (21:00 東京)
<柏春&莉穎 in 台北>
莉穎「で、あの日本人の男の人、あんたのこと、そんなふうに許してくれたの?」
なぜか、自分が得意げな柏春。
莉穎「すっごくいい人で良かったじゃん! ね、彼、セクシーだった? そうでもない?ね、証拠を見せてよ、早く!」
莉穎「どれどれ・・・・」
樹のアイコン写真ですね。
莉穎「・・・・・・・!」
ほらね、そうなるでしょ。。。
BLドラマを見てても、(女子的)イケメンアンテナは、常に発動中。
絶対、ひっかかると思った(笑)
莉穎「ちょっと、マイちゅんちゅん!」
いきなり、気持ち悪く呼びかけられて、身体を起こしてしまう柏春。(笑)
柏春「な・・なんだよ?」
莉穎「ちょっと、お願いしたいことがあるんだけど!」
柏春「だから・・・なんなんだよ?」
莉穎「わかるでしょ~」
柏春「わかんないよ~~!」
莉穎「わかんなきゃだめじゃ~ん」
柏春「わかるわけないじゃ~ん」
莉穎「ほんとはわかってるくせに!」
はいはい・・・、いい友達だね。。。
******************
いきなり、ここで、画面切り替わります。
フォーカスラインが出て、そして・・・シャッター音。
桜の花びらが落ちる速度は、秒速5センチメートル
人を愛するのに必要な時間はたったの8秒間
一瞬の間にたくさんのことが起こり得る・・・・
ポエムか?
“砂糖”樹さんのポエムということでよろしいでしょうか。
でも、ちょっと、気持ちわかる。
私も、つい、ポエムに走りたい時ある。。。
結構、これでも、我慢してる(笑)
それとも、この散文を載せた画像は、なにか別のモノ(フォトエッセイみたいなもの)になるのかな?
****************
珍しく時間表示が出ませんでした。。。
2021/5/4 22:00 東京 ( 21:00 台北) ← たぶん、このくらいかな?
<樹&啟東 in 東京>
啟東、飲んでます。
かたや、放心状態の樹。
すでに、一目惚れやら、なにやら、柏春のことは話した後ってことのようですね。
しびれをきらしたように、話し始める啟東。
啟東「なにか起きるのを望むなら、行動しろよ。台湾に行くんじゃなかったのか?」
樹「・・・そうかな?」
啟東「なにを躊躇ってるんだよ? お前は、仕事と愛を手にできるんだ、ウィンウィンの状況だろ!お前とその人が同じカメラを欲しがった運命ってやつを考えたことないか?」
けっこう、真剣に説得モードに入ってますね。
樹「運命・・・(日本語)」
啟東「そう、運命(日本語)!」
啟東に、力強く言われ、微かに、頷き続ける樹。
2021/5/4 21:30 台北 (22:30 東京)
<柏春 in 台北><樹 in 東京>
午後のビデオチャットで、完璧に、恋に堕ちてしまった32歳、もう、微笑みが止まりません。
樹のメッセージ
樹:使ってないカメラをあげるから、友達になるっていうのはどうかな?
その文面を見るなり、「うわ、なんて、いい人なんだ!」と感激する柏春。
はじめて、柏春を見た時のあの衝撃を思い出してしまう樹。
一目惚れ それが彼を見た瞬間 浮かんだ言葉
あの8秒
いくつもの式に変えたい気持ちを抑えきれない
To be continued
~Bonus Screen ~
柏春:ほんとに、台湾に来るんですか?
樹:うん、仕事でね、だから、カメラを渡せるよ
柏春:だめです、買います、僕、お金ならあります!
樹:初めての出会いの記念ってことにしよう。 ムービーカメラを買うための資金にすればいいよ、そっちは、そんなに安くないから・・・
柏春:そんな、あまりにもご親切すぎです! いつ、こちらに来られるんですか?
樹:(画像添付)
柏春「!!!!」
( ´艸`)
こういうサクサク進むの、好きです
《雑感》
柏春と樹、具体的なやり取りは見せず、それぞれの友人との会話だったり、メッセージのやりとり、最後の“ボーナス画面”などで、輪郭が描かれていくって感じですね。
一目惚れてましたね、完全に(笑)
わかりやすかったですね。。。
8秒ですって。
恋愛ドラマのレビューしてると、このセリフの引用率高し!
「人が恋におちる瞬間をはじめてみてしまった(真山巧)」(はちみつとクローバー)
ええ、でも、もう、はじめてじゃありません。なんどか、目撃してます(笑)
今日も見てしまいました!
Haruは、やっぱり男の子だった。。
いぇ~い!
でも、元カレ本人は出てこないんだろうね。。。
(すみません。5話以降、まだ未見です。)
そして、なにより、3話の目玉は、ちー丼、いや、啟東の登場です。。。
特別出演って、「BLIH」のウェインみたいな感じかと思ってたら、がっつり、出てるし、日本語喋ってるし、なんか調子いいし・・・(笑)
金融系新聞記者って、わざわざ「金融」を入れるっていうのは、“◎経”みたいな経済メインじゃなくて、系列あたりの金融系ってことかしら?
柏春たちも、金融専攻ってなってるし・・・今後の展開に、なにか、つながってるのかな?
いや・・・長編なら、それもアリエールだけど、そこまで、書ききれないんじゃないかな。。
物議をかもす春樹CP・・・・
大家記得收看隔離見個面,好嗎?
— 邱治澔 (@lancechiuu) September 18, 2021
晚安😴💤@akihirokawaiaki #cp春樹 #隔離後見個面好嗎 pic.twitter.com/WY9RBjbnyn
もう、序盤に、こんなん見せちゃっていいのかな?(笑)
い・・・いろっぺぇ。。。 ← もっと、上品な言葉遣いをしなくては・・・!
あ、囲碁も・・・最後に出てきましたね。
Ep.04
「吃味 (chī wèi)・・・(やきもち)」
2021/5/6 10:30 台北 (11:30 東京)
佐藤樹 台湾 隔離生活1日目
<樹 in 台北 隔離ホテル>
樹「これが、僕の部屋だよ」
政府指定のいわゆる“防疫ホテル”って奴でしょうか。
樹「裏手には、バルコニーもありま~す」
柏春「うわ~、そこに住むの?」
樹「違うよ、今は、隔離中だからね」
あはは、そうだった、と思わず、自分の発言に笑ってしまう柏春。
樹「さ、これが僕のベッドだよ」
まぁ、そんな、柏春の前で、無防備に寝そべったりして・・・・。 ← んふふ♪ さっきのツイの動画、画像にして載せちゃうぞ(笑)
あれ、柏春は、樹のことを、「○○哥」って呼んでる?
柏春「ねえ、これ、みてよ。 哥の部屋のほうが、僕の部屋よりずっといい。ここは、すごく狭いんですよ」
樹「君は、写真を撮るのが本当に好きなんだね」
柏春「そうです。僕は、子供の頃から祖父と一緒に暮らしてて、祖父のお気に入りのカメラがシーガルだったんです。祖母が、一度プレゼントしてくれたんですけど、ちょっとしたら、壊れてしまって・・・」
いかにも残念そうに話す柏春。
ここでも、ラーメンポット、大活躍。(笑)
樹「そうか・・・だったら、君があのカメラを欲しがるのも無理はないね」
慌てる柏春。
柏春「ああ、僕がカメラを欲しいからって、あなたの気分を害させるために言ったんじゃないんですよ」
樹「そんなこと、思ってないよ~」
柏春「ほんとに、そんなつもりなくて・・・」
樹「わかってるって・・・。君は、おじいさんやお婆さんと仲がいいんだね」
柏春「ええ、とってもうまくやってました。ただ・・・祖母が亡くなった2日後に、祖父もまた、亡くなったんです」
慌てて、手を止め、カメラに近寄る樹。
樹「ごめん・・・」
柏春「気にしないでください。(また)そういう関係が築けるのを心待ちにしてるんです」
頷く樹。
樹「あ、ラーメン作るから、ちょっと待ってて」
柏春「どうぞ・・・」
卵を落とす姿をじっと見ていた柏春が急に、大声で、樹に話かける。
柏春「哥、卵の茹で方、僕のと同じですよ!」
興奮する柏春。
樹「ほんとに?」
柏春「まさに、その通りです、」
樹「このほうが、卵がおいしいそうに見えるから、好きなんだよ」
柏春「うん、まず、器の中で卵を割って、お湯に入れる前に、冷たい水を加えるんです」
樹「そう、その通り」
柏春「僕の友達は、いつも、僕のやり方はめんどくさいって言うんですけど、あなたは、僕のこと、わかってくれますね!」
樹「よ~くわかるよ」
ラーメンポットに、卵を落とし込もうとする樹の手元を、じっと見守る柏春。
柏春「気を付けて・・・」
もう、💗マークつけても、いいでしょうか?
樹「ちょっと待っててよ、さ、もう、出来たぞ」
2021/5/6 20:00 台北 (21:30 東京)
<柏春&莉穎 in 台北>
莉穎「それで? 彼がどんな女の子がタイプなのか、聞いてくれた?」
真剣な様子で問い詰める莉穎。
前髪巻き巻き莉穎と、くたくた犬のぬいぐるみ。。。 ← かなり自由奔放な体位をさせられてる子です(笑)
お風呂上りなのか、髪をバスタオルで拭きふきしてる柏春。
柏春「忘れてた・・・・」
む~っと、不機嫌になる莉穎。
柏春「佐藤さんは、お前より12歳も年上なんだぞ。そのことは、どうなんだよ?」
莉穎「なんで、そこ、気にするんのよ? まずは、カジュアルな交際でしょ」
柏春「でも、俺が思うに、あの人は、そういうの、真面目に考えるタイプの人に思えるけどな。例えば、カメラのことだって・・・彼は、元カノのために買ったんだぞ。そうでなかったら・・・」
莉穎「そうだわ!彼がまだ、(新しい恋人を)見つけてないのはなによりだし、私にとって、いいチャンスってことよね。
彼を見た途端に、惹かれたからって、勝手に判断しないでよ!それは、偏見っていうのよ」
柏春「一目惚れかよ!」
莉穎「そうよ、それがなにか? それって、犯罪? 過小評価しないでよね! いいわね!米国で実施された調査によると、1500人の法的既婚者のうち、55%が一目惚れで結婚しているけど、離婚率は・・・」
柏春「ああ、わかった、わかった。とにかく、お前は、真面目に考えてるんだろ。いつだって、大真面目にな」
まだ、この時は、余裕があったです。
莉穎「なんだっていいわよ・・・、次は、チャットできるように、グループに加えてよね。わかった?」
2021/5/9 20:40 台北 (21:40 東京)
佐藤樹 台湾 隔離生活4日目
街の部分も入ると、また、雰囲気違いますね。
柏春「哥、一目惚れって信じますか?」
樹「したことあるよ!」 ← 気分的には、「Right Now!(今、まさに!)」ですね(笑)
柏春「ほんとに? 日本の人って、そんなにロマンティックなの?」
う、うん・・・ロマンティックかどうかはわからないけど、結構、いるんじゃない?
あとから考えた時に、「あの時が、一目惚れだったのかも・・・」って思うことも含めるとね(笑)
樹「僕が思うに・・・それって個人差があるんじゃないかな。僕は、以前に経験したことがあるからね」
柏春「元カノと? あなたが持っているカメラもか・・」
けっこう、突っ込んで聞いてるけど、まだ、認識の根本が違ってるんだよね。
気づかれないように、そっと、含み笑いをする樹。
樹:さぁ、どうだろうねえ
ここ・・・ちょっと、なんとも言えない複雑そうな顔になっていくんだよね、柏春の表情が。。。
その時、柏春のPCに、莉穎からメッセージが入ってくる。
莉穎:ずっと、ビデオチャットがつながらないんだけど、誰かと話してんの?
柏春:うん
莉穎:佐藤樹? (≧∇≦)
莉穎:💓💓💓
急に、会話が途絶え、柏春に声をかける樹。
樹「どうかしたの?」
柏春「あ・・・友達です、振りというか・・・あなたの元カレの振りをした・・・。あなたに、謝りたがってるんです」
声色で、言い訳がましいってわかるよね(笑)
先に、莉穎にメッセージを送る柏春。
柏春:元カノの振りをしたことを謝りたがってるって、言ってあるからな・・・
莉穎:なんで、あんたは、そんなふうに、私を責めるわけ?
柏春:だったら、お前の事、どうやって紹介すんだよ? テキトーに、チャットルームに招待なんかできるか?
時間がかかってる柏春を気遣う樹。
樹「もし、忙しいなら、抜けて、先に片付けたらいいよ」
柏春「哥、チャットルームに、招待してもいいですか?」
樹「ああ、もちろん。別に問題ないよ」
ど緊張の莉穎。
莉穎「は~い、佐藤さん」
別人のように、ぎこちなく手を振ってます。
は~い、と気軽に手を振る樹。
莉穎「私、チャン・・・チャン・リーインです」
樹「僕は、佐藤樹です」
莉穎「ああ、この間のこと、謝りたかったんです。私は、柏春に止めるように言ったのに、彼が効かなくて・・・すみません」
ムカっときた柏春。
早速、メッセージを携帯に送りつけます。
柏春:とにかく、なんでもいいから、別の話題を見つけろよ。俺の話はするな!
莉穎:🙏
ゴメンの絵文字、連打(笑)
樹「気にしなくていいよ」
莉穎「台湾に来られたばかりだって、柏春から聞いたんですけど、だったら、隔離ホテルに滞在中なんですか? 快適ですか?」
樹「うん、かなりいいよ」
莉穎「それで、なにをされてるんですか? ご職業は?」
柏春がまだ、聞いてないことをさらっと、聞いちゃう莉穎。
樹「ああ・・・僕は、社会観察や調査したことを、みんなが読むような記事になるように書いてるんだ」
莉穎「つまり・・・社会観察家で、作家さんなんですね。なんか、すごくかっこいいです」
樹「そんなことないよ」
2人が楽しそうに盛り上がる中、もう、柏春の顔がね・・すんごいことになってるの。(笑)
ぽつねん・・・・。
だけど、会話に入らない寂しさよりも、なんか、イライラしてるの。
樹「君はどうなの? 何をしてるの?」
莉穎「あ、私ですか・・私は・・・スイーツを作るのが好きです。あの・・・デザートとか、お好きですか?」
樹「好きだよ」
莉穎「だったら、次は、ケーキを作りますね!」
樹「ほんとに?」
莉穎「はい、絶対に。私、かなり得意なんですよ」
柏春そっちのけで、盛り上がる莉穎と・・・それなりに相手をしている樹。 ← こういうところはちょっとだけ、樹の味方(笑)
そして、なにより・・・
柏春:なんか、面白くない
To be continued
~Bonus Screen ~
樹:どうかしたの? ぜんぜん、喋らなかったけど、なにかあった?
柏春:なんでもないです
樹:ホントに?
柏春:あなたと莉穎が楽しそうなのを見てただけで・・・
樹:それは・・・彼女が君の友達だからだよ。僕は、女の子としゃべるのは苦手なんだ
柏春:つまり・・・彼女が僕の友達だから?
樹:そうだよ、どうして?
柏春:いえ! 僕、配達のバイトに行かなきゃならないんです。また、あした、話しましょう!
樹:気を付けて
柏春:わかりました!
柏春、アイコン変えた?
《雑感》
うふふふ、いいところで終わりますね。
2人の会話を聞いていると、年齢や育った環境などは、全然ちがっても、どこかしら、共通な趣味だったり、嗜好が合う二人っていうのは、自然と、好きなものやルーティンも似ていて、言わゆるペースが合うんだなぁと感心します。
うまくできてます。。。
その共有感覚が一つの核になって、多少の違いは気にならない・・・そんな感じなんでしょうか。
一目ぼれした・・・と自覚のある樹は、おいておいても、着目は、柏春の心の動きですよね(笑)
年齢差がある・・ということを、莉穎に一番に言うあたり、無意識にセーブしているのかな・・・という気もしましたが、それも最初だけでしたよね。(笑)
タイトルどおり、見事に「やきもち」やいてました。
このドラマは、わかりやすくて、逆にこれでいいのか?って思ってしまいますが、どうなんでしょうか(笑)
たとえ、短くても、ドラマティックに仕上げてほしいです。。
でも、BLドラマに出てくる女子が、ちょっと当て馬みたいにされるのは、あまり好きじゃないので、さっさと、莉穎ちゃんには、深手を負わないうちに、樹へのラインをばっさり、切断してあげてほしいです。