これは、2ブロックめです。
【Ep.02】 (1/2) はアップ済みです。。
せっかくの見せ場というか、肝のシーンなのに、だいぶ感情的、いや、感傷的になりすぎてますでしょうか。。。
この方は、どうなんでしょうか?
感傷的になってますかね?
3枚のうち、どれをあげるのが正解なのかな?
(≧▽≦)
やっぱり3枚とも一緒じゃないと意味がないのかな?(笑)
きっと、答えを知ってるのは、二人だけなんですね・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
2分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『We Best Love:Figting Mr.2nd』
第二名的逆襲/二位の逆襲
【Ep.02】(2/2)
~川沿いのカフェ~
とうとう、このカフェがお目見えです。。。。
カフェの厨房に立つショウイー。
ショウイー「Rick、ここ、任したぞ」
Rick(店員)「OK」
休憩に入ったショウイーが向かった先は、一人、飲んでいるシードー。
ショウイー「ガオ・シードー・・・。それで、お前は、そうやって、流れに身を任せる気か?
毎日、あいつと一緒に飯を食い、一緒に働き、そして家に送りさえする。あいつは決して、拒否したりしない。お前を夢中にさせたうえで、お前の心を壊そうとしてるだけだとはな・・・。なんとも、見事なまでに残酷な殺し方だ。。。」
そう改めて言われると、自嘲するしかないシードー。
痛烈な皮肉に「さんきゅ~」と答えるシード―。
つまり、ショウイーに対し、あらかたの状況説明は終わってるってことね。
そして、今のシードーにとって、この状況を話せるのは、従兄だけ。
ショウイー「だが、決して、あいつと一緒に過ごしてた頃に戻れるなんて、期待するなよ。お前は、あいつを5年間も無視したんだ。」
厳しい言葉を重ねられ、また、グラスに口をつけるシードー。
ただし、これは、ショウイーの、自分自身への戒めでもあるのだと思います。
ショウイー「唯一の解決策は、お前は、あいつを捨てたんでも、連絡しなかったんでもなく、出来なかったんだってことを伝えることだな。」
守ちゃん、正論!
ひっくと、かなり酒が回っているシードー。。
シードー「約束は守らなきゃ・・・」
ショウイー「だから、一体、どんな約束なんだよ?」
さすがに、約束の内容は、ショウイーにも話してないのね。
ショウイー「お前、それ、守れると思ってないだろ?」
シードー「だれがそんなこと言った?」
ぐっと、グラスをあおるシードー。
シードー「当然、守るさ。」
じっと、シードーの目をみていたショウイーが、がしっとシードーの首根っこをつかむと、頭突き!
シードー「あ、痛・・・!・・・なにすんだよ?」
ショウイー「お前、マジで病んでるぞ。 お前、あいつがお前の事、恨んでるって言ったよな」
嫌そうに手で押しのけ、しばらく、無言だったシードー。
シードー「“恨む”ってなんだ?」
ショウイー「・・・・・・・」
シードー「それって、あいつが俺の事をまだ、愛してるってことだろ・・・ちっ・・・」
それに気づいてしまったことが、なによりも、ズシンとシードーの胸を抉っているのです。
シードー「たとえ、それが、どんなに僅かでもさ・・・。」
その僅かな可能性が、全てシューイーの苦しみで成り立ち、今の自分は、それに指一本で縋っているだけなのか、と思うと、耐えがたく、舌打ちしながら、また、グラスを口元に運ぶシードー。
かける言葉を失うショウイー。
この人の「感情障害」とされてる部分について、本当は、もっと詳しくしりたい。
いきなり、がつんと音を立てて、テーブルに突っ伏すシードー。
ショウイー「ガオ・シードー」
しばらく、様子を見ていると、再び、むくっと身体を起こすシードー。
シードー「この辺に、うまい夜食、売ってるとこある?」
グラスの残りを煽ると、特に答えを求めるわけでもなく、ふらつきながら、立ち上がるシードー。
無言で、そのまま立ち去るシードーを目で見送り、
そのあとはじっと川面を見ているショウイー。
~川沿い 遊歩道~
営業時間が終わったのか、ゴミ捨て場に、ごみをもってきたショウイー。
突然、「ペイ・ショウイー!」と、暗がりから転がるように飛び出してきたのは・・・
・・ジェンシュアン。
すぐさま、向きを変え、背を向けるショウイー。
反応、早!
でも、ジェンシュアンも、早!
その背中に、がっつり抱き着くジェンシュアン。
ジェンシュアン、「ついに見つけたよ。諦めなければ、チャンスはあるって、俺に言ったじゃん。俺、何年も何年もずっと、探してたんだよ」
無邪気な口調で、訴える。
会社にいるときとは別人でしょ?
なんとか振りほどこうと、もがくショウイーを、渾身の力でホールド状態のジェンシュアン。
ジェンシュアン「久しぶりだね。元気にしてた?」
ショウイー「放せ!」
ジェンシュアン「先に、質問に答えてよ。元気にしてた?」
ショウイー「ものすごくな。放せ!」
ジェンシュアン「やだ・・・」
この甘えたような、「やだ」に涙・・・。
ショウイー「お前は、もう子供じゃないんだぞ。こんなガキみたいな真似するな!」
ジェンシュアン「や~だ~!」
更に、激しくしがみつくジェンシュアンを、本気で引きはがしたショウイー。
その勢いと力強さに、地面につんのめりそうになりながら、少しだけ動揺するジェンシュアン。
ジェンシュアン「俺の事、避けるの、やめてよ。俺、12年も探し続けてきたんだよ」
ショウイーに、くって掛かるジェンシュアン。
ショウイー「そんなこと、頼んでない。俺は、12年前、お前から離れることを選択した。それは・・・今でも同じだ・・・」
ジェンシュアン「ペイ・ショウイー・・・・」
ショックを受けてもなお、ショウイーのあとを追うジェンシュアン。
いきなり振り返り、ついてくるな、と 制するショウイー。
「俺、諦めないよ」と笑いかけるジェンシュアン。
それには答えず、店のほうに戻っていくショウイー。
ジェンシュアン「聞こえたよね? 俺、諦めないよ。」
ショウイーに、ステイされた子犬みたいに、それ以上は近づかず、その場でずっとフラフラしてるジェンシュアン。
これが、守真カップルと言われる、ショウイー(守一)とジェンシュアン(真軒)の二人の
時間が、12年ぶりに動き始めた夜の出来事でした。
~シューイーの家~
外観も時々うつるのよ。(笑)
暗くてすみません。
シューイー「お前ら、マジで遅い。数日経ったのに、まだ、契約の準備が出来てない。今日こそは、Wei Cheng 工業と会わなきゃならない。今すぐ、オフィスに戻ってこい」
出かける仕度を整えたシューイーの電話の相手は、ビンウェイ。
ビンウェイ「今日?」
シューイー「ああ、今日だ」
ビンウェイ「週末だぞ・・・」
シューイー「だからなんだ? 残業できないっていうのか? 超過分は払うぞ」
ビンウェイ「俺のデート、どうしてくれんだよ」
シューイー「だったら、ジャーユーも連れてこい!来週の予定について、あいつとも話すことがある・・・30分後にはオフィスにいろよ。」
ビンウェイ「わかったよ~」
シューイー「じゃあな、バイ」
玄関を開けたら、ちらっと雪見灯籠が見えたよ(笑)
逃避したいからって、石灯籠とかのサイト、どのくらい見まくったのかは内緒です(笑)
いや、それより、シューイーの目に飛び込んできたのは、アプローチに座り込んでるシードーの背中ね。
シューイー「ガオ・シードー・・・」
恐る恐る近づいていくシューイー。
ぶつぶつ、なにかを呟いてるシードー。
シューイー「ガオ・シードー、こんなところで何してる?」
そう問われて、ゆっくりと、かつ、格別な笑顔で、見上げるシードー。
シードー「は~い」
酔ってる!
間違いなく酔ってるね!
思わず、時計をみて、時間を確認するシューイー。
何時? ねぇ、今、何時?
そもそも、君は、何時に、デートを控えたビンウェイたちに招集かけたのよ?(笑)
シューイー「俺、仕事で出かけるぞ」
・・・って、冷静に言ってますけど、玄関開けっぱですよ。
さすがに、ドア自体は閉まらないと、オートロックかかりませんよ。(苦笑)
逸:閉まってたら、シード―が入れないじゃん!(って監督に言われた。YU)
こういう設定上の辻褄合わせ、苦労するよね(笑)
かまわず、出ようとするシューイーの腕を掴むシードー。
シードー「夜食、買って来た。」
それだけ言って、そのまま、見上げてるシードーに、きゅ~~~ん。
シューイー「今、そんな時間ないんだ」
掴んだ腕に力を込め、それを支えに、なんとか立ち上がるシードー。
買って来た夜食の袋を、これ見よがしに持ち上げ、改めて、シューイーの腕を掴みなおす。
そうはさせじと、離れようとするシューイー。
無言で、強引に首根っこをおさえるシードー。
この人は、骨の髄まで、スパダリ。。
シューイー「仕事に行かなきゃ・・・」
聞いてません。。。
シューイーを、家の中に入れることしか考えてません。
シューイー「お前、酔ってるだろ!」
再び、無言で、シューイーの首を掴むと、力ずくで、どんどん、家の中に引き入れようとするシードー。
引き入れられそうになるのを必死にとどめながら、再三、「仕事に行くんだ」と言い続け、出かけようとするシューイー。
自分は酔ってないとばかりに、笑うシードーが、ほとんど、狂気と紙一重。。。
シューイーの乱れた襟元を直そうとするシードー。
どんなに酔っていても、シューイーに会うとなれば、お腹は空いてないか、と夜食を買い、目の前に立てば、身支度を整え、この人にとって、シューイーは、そういう存在なのです。
身内の愛ってそういうものなのです。
強めに手を払うと、「行くからな・・・」と言うものの、実際には、いつもとは違うシードーの様子が気になって、シードーから視線を外せないシューイー。
シューイーに「出かける」と言われれば言われるほど、抑えきれない「高仕徳」の狩猟本能。
引きずるように、強引に引っ張りながら、玄関内に入るところまで成功。
シューイー「ガオ・シードー、おまえ、どうしたんだよ?」
私には、この時の、シューイーの、重ねた手と首の傾げ方が、とても優しく見えてしまった・・・。
ああ、もう、ここ・・・。
何度も息を吸い込みながら、込み上げる涙や嗚咽をこらえきれず、崩れ落ちそうになるところを、自分でなんとか踏ん張ろうとするシードー。
それでも支えきれず、とうとう崩れ落ちたシードーの姿を見て、
さすがに、そのままにはしておけず、その場で、固まるシューイー。
たぶん、私もそうなるよ。
それでも、なんとか泣くのを我慢しようとするシード―・・・いくつになって、男の子ね。
ポケットから、取り出した家の鍵を、シードーに放りなげるシューイー。
シューイー「すこし、休んでけ。俺、仕事に遅れるから・・・」
ビンウェイにあれだけ言ったんだもん、本来、シューイーもかなり、お尻に火がついてる状態よ。
でもね、今のシードーは、理屈じゃなくて、「逃すか!!」なのよ。
あらあら、腕じゃなくて、ジャケットの背中を掴まれたのね。
シューイー、肩まで、シャツが出ちゃってる。
シューイー「放せよ!」
力、セーブできなくて悪いな。
バ~ンと、もの凄い勢いで、ソファに、投げつけられるシューイー。
え・・?
・・・・・・・・え?!
しかし、いいソファは、それだけダメージも少ない。。。
シューイー「お前、どうした? あ?」
口調は穏やかに努めながらも、反撃しようと立ち上がったシューイーの首を簡単に押えこむシードー。
シューイー「ドラマじゃないんだぞ!・・・ガオ・シードー」
そんなの、百も承知です。
頭の中に、そんなこと、1ミリも浮かんでませんから。。。
さっき、崩れ落ちた時から、心の中は号泣状態だから。。
再び、掴んだシューイーを押し切り、今度は、自ら、ソファに押し倒した上に馬乗り。。
シューイー「止めろって言ってるんだぞ」
シューイーを押さえつけたまま、声をあげ、肩を震わせ、泣き始めるシードー。
シードー「ごめん・・・・俺・・・アメリカなんかに行くんじゃなかった・・・」
絞り出すシードー。
びび:号泣
😭😭😭💦
何度、この言葉を、一人で呟いてきたのかな。。。
シードー「ごめん・・・」
首元に手をあてられながら、じっと、シードーの様子を見ているシューイー。
シードー「俺たち、また、やりなおせないか? 最初からやり直さないか?」
なにも聞かずにYesと言ってくれないか?
それはちょっと虫のいい話。
いや、そもそも彼は、そんなこと言ってないです💦
シューイー「アメリカで、なにがあった?」
その口調には、責めるような響きはありません。
これでも、ちょっとだけ、大人になってます。
泣くばかりで、その問いには答えないシードー。
シューイー「ガオ・シードー・・・」
シードー「し~・・・しっ!」
指で、シューイーの唇を押さえるシードー。
本当はね、押さえたいのは自分の口。
もう、口元まで出かかってるのは、シードーのほうなの。
これ以上、シューイーに聞かれたら、堪えられない。自分の意志では、もう、留まれないかもしれない。聞いてもらって、楽になりたい・・・。
でも、シューイーを失うなら、死んだ方がまし!
シューイーを前にして、必死にこらえようとするシードー。
シューイー「なにがあった?」
首を横にふりながら、今度は、シューイーの口をふさいでしまうシードー。
頼む、頼むから、何も聞かないでくれないか・・・・
シードーの様子が尋常なものじゃないことくらい、シューイーにも十分伝わり、その白い手が、シードーの頬に触れようとした時、
それを避けるかのように、少し、身体を起こしたシードー。
ただ、黙って、シューイーの肩の下を、ポン、ポン、と軽くたたき続け、
そのまま、襟口を掴みあげる。。
シードー「なぜだ?ん?なぜなんだ! 」
そんなに憎いか? ん? 優しい振りなんかするな、俺を陥れようとなんかするなよ!
シードーの問いかけの意味がわからないシューイー。
シューイー「お前、ケンカ売ってんのか? ガオ・シードー?」
シードー「ケンカ売ってるのは、お前だ・・・」
バシっと、シードーを押しのけるシューイー。
身体を起こし、シューイーの上から退くシードー。
シューイー「どういうことだよ?」
となりのソファベッドに腰を下ろし、顔を手で覆うシードー。
酔いが少しだけ冷めてきた様子?
浅い呼吸を繰り返すシードー。
シードー「お前にはわかりっこないよな?」
シューイー「はぁ?(なんだよ、その言い草)」
シードー「お前が、どれだけ、恵まれてるか、わかるか? お前がいつも、どれだけ守られてきたかってわかってるか?」
・・・そんな話か、と、床に落ちていたカバンを取ると、立ち上がるシューイー。
シードー「なにしてる?」
シューイー「仕事に行く」
一気に、心を閉ざしてしまったかのようなシューイー。
お前にだけは言われたくないんだよ!
シードーも一緒に立ち上がる。
シードー「聞きたいんじゃないのか・・・」
再び、シューイーを掴むと、自分の隣に座らせる。
どこか、感情のスイッチを切ったかのようなシューイー。
シューイーのカバンを乱暴に放り投げるシードー。
この段階で、今夜は、絶対、行かせないと宣言したも同じことです。
それにしても、こんなシードーの乱暴なしぐさ、見たことありましたっけ?
リミッター外れた雄味、全開です。
さて、どうしようか・・・と、シューイーの肩に手をまわし、ほぼ、至近距離で、顔を見つめるシードー。
シードー「何も感じないか?」
一切の感情を遮断したかのように、棒人間状態になったシューイーの首を支えながら、ゆっくりと後ろに倒すシードー。
シード―に顔をむけられ、少しだけ避けるシューイー。
首元にキスし、唇を這わせていくシードー。
シューイー「もういいだろ・・」
身体を起こそうとするシューイーの頭を押さえつけ、そのまま、続けようとするシードーに、「ガオ・シードー」と名前を呼びながら、身をよじるシューイー。
シューイー「おい・・・」
それでも、構わず、今度は、唇への口づけにうつっていくシードー。
シューイー「ガオ・シードー・・」
ここから本当に、二人、言葉を超越し始めます。
どんどん、深くなっていくキスに、なんとか、最後まで抵抗しようとするシューイー。
その手を無理やり剥がし、押さえ込みながら、執拗にキスを続けるシードー。
ここ、ベッドの端から、頭がでちゃって、その不安定さの効果も高いよね。
ただ、ひたすら、記憶をよびさますように、自分の存在を刻み込もうとするシードーのキスは、時に、強引にシューイーに迫る。
シードーの動きの先を読むように、首を反らし、身体をねじることで、決して応じたり、ましてや、完堕ちなどしないと、伝えるシューイー。
イラついたように、シューイーの身体をベッド位置に合わせるように、引っ張りあげるシードー。
ここまで切実な姿を見せるシードーに、なんとか、シードー自身の口から真実を聞きだしたいシューイー。
シューイー「お前、俺に言うのか、それとも言わない気か?」
一進一退を繰り返す二人。
さきほどよりも、はっきりと、シューイーに対し、質問すら受け付けないと、口をふさぐシードー。
この時の口をふさぐまでの、目や頬、シードーの顔で触れられる部分にすべて、指でトントン触れていくシードーの手の動きが、ただ、黙らせようとしてるのではなく、自分が覚えているシューイーの顔を自分の手の中で再構築しているようで、そんな愛の表現に、見ているこちらが、すでに、呼吸困難。
自分だけが、苦しいのだ、裏切られたのだ、と思い続けてきた日々の中、もしかしたら、自分には、予想もつかないほどの苦しみをシードーもまた、抱えて来たのか・・。
でも、言ってくれなきゃ、何一つわからないだろ!
それでも、今、こうして、愛おしそうに自分に触れてくるシードーに、理由を話す意志はないと悟るシューイー。
キスを受けながら、そのあふれ出た哀しみが、自分の中に流れ込んできたかのように感じ、
再び、シードーが覆っていた手を外すころには、せめぎあっていたシューイーの目の動きも、手に込めた拒絶も、だんだん、力を失っていき、とうとう、受け入れてしまう。
また、新たな地獄の始まりかもしれないのに、ここで、シードーの手を取ってしまう女心。 ← あえて言うよ。
5年・・・・。
シードーにとっても、シューイーにとっても、それは、気の遠くなるような歳月。
一度、手にした温もりも匂いも重みも感触も、なにもかも、手放したつもりなどなく、覚悟もなく、生木を引き裂かれたように、線が引かれてしまっただけ。
意識があろうとなかろうと、昼も夜も求め続けてきた相手に、触れてしまえば、もう、後戻りはできない。
二人の激しいキスは、比類なきほど、シードーとシューイーそのもののキスです。
ここで、プールに飛び込んだシードーの映像がフラッシュバック。
ひたすら、シューイーという空気のない世界で、息を押し殺して生きてきた。。
誰にも言えない、自分の肩にかかったすべての重圧を、水の中で、吐き出すシードー。
それでも、シードーの苦痛は、まだ、終わってはいないのね。
~翌朝~
目を覚ましたシードー。
眩しさと頭痛に、思わず、こめかみを押さえると、
少しずつ、目を開いていく。。
見事な吹き抜け空間。。。
上半身を起こしかけ、チラリとめくったタオルケット。
自分の状況に気づいたシードー。
シードー「・・・・・・・!」
どういうことか、さっぱりわかりませんが、とにかく、なにかやらかしたということだけは確実です。
シューイー「バスルームに全部そろってる。身支度して、ここからさっさと出ていけ」
シードーが目覚めるのを待ち構えていたかのように、近づいてきたシューイー。
とにかく、身体を起こし、上掛けで隠しながら、腰かけるシードー。
質実剛健を絵にかいたような身体なのに、もう、すっかり、ぐにゃんぐにゃん。。。(笑)
シードー「俺・・・・」
言いかけて、さすがに、言いよどむシードー。
手で、自分とシューイーを指さしながら、「昨晩、俺たち・・・その・・・?」と聞くのが精いっぱい。
あきれ果てるシューイー。
この表情、なんかすごく覚えがありすぎて、とても他人事に思えない。。
シューイー「お前、昨日のこと、覚えてないのか?」
これ、嫁や彼女に言われて、「焦るワード」トップ10に入ります。
頭の中、高速回転中のシード―。
その時・・・・玄関のキーの解除音が聞こえかと思ったら、
シューイーパパ「シューイー、パパが帰って来たよん♪ 早く帰ってきちゃったよん (日本語)」
世界で一番能天気な声をあげながら、今、一番入って来ちゃいけない人が、手にいっぱい、息子へのご機嫌取りの品々を持って、登場!
シューイー「父さん・・・(日本語)」
ピタっと止まる、シューイーパパ。
最悪!
顔を伏せても、どうにもならないですね。
そのまま、両手の荷物がばさっと、床に落ちる、という、往年のベタな展開。
シューイーパパ「ガオ・シードー・! ここで何してる? 約束破ったな! 俺の息子になにをした?!」
シューイーを指さすパパ。
ご丁寧に、ポイントは全部、しゃべってくれました。。
その話を、シューイーがいるところでしちゃだめでしょ・・・と、目で訴えるシードー。
シューイー「知り合いなの?(日本語)」
シューイーパパ「へ?」
ようやく、ご自分の失態に気づきましたか?
そう、なぜ、この二人に面識があるのか、そこからして、シューイーにとったら、疑問の始まり。
ようやく、事の大きさに気づいたパパ。
笑顔でゴマかしながら、首を横に振ります。
パパ「知らない・・・知らない・・・(日本語)」
今度は、シードーに視線を向けるシューイー。
シューイー「約束ってなんのこと?」
ここで、かかりはじめた明るいBGMに、絶対、視聴者、ほっとしたよね~~~!
私もよ。
ようやく、ちゃんと息ができたよ。
パパとシードーの両方を見比べるシューイー。
いたたまれず、視線をそらす、半裸のシードー。
でも、これで、突破口が開いたよ!!
★【Ep 02】2/2の雑感 ★
いや~、まるまる、もろもろ、辛かった!!
感傷的過ぎたのは、この、後半15分足らずのあいだに、伝説(・・・になるであろう)の、得意カップルの渾身ラブシーンの他にも、守真カップルの再会までもってくるという、恐ろしい構成のせいだと思います。
基本、私は、雰囲気に引っ張られるんです。(笑)
はぁ、辛かったけれど、「これぞ、ラブシーンだ!」っていうものを見せていただけたような気がします。
ドラマを見ていて、この二人でなければ、このタイミングでなければ、この空間は作り出せなかっただろう・・・という、至極のラブシーンに出会うことがあります。
少なくとも、私にとっては、5本の指に入ります。。
ん? 5本? 収まるか? (笑)
冗談はさておき、この二人のシーンに垣間見える、かつての記憶が引き寄せあうかのような、濃密なやり取りは、本当に、素晴らしかったです。
Samくんは、特別殊勲敢闘功労賞ですね。
彼の迫力失くして、ガチガチに凝り固まっていたシードーに線を越えさせ、意識を遮断してでも自衛の境界線を貫こうとしたシューイーに、受け入れさせることが、他の誰に出来たでしょう、って感じです。
これは、極論かもしませんが、性愛を伴う愛は、形状記憶合金みたいなところがあると思うんです。
もちろん、性愛に限定しなくても、ただ、手をつないだ、とか、隣同士座ったとか、ま、スキンシップなり、相手の匂いや体温が感じられる距離感をもったことがあるなら、それも、記憶を呼び覚ます要因にはなると思いますけど。
(とにかく、これは、単なる性体験ではなく、性愛のお話ね)
そう、リアタイ時、
これ、本当はどうだったのか?という疑問提起があったそうですね。
ほんとに覚えてないの?というツッコミは、おいておくとして、残念ながら、おそらく、未遂でしょうね。
いや、どうして、未遂になったんだろう?
あの雰囲気で、よく思いとどまれたな、とは思います。
まぁ、シードーが「裸ん坊」だったところを見ると、理由は一つ。
肝心なところで、気持ち悪くなって、吐いた・・・→ そのまま寝落ち くらいしか、思い浮かびません。
散々、見て来たアジアンラブコメの王道な展開です(笑)
ちなみに、昨日、朝から、傷心のガオ・シードーさんは、食事はしてません。お酒くらいしか、胃に入ってません & あの場合、体勢的に、被害を被ったのは、逸ちゃんだと思います。(笑)
でも、だからって、プールシーンをそんな風に見てはいけません。
上記、ピンク字は、すべて、フィクションです!(必死!!)
はあ・・・・パパの出現で、ここまで、妄想話が言えるくらい、気分が持ち直しました。
ありがとうございます。(引き続き、3話もよろしくお願いします)