これは、2ブロックめです。

【Ep.02】 (1/2)  はアップ済みです。。

 

せっかくの見せ場というか、肝のシーンなのに、だいぶ感情的、いや、感傷的になりすぎてますでしょうか。。。

 

この方は、どうなんでしょうか?

感傷的になってますかね?

3枚のうち、どれをあげるのが正解なのかな?

(≧▽≦)

やっぱり3枚とも一緒じゃないと意味がないのかな?(笑)

 

 
 

きっと、答えを知ってるのは、二人だけなんですね・・・。

SamのIG

 

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

2分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.02】 (1/2)

 

 

 

『We Best Love:Figting Mr.2nd

 第二名的逆襲/二位の逆襲

【Ep.02】(2/2) 

 

~川沿いのカフェ~

 

とうとう、このカフェがお目見えです。。。。

 

カフェの厨房に立つショウイー。

ショウイー「Rick、ここ、任したぞ」

Rick(店員)「OK」

 

休憩に入ったショウイーが向かった先は、一人、飲んでいるシードー。

 

ショウイー「ガオ・シードー・・・。それで、お前は、そうやって、流れに身を任せる気か?

毎日、あいつと一緒に飯を食い、一緒に働き、そして家に送りさえする。あいつは決して、拒否したりしない。お前を夢中にさせたうえで、お前の心を壊そうとしてるだけだとはな・・・。なんとも、見事なまでに残酷な殺し方だ。。。」

そう改めて言われると、自嘲するしかないシードー。

痛烈な皮肉に「さんきゅ~」と答えるシード―。

 

つまり、ショウイーに対し、あらかたの状況説明は終わってるってことね。

そして、今のシードーにとって、この状況を話せるのは、従兄だけ。

 

ショウイー「だが、決して、あいつと一緒に過ごしてた頃に戻れるなんて、期待するなよ。お前は、あいつを5年間も無視したんだ。」

厳しい言葉を重ねられ、また、グラスに口をつけるシードー。

ただし、これは、ショウイーの、自分自身への戒めでもあるのだと思います。

ショウイー「唯一の解決策は、お前は、あいつを捨てたんでも、連絡しなかったんでもなく、出来なかったんだってことを伝えることだな。」

守ちゃん、正論!

 

ひっくと、かなり酒が回っているシードー。。

シードー「約束は守らなきゃ・・・」

ショウイー「だから、一体、どんな約束なんだよ?」

さすがに、約束の内容は、ショウイーにも話してないのね。

 

ショウイー「お前、それ、守れると思ってないだろ?」

シードー「だれがそんなこと言った?」

ぐっと、グラスをあおるシードー。

シードー「当然、守るさ。」

 

じっと、シードーの目をみていたショウイーが、がしっとシードーの首根っこをつかむと、頭突き!

シードー「あ、痛・・・!・・・なにすんだよ?」

ショウイー「お前、マジで病んでるぞ。 お前、あいつがお前の事、恨んでるって言ったよな」

嫌そうに手で押しのけ、しばらく、無言だったシードー。

シードー「“恨む”ってなんだ?」

ショウイー「・・・・・・・」

シードー「それって、あいつが俺の事をまだ、愛してるってことだろ・・・ちっ・・・」

それに気づいてしまったことが、なによりも、ズシンとシードーの胸を抉っているのです。

 

シードー「たとえ、それが、どんなに僅かでもさ・・・。」

その僅かな可能性が、全てシューイーの苦しみで成り立ち、今の自分は、それに指一本で縋っているだけなのか、と思うと、耐えがたく、舌打ちしながら、また、グラスを口元に運ぶシードー。

 

かける言葉を失うショウイー。

この人の「感情障害」とされてる部分について、本当は、もっと詳しくしりたい。

 

いきなり、がつんと音を立てて、テーブルに突っ伏すシードー。

ショウイー「ガオ・シードー」

しばらく、様子を見ていると、再び、むくっと身体を起こすシードー。

シードー「この辺に、うまい夜食、売ってるとこある?」

グラスの残りを煽ると、特に答えを求めるわけでもなく、ふらつきながら、立ち上がるシードー。

無言で、そのまま立ち去るシードーを目で見送り、

そのあとはじっと川面を見ているショウイー。

 

~川沿い 遊歩道~

営業時間が終わったのか、ゴミ捨て場に、ごみをもってきたショウイー。

突然、「ペイ・ショウイー!」と、暗がりから転がるように飛び出してきたのは・・・

・・ジェンシュアン。

 

すぐさま、向きを変え、背を向けるショウイー。

反応、早!

でも、ジェンシュアンも、早!

 

その背中に、がっつり抱き着くジェンシュアン。

 

ジェンシュアン、「ついに見つけたよ。諦めなければ、チャンスはあるって、俺に言ったじゃん。俺、何年も何年もずっと、探してたんだよ」

無邪気な口調で、訴える。

会社にいるときとは別人でしょ?

 

なんとか振りほどこうと、もがくショウイーを、渾身の力でホールド状態のジェンシュアン。

ジェンシュアン「久しぶりだね。元気にしてた?」

ショウイー「放せ!」

ジェンシュアン「先に、質問に答えてよ。元気にしてた?」

ショウイー「ものすごくな。放せ!」

ジェンシュアン「やだ・・・」

この甘えたような、「やだ」に涙・・・。

 

ショウイー「お前は、もう子供じゃないんだぞ。こんなガキみたいな真似するな!」

ジェンシュアン「や~だ~!」

 

更に、激しくしがみつくジェンシュアンを、本気で引きはがしたショウイー。

その勢いと力強さに、地面につんのめりそうになりながら、少しだけ動揺するジェンシュアン。

 

ジェンシュアン「俺の事、避けるの、やめてよ。俺、12年も探し続けてきたんだよ」

ショウイーに、くって掛かるジェンシュアン。

 

ショウイー「そんなこと、頼んでない。俺は、12年前、お前から離れることを選択した。それは・・・今でも同じだ・・・」

ジェンシュアン「ペイ・ショウイー・・・・」

ショックを受けてもなお、ショウイーのあとを追うジェンシュアン。

 

いきなり振り返り、ついてくるな、と 制するショウイー。

「俺、諦めないよ」と笑いかけるジェンシュアン。

 

それには答えず、店のほうに戻っていくショウイー。

ジェンシュアン「聞こえたよね? 俺、諦めないよ。」

ショウイーに、ステイされた子犬みたいに、それ以上は近づかず、その場でずっとフラフラしてるジェンシュアン。

 

これが、守真カップルと言われる、ショウイー(守一)とジェンシュアン(真軒)の二人の

時間が、12年ぶりに動き始めた夜の出来事でした。

 

 

~シューイーの家~

外観も時々うつるのよ。(笑)

 暗くてすみません。

 

シューイー「お前ら、マジで遅い。数日経ったのに、まだ、契約の準備が出来てない。今日こそは、Wei Cheng 工業と会わなきゃならない。今すぐ、オフィスに戻ってこい」

出かける仕度を整えたシューイーの電話の相手は、ビンウェイ。

ビンウェイ「今日?」

シューイー「ああ、今日だ」

ビンウェイ「週末だぞ・・・」

シューイー「だからなんだ? 残業できないっていうのか? 超過分は払うぞ」

ビンウェイ「俺のデート、どうしてくれんだよ」

シューイー「だったら、ジャーユーも連れてこい!来週の予定について、あいつとも話すことがある・・・30分後にはオフィスにいろよ。」

ビンウェイ「わかったよ~」

シューイー「じゃあな、バイ」

玄関を開けたら、ちらっと雪見灯籠が見えたよ(笑)

逃避したいからって、石灯籠とかのサイト、どのくらい見まくったのかは内緒です(笑)

 

いや、それより、シューイーの目に飛び込んできたのは、アプローチに座り込んでるシードーの背中ね。

シューイー「ガオ・シードー・・・」

恐る恐る近づいていくシューイー。

 

ぶつぶつ、なにかを呟いてるシードー。

 

シューイー「ガオ・シードー、こんなところで何してる?」

そう問われて、ゆっくりと、かつ、格別な笑顔で、見上げるシードー。

シードー「は~い」

酔ってる!

間違いなく酔ってるね!

 

思わず、時計をみて、時間を確認するシューイー。

何時? ねぇ、今、何時?

そもそも、君は、何時に、デートを控えたビンウェイたちに招集かけたのよ?(笑)

 

シューイー「俺、仕事で出かけるぞ」

・・・って、冷静に言ってますけど、玄関開けっぱですよ。

さすがに、ドア自体は閉まらないと、オートロックかかりませんよ。(苦笑)

 

逸:閉まってたら、シード―が入れないじゃん!(って監督に言われた。YU)

 

こういう設定上の辻褄合わせ、苦労するよね(笑)

 

かまわず、出ようとするシューイーの腕を掴むシードー。

シードー「夜食、買って来た。」

それだけ言って、そのまま、見上げてるシードーに、きゅ~~~ん。

 

シューイー「今、そんな時間ないんだ」

掴んだ腕に力を込め、それを支えに、なんとか立ち上がるシードー。

買って来た夜食の袋を、これ見よがしに持ち上げ、改めて、シューイーの腕を掴みなおす。

そうはさせじと、離れようとするシューイー。

無言で、強引に首根っこをおさえるシードー。

この人は、骨の髄まで、スパダリ。。

 

シューイー「仕事に行かなきゃ・・・」

聞いてません。。。

シューイーを、家の中に入れることしか考えてません。

 

シューイー「お前、酔ってるだろ!」

再び、無言で、シューイーの首を掴むと、力ずくで、どんどん、家の中に引き入れようとするシードー。

引き入れられそうになるのを必死にとどめながら、再三、「仕事に行くんだ」と言い続け、出かけようとするシューイー。

 

自分は酔ってないとばかりに、笑うシードーが、ほとんど、狂気と紙一重。。。

 

シューイーの乱れた襟元を直そうとするシードー。

どんなに酔っていても、シューイーに会うとなれば、お腹は空いてないか、と夜食を買い、目の前に立てば、身支度を整え、この人にとって、シューイーは、そういう存在なのです。

身内の愛ってそういうものなのです。

 

強めに手を払うと、「行くからな・・・」と言うものの、実際には、いつもとは違うシードーの様子が気になって、シードーから視線を外せないシューイー。

 

シューイーに「出かける」と言われれば言われるほど、抑えきれない「高仕徳」の狩猟本能。

 

引きずるように、強引に引っ張りながら、玄関内に入るところまで成功。

シューイー「ガオ・シードー、おまえ、どうしたんだよ?」

私には、この時の、シューイーの、重ねた手と首の傾げ方が、とても優しく見えてしまった・・・。えーん

 

ああ、もう、ここ・・・。

 

何度も息を吸い込みながら、込み上げる涙や嗚咽をこらえきれず、崩れ落ちそうになるところを、自分でなんとか踏ん張ろうとするシードー。

それでも支えきれず、とうとう崩れ落ちたシードーの姿を見て、

 

さすがに、そのままにはしておけず、その場で、固まるシューイー。

たぶん、私もそうなるよ。

 

それでも、なんとか泣くのを我慢しようとするシード―・・・いくつになって、男の子ね。

 

ポケットから、取り出した家の鍵を、シードーに放りなげるシューイー。

シューイー「すこし、休んでけ。俺、仕事に遅れるから・・・」

ビンウェイにあれだけ言ったんだもん、本来、シューイーもかなり、お尻に火がついてる状態よ。

 

でもね、今のシードーは、理屈じゃなくて、「逃すか!!」なのよ。

 

あらあら、腕じゃなくて、ジャケットの背中を掴まれたのね。

シューイー、肩まで、シャツが出ちゃってる。

シューイー「放せよ!」

 

力、セーブできなくて悪いな。

 

バ~ンと、もの凄い勢いで、ソファに、投げつけられるシューイー。

え・・?

 

 

・・・・・・・・え?!

 

しかし、いいソファは、それだけダメージも少ない。。。

 

シューイー「お前、どうした? あ?」

口調は穏やかに努めながらも、反撃しようと立ち上がったシューイーの首を簡単に押えこむシードー。

 

シューイー「ドラマじゃないんだぞ!・・・ガオ・シードー」

そんなの、百も承知です。

頭の中に、そんなこと、1ミリも浮かんでませんから。。。

さっき、崩れ落ちた時から、心の中は号泣状態だから。。

 

再び、掴んだシューイーを押し切り、今度は、自ら、ソファに押し倒した上に馬乗り。。

シューイー「止めろって言ってるんだぞ」

 

シューイーを押さえつけたまま、声をあげ、肩を震わせ、泣き始めるシードー。

 

シードー「ごめん・・・・俺・・・アメリカなんかに行くんじゃなかった・・・」

絞り出すシードー。

びび:号泣

😭😭😭💦

何度、この言葉を、一人で呟いてきたのかな。。。

 

シードー「ごめん・・・」

首元に手をあてられながら、じっと、シードーの様子を見ているシューイー。

 

シードー「俺たち、また、やりなおせないか? 最初からやり直さないか?」

 

なにも聞かずにYesと言ってくれないか?

それはちょっと虫のいい話。

いや、そもそも彼は、そんなこと言ってないです💦

 

シューイー「アメリカで、なにがあった?」

その口調には、責めるような響きはありません。

これでも、ちょっとだけ、大人になってます。

 

泣くばかりで、その問いには答えないシードー。

シューイー「ガオ・シードー・・・」

 

シードー「し~・・・しっ!」

指で、シューイーの唇を押さえるシードー。

 

本当はね、押さえたいのは自分の口。

もう、口元まで出かかってるのは、シードーのほうなの。

 

これ以上、シューイーに聞かれたら、堪えられない。自分の意志では、もう、留まれないかもしれない。聞いてもらって、楽になりたい・・・。

 

でも、シューイーを失うなら、死んだ方がまし!

 

シューイーを前にして、必死にこらえようとするシードー。

 

シューイー「なにがあった?」

首を横にふりながら、今度は、シューイーの口をふさいでしまうシードー。

 

頼む、頼むから、何も聞かないでくれないか・・・・

 

シードーの様子が尋常なものじゃないことくらい、シューイーにも十分伝わり、その白い手が、シードーの頬に触れようとした時、

それを避けるかのように、少し、身体を起こしたシードー。

ただ、黙って、シューイーの肩の下を、ポン、ポン、と軽くたたき続け、

そのまま、襟口を掴みあげる。。

 

シードー「なぜだ?ん?なぜなんだ! 」

 

そんなに憎いか? ん? 優しい振りなんかするな、俺を陥れようとなんかするなよ!

 

シードーの問いかけの意味がわからないシューイー。

シューイー「お前、ケンカ売ってんのか? ガオ・シードー?」

シードー「ケンカ売ってるのは、お前だ・・・」

 

バシっと、シードーを押しのけるシューイー。

身体を起こし、シューイーの上から退くシードー。

シューイー「どういうことだよ?」

 

となりのソファベッドに腰を下ろし、顔を手で覆うシードー。

酔いが少しだけ冷めてきた様子?

浅い呼吸を繰り返すシードー。

 

シードー「お前にはわかりっこないよな?」

シューイー「はぁ?(なんだよ、その言い草)

 

 

シードー「お前が、どれだけ、恵まれてるか、わかるか? お前がいつも、どれだけ守られてきたかってわかってるか?」

・・・そんな話か、と、床に落ちていたカバンを取ると、立ち上がるシューイー。

 

シードー「なにしてる?」

シューイー「仕事に行く」

一気に、心を閉ざしてしまったかのようなシューイー。

お前にだけは言われたくないんだよ!

 

シードーも一緒に立ち上がる。

シードー「聞きたいんじゃないのか・・・」

再び、シューイーを掴むと、自分の隣に座らせる。

どこか、感情のスイッチを切ったかのようなシューイー。

 

シューイーのカバンを乱暴に放り投げるシードー。

この段階で、今夜は、絶対、行かせないと宣言したも同じことです。

 

それにしても、こんなシードーの乱暴なしぐさ、見たことありましたっけ?

リミッター外れた雄味、全開です。

 

さて、どうしようか・・・と、シューイーの肩に手をまわし、ほぼ、至近距離で、顔を見つめるシードー。

シードー「何も感じないか?」

一切の感情を遮断したかのように、棒人間状態になったシューイーの首を支えながら、ゆっくりと後ろに倒すシードー。


 

シード―に顔をむけられ、少しだけ避けるシューイー。

首元にキスし、唇を這わせていくシードー。

シューイー「もういいだろ・・」

身体を起こそうとするシューイーの頭を押さえつけ、そのまま、続けようとするシードーに、「ガオ・シードー」と名前を呼びながら、身をよじるシューイー。

シューイー「おい・・・」

 

それでも、構わず、今度は、唇への口づけにうつっていくシードー。

シューイー「ガオ・シードー・・」

 

ここから本当に、二人、言葉を超越し始めます。

 

どんどん、深くなっていくキスに、なんとか、最後まで抵抗しようとするシューイー。

その手を無理やり剥がし、押さえ込みながら、執拗にキスを続けるシードー。

ここ、ベッドの端から、頭がでちゃって、その不安定さの効果も高いよね。

 

ただ、ひたすら、記憶をよびさますように、自分の存在を刻み込もうとするシードーのキスは、時に、強引にシューイーに迫る。

 

シードーの動きの先を読むように、首を反らし、身体をねじることで、決して応じたり、ましてや、完堕ちなどしないと、伝えるシューイー。

イラついたように、シューイーの身体をベッド位置に合わせるように、引っ張りあげるシードー。

 

ここまで切実な姿を見せるシードーに、なんとか、シードー自身の口から真実を聞きだしたいシューイー。

シューイー「お前、俺に言うのか、それとも言わない気か?」

 

一進一退を繰り返す二人。

 

さきほどよりも、はっきりと、シューイーに対し、質問すら受け付けないと、口をふさぐシードー。

この時の口をふさぐまでの、目や頬、シードーの顔で触れられる部分にすべて、指でトントン触れていくシードーの手の動きが、ただ、黙らせようとしてるのではなく、自分が覚えているシューイーの顔を自分の手の中で再構築しているようで、そんな愛の表現に、見ているこちらが、すでに、呼吸困難。

 

自分だけが、苦しいのだ、裏切られたのだ、と思い続けてきた日々の中、もしかしたら、自分には、予想もつかないほどの苦しみをシードーもまた、抱えて来たのか・・。

 

でも、言ってくれなきゃ、何一つわからないだろ!

 

 

それでも、今、こうして、愛おしそうに自分に触れてくるシードーに、理由を話す意志はないと悟るシューイー。

 

キスを受けながら、そのあふれ出た哀しみが、自分の中に流れ込んできたかのように感じ、

再び、シードーが覆っていた手を外すころには、せめぎあっていたシューイーの目の動きも、手に込めた拒絶も、だんだん、力を失っていき、とうとう、受け入れてしまう。

また、新たな地獄の始まりかもしれないのに、ここで、シードーの手を取ってしまう女心。 ← あえて言うよ。

 

5年・・・・。

シードーにとっても、シューイーにとっても、それは、気の遠くなるような歳月。

一度、手にした温もりも匂いも重みも感触も、なにもかも、手放したつもりなどなく、覚悟もなく、生木を引き裂かれたように、線が引かれてしまっただけ。

 

意識があろうとなかろうと、昼も夜も求め続けてきた相手に、触れてしまえば、もう、後戻りはできない。

二人の激しいキスは、比類なきほど、シードーとシューイーそのもののキスです。

 

ここで、プールに飛び込んだシードーの映像がフラッシュバック。

ひたすら、シューイーという空気のない世界で、息を押し殺して生きてきた。。

誰にも言えない、自分の肩にかかったすべての重圧を、水の中で、吐き出すシードー。

 

それでも、シードーの苦痛は、まだ、終わってはいないのね。

 

~翌朝~

目を覚ましたシードー。

眩しさと頭痛に、思わず、こめかみを押さえると、

少しずつ、目を開いていく。。

 

見事な吹き抜け空間。。。

 

上半身を起こしかけ、チラリとめくったタオルケット。

自分の状況に気づいたシードー。

シードー「・・・・・・・!」

どういうことか、さっぱりわかりませんが、とにかく、なにかやらかしたということだけは確実です。

 

シューイー「バスルームに全部そろってる。身支度して、ここからさっさと出ていけ」

シードーが目覚めるのを待ち構えていたかのように、近づいてきたシューイー。

とにかく、身体を起こし、上掛けで隠しながら、腰かけるシードー。

 

質実剛健を絵にかいたような身体なのに、もう、すっかり、ぐにゃんぐにゃん。。。(笑)

 

シードー「俺・・・・」

言いかけて、さすがに、言いよどむシードー。

手で、自分とシューイーを指さしながら、「昨晩、俺たち・・・その・・・?」と聞くのが精いっぱい。

 

あきれ果てるシューイー。

この表情、なんかすごく覚えがありすぎて、とても他人事に思えない。。

 

シューイー「お前、昨日のこと、覚えてないのか?」

 

これ、嫁や彼女に言われて、「焦るワード」トップ10に入ります。

頭の中、高速回転中のシード―。

 

その時・・・・玄関のキーの解除音が聞こえかと思ったら、

シューイーパパ「シューイー、パパが帰って来たよん♪ 早く帰ってきちゃったよん (日本語)

 

世界で一番能天気な声をあげながら、今、一番入って来ちゃいけない人が、手にいっぱい、息子へのご機嫌取りの品々を持って、登場!

 

シューイー「父さん・・・(日本語)

 

ピタっと止まる、シューイーパパ。

 

最悪!

 

顔を伏せても、どうにもならないですね。

 

そのまま、両手の荷物がばさっと、床に落ちる、という、往年のベタな展開。

 

シューイーパパ「ガオ・シードー・! ここで何してる? 約束破ったな! 俺の息子になにをした?!」

シューイーを指さすパパ。

ご丁寧に、ポイントは全部、しゃべってくれました。。

 

その話を、シューイーがいるところでしちゃだめでしょ・・・と、目で訴えるシードー。

 

シューイー「知り合いなの?(日本語)

シューイーパパ「へ?

ようやく、ご自分の失態に気づきましたか?

 

そう、なぜ、この二人に面識があるのか、そこからして、シューイーにとったら、疑問の始まり。

 

ようやく、事の大きさに気づいたパパ。

笑顔でゴマかしながら、首を横に振ります。

パパ「知らない・・・知らない・・・(日本語)

 

今度は、シードーに視線を向けるシューイー。

シューイー「約束ってなんのこと?」

 

ここで、かかりはじめた明るいBGMに、絶対、視聴者、ほっとしたよね~~~!

私もよ。

ようやく、ちゃんと息ができたよ。

 

パパとシードーの両方を見比べるシューイー。

 

いたたまれず、視線をそらす、半裸のシードー。

 

 

でも、これで、突破口が開いたよ!!

 


 

★【Ep 02】2/2の雑感 ★

いや~、まるまる、もろもろ、辛かった!!

 

感傷的過ぎたのは、この、後半15分足らずのあいだに、伝説(・・・になるであろう)の、得意カップルの渾身ラブシーンの他にも、守真カップルの再会までもってくるという、恐ろしい構成のせいだと思います。

基本、私は、雰囲気に引っ張られるんです。(笑)

 

はぁ、辛かったけれど、「これぞ、ラブシーンだ!」っていうものを見せていただけたような気がします。

 

ドラマを見ていて、この二人でなければ、このタイミングでなければ、この空間は作り出せなかっただろう・・・という、至極のラブシーンに出会うことがあります。

 

少なくとも、私にとっては、5本の指に入ります。。

ん? 5本? 収まるか? (笑)

 

冗談はさておき、この二人のシーンに垣間見える、かつての記憶が引き寄せあうかのような、濃密なやり取りは、本当に、素晴らしかったです。

Samくんは、特別殊勲敢闘功労賞ですね。

 

彼の迫力失くして、ガチガチに凝り固まっていたシードーに線を越えさせ、意識を遮断してでも自衛の境界線を貫こうとしたシューイーに、受け入れさせることが、他の誰に出来たでしょう、って感じです。

 

これは、極論かもしませんが、性愛を伴う愛は、形状記憶合金みたいなところがあると思うんです。

もちろん、性愛に限定しなくても、ただ、手をつないだ、とか、隣同士座ったとか、ま、スキンシップなり、相手の匂いや体温が感じられる距離感をもったことがあるなら、それも、記憶を呼び覚ます要因にはなると思いますけど。

(とにかく、これは、単なる性体験ではなく、性愛のお話ね)

 

そう、リアタイ時、

これ、本当はどうだったのか?という疑問提起があったそうですね。

ほんとに覚えてないの?というツッコミは、おいておくとして、残念ながら、おそらく、未遂でしょうね。

 

いや、どうして、未遂になったんだろう? 

あの雰囲気で、よく思いとどまれたな、とは思います。 

 

まぁ、シードーが「裸ん坊」だったところを見ると、理由は一つ。

肝心なところで、気持ち悪くなって、吐いた・・・→ そのまま寝落ち くらいしか、思い浮かびません。

散々、見て来たアジアンラブコメの王道な展開です(笑)

ちなみに、昨日、朝から、傷心のガオ・シードーさんは、食事はしてません。お酒くらいしか、胃に入ってません & あの場合、体勢的に、被害を被ったのは、逸ちゃんだと思います。(笑)

でも、だからって、プールシーンをそんな風に見てはいけません。

 

上記、ピンク字は、すべて、フィクションです!(必死!!)

 

はあ・・・・パパの出現で、ここまで、妄想話が言えるくらい、気分が持ち直しました。

ありがとうございます。(引き続き、3話もよろしくお願いします)

 

★【Ep 03】1/2 に続く ★