お酒は、箍(タガ)を外す・・・と言いますが、それは、もともと、その人の中にあったものが出てくるだけですよね。
どこかから、誰かが勝手に引っ張って連れてくるわけじゃありません。(笑)
5歳児(!)表現をしていた時のGeneですが、今のそっけない姿は社会に適合するために身に着けたもので、彼の本質は、ファンタジーの中で生きていたい人だと思うし、おそらく、本性は5歳児なので、素が出ただけだと思ってます。(笑)
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.04】 (3/4)
~Gene宅 寝室~
なんとか、Geneを部屋まで抱えてきたSib。
Sib「気をつけてくださいね」
Sibが、ベッドに腰を下ろしたGeneの肩をささえていると、
Geneの方から、Sibの脇から手をまわし、力を入れて抱き寄せようとしてくる。
おや、まぁ。。。
ちうしたくて仕方がないって、顔に書いてあります。
身体に力を入れ、体勢を戻そうとするSibを、更に引き寄せようとするGeneの、静かで細かな攻防が続きます。
すこし、厳しい表情で、Geneを見下ろしているSib。
さらに、力をこめて、Sibの脇をホールドすると、そのまま、Sibをベッドに反転させ、あおむけにさせるGene。
そのまま、馬乗りになり、Sibの真上から、見下ろすGene。
右手で、Sibの頬を柔らかく撫で始めると、唇を近づけようと、顔を降ろし始める。
Sib「なにをするつもりですか?」
Geneの自重を支えている左腕を下から押さえているSibの右手に、ぐっと力が籠る。
Gene「わかってるだろ。」
首を横にふるSib。
Sib「わかりません」
舌打ちをして、少し、身体を起こすGene。
Gene「お前、俺の事を手伝うつもりだって言ったよな。これが、俺の小説を書く手伝いをするってことだよ」
Sib「え?」
Sibは、Geneが、現在、取り組んでいる小説に、自分とのことをどの程度まで投影しているかについては知りません。でも、そういう意識の転嫁をしようとしているんだ、と気づいちゃったんですね。
再び、顔をまっすぐに下ろしてくるGeneから、咄嗟に、顔を背けるSib。
そのまま、Geneを抱えて、今度はGeneを仰向けにするように反転するSib。
Sib「Gene・・・今、自分が、なにをしてるのか、わかっているんですか?」
うん、この体勢のほうが見ててしっくりくるわね・・・(苦笑)
小刻みに首をふり、頷いてみせるGene。
そのまま、無言で、Sibの肩に手をまわし、首に手をかけるGene。
この時の、Geneの本気度を探ろうとするSibの目・・・!
なんだか、わかんないけど、突き動かされてるんです。
今なら、なんだって出来そうな気がしてるんです。
Nubsibが好きすぎて・・・。
この機会を逃せない。。。
どこか、自分じゃないみたいな自分の熱情だけが先走り、他のことなど考えられないGene。
Sib「Gene? 落ち着いて・・・」
必死に抵抗するSib。
そう言われても、Geneは目を閉じたまま、なんとしてでも、Sibの唇をねらう気です。
そんな風に、求められて応じてしまったら、その先になにが待ち受けているのか・・・
Sibには、ちゃんと見えてます。
しきりに、躱そうと、首を左右に動かすSib。
Sib「Gene? 落ち着いて・・・落ち着いてください・・・」
ぐっと、Geneが渾身の力をこめたところで、ベッドから転がり落ちる二人。
ここで、我にかえるなり、逆に、キスしてたら、並みのラブコメですが・・・
このドラマでは、もうちょっと、グイグイいきます。
Sibの上に馬乗りになり、手首を押え、身動きを封じるGene。
諦めることなく、床に手をつき、身体を支えると、まっすぐに顔を落とし始めるGene。
大きな手で、なんとか、Geneの顔を抑えこむSib。
Sib「Gene・・・本気なんですか?」
むかっとしながら、Sibの手をどけるGene。
Gene「まだ、聞くのを止めないのか? 俺だってな、お前が俺を誘惑しようとしてることくらい、わかってるんだよ!それとも、お前、俺たちのこと、兄弟として見てるとか言うつもりなのか?はぁ? 兄弟だって言うのかよ?」
泣きそうなくらい、愛おしそうに、Geneの頬を手で撫でるSib。
Sib「今までだってずっと・・・あなたのことを、兄弟だなんて思ったことなんかありません」
Gene「だったら、なんで、こんなことするんだよ?」
Sib「僕はただ・・・もっと準備が整うまで待ちたいだけなんです。わかりますか?」
わかりません。
頭は、ほとんど、働かせたくても働いてません。
でも、なんか、Sibのいう事は聞かなきゃいけないような気もしてます。
Gene「俺は・・・なんだか、よくわかんないよ。」
Sib「どんなことが?」
Gene「・・・・なんか・・・」
Geneの髪を、何度も何度も優しく撫で揚げるSib。
Sib「いいんですよ。」
ゆっくりと、Sibと自分の、額と鼻をあわせるGene。
そうです。
ちうより、奥深い、あれです。。。← あれってなに?(笑)
力が抜けたように、Sibの胸に頭を預けるGene。
猛獣制圧!wwww
何度も、Geneの肩を優しく撫でるSib。
ここ、本当だったら、抱きしめたくて、抱きしめたくてたまらないって顔のSib。
いや、なんなら、その先だって。。。
でも、今じゃない。
これ、よほど、Geneのことを愛していなければ、できないことですね。。。
Gene「今夜、一緒に寝てくれる?ただ、寝るだけだよ」
目を閉じたまま、呟くGene。
Gene「・・・一人で眠りたくないんだ」
小さく頷くSib。
あれ? 寝るって・・・硬い床の上のことですか?
一旦、Sibに背をむけて、寝ころぶGene。
Gene「抱きしめてくれないの?」
『注文の多い料理店』です。。。(笑)
ゆっくりと手をGeneの手にそえるSib。
Gene「お願いだから、抱きしめて・・」
この変形バックハグも泣きそう。。。
くぅ~~~~、
Sibの血管浮き出た手は、手フェチの私には刺激が強すぎます。
なんか、もう、無理!
うわ~ん、
今度は、もっとSibのぬくもりを求めて、寝返りを打ったGeneが大きな体をかがめて、Sibの懐に潜り込もうとしてる。
それをちゃんと、支える、また、Sibの手がGeneの背中に~~~
思ったより大きくて、血管が~~~!
うるさい、静かにするか、ちゃんとした日本語になおしなさい!(苦笑)
目を閉じて、優しく、Geneの背中をさすりながら、Geneの髪に、顔をうずめるSib。
翌朝~~!
ああ、よかった。固い床の上じゃなかったよ(笑)
そうだよね、寝心地のいいベッドあるのに、フローリングの上って、どんな拷問よ(笑)
Sibのお腹を枕代わりに、す~す~寝ているGeneちゃん。
ねぇ、ご覧になりました?
ただ、手を乗せるんじゃなくて、Sibの空いてる手をもってきて、それに頬を寄せるなんて・・・
もう、この二人がまだ、つきあってないとか、世の中の磁場が狂うので、やめていただけませんか?(笑)
ぴとっ・・・。
うん、自分の好きな人の人肌を求めるのは本能よ。
だんだん、繰り返しているうちに、覚醒しはじめてきたGene。
恐る恐る目を開けて・・・ああ、起きてたのね、Sibと目があうGene。(笑)
あはは、これも私の大好物なシチュエーション。
Gene「おい!」
慌てて、飛び起きるGene。
Sib「もう起きたんですか?」
Gene「・・・・・・・・・」
ここね、どのあたりの記憶があるのか、一つ一つ検証してほしいわ(笑)
Geneの脳みそ、高速回転中!
Gene「昨日の夜・・・」
Sib「昨日の夜・・・どうしたんですか?」
Gene「とにかく・・・なかったことにしよう、ここであったこと全部・・・」
Sib「でも、昨日の夜、あなたは、何度も僕にキスしようとしましたよ」
Gene「黙れ!」
慌てて、Sibの口をふさぐGene。
Gene「お前も男で、俺も男だ。それに、肝心なことは、昨日の夜、俺は相当酔っぱらってたってことだ。とにかく深く考えるなよ」
力づくでGeneの手をどけるSib。
Sib「当然、僕は考えちゃいますよ。あなたは考えないんですか?」
ぐっと、言葉につまるGene。
Gene「考えない! 俺は考えたりしない」
Sib「でも、昨日の夜の、あなたの顔はそうは言ってませんでしたよ」
ためにためて、「・・・・・・ああ、考えてるよ」と認めたGene。
なんとも、嬉しそうなSibの顔。
Gene「でもな、それは大きな問題じゃない。それに・・・もっと重要なのは、お前がもうすぐ、ここから出ていくってことだ。」
いかにも落ち込んだ風に、目を伏せてしまうSib。
Gene「なんで、そんな顔すんだよ? とにかく、昨日の晩は酔っぱらってて、なにが起きたのか、わかってないんだ・・・」
Sib「でも、昨晩、あなたは、僕のことが好きだって言いましたよ。(それなのに、まだ、出ていけ、とか言うんですか? )」
・・・と、どことなくGeneを責めるような表情のSib。
一瞬、固まるGene。
Gene「・・・好き?」
Sib「そうです。Geneさんは、僕のことが好きだって言ったんです」
~回想~
Sib「一か月も一緒にいるのに、まだ、僕が独り身かどうかってわかってないんですか?」
Gene「だから、みんな、お前のことを好きなんだよ、俺でさえ、お前のことが好きなんだから」
(回想、終わり(笑))
Gene「・・・(言ってた!)」
そう、全部、覚えてたのね(笑)
眉間から顎筋まで、縦ラインに力が入ったこの顔は、ちゃんと覚えてたって顔です。
しょうじき~~(笑)
Gene「バカ言うな!出てけよ、俺の部屋から出ていけ!」
その反応を見て、シブシブ、気づきましたね(笑)
Gene「行けよ!」
ぐっと、Geneに近寄るSib。
Sib「いいですよ、でも、僕は今でも、覚えてますからね」
言い終えると、部屋を出ていくSib。
勝利者の背中は・・・撮しませんでした!(笑)
一人、ベッドのうえで、改めて、記憶のすり合わせ中。。
あれを覚えてるんだったら、あと、思い出すのは、レストランにいるときの、5歳児の甘えん坊くらいなものかな~(笑)
携帯を取り出すと、
<出来るだけ早く、お前のところのガキを連れ出せ!>
メッセージをTumに送信するGene。
もう・・・あとは、布団をひっかぶって、恥ずかしさに耐えるのみ。(笑)
全然、耐えてないけど~(笑)
~トイレ 個室内~
Tumがトイレに入ってます。
私、アジア系のドラマのトイレネタ、好きじゃないので、飛ばします。。。
っていうわけにはいかないので、あっさりめで。。。
そうそう、飲んだ翌日ですからね。。
ふと、携帯にメッセージがはいってるのに気づいたTum。
Gene:出来るだけ早く、お前のところのガキを連れ出せ!
文面からしても、なにかあったな、と思わないほうがおかしいよね。
すぐさま、Geneに電話するTum。
Tum「すまんな。ちょうど、仕事が終わったところなんだ。なにがあった? Nubsibがなにかやらかしたのか?」
Gene「別になんでもない。あいつはなにもしてないけど、もうひと月たつじゃないか」
Tum「お前、Sibと話したのか? まず、あいつと話をしろよ」
Gene「話す? なんで? これは、最初から納得してたことだろ。とにかく、こっちにきて、彼を連れてけよ、じゃあな」
Tum「おい、Gene、待てよ、おい!」
すでに切られたあとでした。
Tum「なんだよあいつ、どうやって、俺から、あいつに話せるんだよ」
肩に挟んでいた携帯が一気に滑り落ちて・・・床におちて、セーフ!
床だって、セーフじゃないけどね。
水没よりはましでしょう。
Tumの直近の履歴がさ、Nubsib、P’Tam(多分お姉ちゃん) Geneの3人のみでした(苦笑)
お姉ちゃんに電話するTum。
Tam「なによ?」
Tum「姉さん、Nubsibの住居問題の件、どうするつもり? いまのところの契約はもうすぐ終わるんだよ。どうすればいいの?」
Tam「あんた、もう大人でしょ。なんで、その程度のこと、自分で問題解決する方法を見つけられないのよ? なんでもかんでも、私に言う必要あるの?」
Tum「姉さん、ただ、聞いてるだけじゃないか。」
Tam「とにかく自分で解決して、私を困らせないでちょうだい。切るわよ。忙しいのよ!」
Tum「ちょっと・・・礼儀がなってないな、まだ、終わってないだろ!・・・・・・あ!」
決定的瞬間!(笑)
今度こそ、水没。。。
とにかく、携帯、お釈迦になりました。
★【Ep 04】3/4の雑感 ★
・・・これって、二人の合意のもとにっていう、「恋愛の過渡期」を取るか、「一般的なセクハラの基準」を取るか・・・のハードルの高さを表したかったりします?
寝込みを襲う、とか、酔っ払っていたしちゃいました~っとか、最初は殴り合いくらいの勢いで抵抗してたけど、目を閉じたらOK、とか・・・(笑)
今までの、BLではありだった描写も、たぶん、一部の愛好者(沼の民)だけのものから、今や市場がオープンになり、いろいろNoになっちゃうってことへのジレンマ?
それを最大限、逆手に取ろうとしてるのかな。。。
・・・・という、外野のあれやこれや抜きにしても、二人の今後を示唆する、ある意味、ベッドシーン以上にベッドシーンだったかも。
Sibは必死に耐えました。
まだ、本当の意味での、「自覚」が伴ってないGeneが、流されて、自ら求めたことに、あとからきっと後悔すると、Sibにはわかっているんでしょうか。
Nubsibは、賢く、愛情深いんだねぇ🎵
でも、人間、流されることで弾みがつくこともあるとか考えちゃう私は、ホント言い訳だらけの人生ですよ。
二人は、お互いに、相手が自分を好きだと気づいています。
普通はそれを、「両思い」と呼ぶはずなんですが、どうもまだ、このドラマでは、越えさせたい山があるのでしょうかねえ?
キャーキャー大騒ぎしていた、真ん中の人、確かにあなたも(つい最近のドラマで、最初の方は)結構、耐えてましたね(笑)