これは、2ブロックめです。
【Ep.03】 (1/4) はアップ済みです。
前記事の雑感の内容がずれてました!(超 滝汗)
あれ? と思われた方、申し訳ありません。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.03】 (2/4)
~レストラン~
『TharnType』の時は、“バーアイヌ”だったけど、今度は“カムイ 北海道ダイニング”だって(笑)
日本食のお店も、本当に、よく使われるよね。
3人でお食事中。
Hin「それで、P’の小説はどうなってるの? あ、プレッシャーかけてるわけじゃなくて、ただ、聞いてるだけですよ」
Gene「少しは書いてるよ、だけどな、お前にプレッシャーをかけるつもりがないなら、どうして、俺にそんなことを聞くんだよ?」
Hin「つまり、P’は忙しくないってこと?」
Gene「まぁ、忙しくないと言えば、忙しくはないな・・・」
ここ、しっかり、Sibが拾ったね。。(苦笑)
Hin「だったら、僕のプロットをみてもらえますか?」
今まで、こんなふうに頼まれたりしたこと、なかったのかな?
Gene「いつから、作家になりたいと思ってた?」
Hn「僕、BL小説を書いてみたくなったんです。僕のプロットは、主役の一方が作家で、もう一方が編集長なんです」
真面目に聞きながら、小さく頷いてみせるGene。
あまり、積極的に賛成とは言い難いんでしょうね。
Gene「なんで、Buaに見てもらわないんだ? 俺なんかよりも、彼女と話すほうがもっと何か得られるかもしれないだろ・・・」
なんで、そんな水臭いこと言うかな、って感じのHin。
Hin「・・・(だって)僕たちは親しいし、それに、P’は僕のアイドルなんですよ!それに、僕が知ってる作家の中で、P’はナンバーワンです。」
Gene「おい、正直に言えよ、Hin!」
一枚上手なGene。おだてにはのりません。
Hin「はいはい、P’Buaは読む時間がないみたいなんです」
あ・・・Gene、顔に出てるよ。
それが何を意味するか、BL小説を書く前に、散々味わってきたことだから、わかりすぎるのよね。
そして、今も、本当に書きたいと思っているものは認めてもらえてない。
Hin「でも、P’が僕のアイドルだっていうのは、嘘じゃありませんよ」
ずっと、Geneの隣で、いちいち、Hinとの会話を聞き入ってるSib。
Gene「でも、なんで、BLなんか書きたいんだよ? 楽じゃないぞ!それに、書いたことのないものを強制されて書くことがどんなにプレッシャーか、見て来ただろ」
Hin「わかってますけど、BL小説の市場は、すごく人気だし、僕も書いてみたくなったんです。今よりも良くなるように、金と名声が欲しいし・・・」
Hinが苦労してるのを知ってるからか、小さく頷くGene。
Hin「もう一つの理由は、BL小説を書いてる人がほとんどいないってことなんです。 僕、P’みたいに成功したいんです。それに、僕も・・・誰かさんみたいなハンサムな人に巡り合えるかもしれない・・・(ちらりとNubsibの方に視線を向けて) おっと!」
Hinの脚をテーブルの下で、蹴っ飛ばすGene。
Gene「お前、余計なこと、言い過ぎだぞ!!」
Hin「あ~暴力に訴える必要あります? Nubsib~~、P’Geneったら、こんなことするんだよ!」
同情を引こうとするHin(笑)
Gene「ああ、メールで送っておけ、見てやるから・・」
Hin「え? 本当に?」
Gene「ああ・・」
Hin「ありがとうございます、P’Gene! ありがとうございます。できるだけ早く送るようにします!ああ、P’を僕のアイドルに選んだのは、間違いじゃないってわかってたんだ」
その時、メッセージ着信があり、撮影の様子など、投稿された写真をみていくGene。
<NamchaとKinが一緒に演技しているのを見てくださいね!可愛すぎる!!>
#BadEngineerThe Series
<NamchaはいつもKinを見てるの、ああ、愛の空気の香りがする~>
#BadEngineerThe Series
<この2人の写真は、砂糖の甘味がしなくなるくらい、すっごく甘いの!>
#BadEngineerThe Series
<私、このカップルをシップする! なにかあるって感じるんだもん>
#SibGene #BadEngineerThe Series
ずっと、読み進めていくうちに、自分たちの写真を見て、目を見張るGene。
驚きすぎて、むせ始め、激しくせき込むGene。
Hin「へ、大丈夫ですか?」
隣で、黙って、ハンカチを取り出し、せき込んでいるGeneの口元に当てるSib。
はいはい、こういうときは、スローモーションにして、画面には紗をかけるんですよね。
その様子を真正面で見て、口あんぐりのHin。(笑)
しかもすでに訳知り顔!(笑)
見つめあう二人。。
完璧!
ふふふ、この二人の関係性と到達度を一発で把握したHinの顔(笑)
これは、小説に使われるわね(笑)
急に、我にかえって、「お、おい、そんな大げさなことしなくてもいいったら」と、Sibを押しのけるGene。
Gene「なに見てんだよ!」
Hin「別に~、ただ、キムチを見てたんですよ」
Sibは、じっと、Geneをあつ~く見つめ続けてるし・・・(笑)
Gene「お前もなに見てんだよ!」
Sib「僕のことを見てる、あなたを見てるんです」
Gene「いつ、俺がおまえのこと見たんだよ!」
Sib「今、まさに。」
Gene「また、ムカつかせる気か?」
Sib「そんなことしてませんよ」
Gene「いいから、ふたりとも、黙って食え!」
年上なのに、一番年下のような、こどもっぽさを発揮してるGene(笑)
~Hinの自宅~
帰ってくるなり、机に向かうHin。
忘れないうちに、忘れないうちに・・・
真剣です。
その名も、『エディターインラブ(編集者の恋)』
彼は突然、飲んでいた水にむせた。
こんなにめちゃくちゃにして、一体、なんで、こぼしたりしたんだ
すごくお腹が空いてたんです、もし、私の面倒をみたいのなら、どうか、私の口を拭いてください
やるじゃん、Hin!(笑)
SibがGeneの口元を拭いたあの1シーンから、ずいぶん、いろいろと話を広げまくったのか、もの凄い勢いで、打ち込み始めたわ(笑)
~Aeyの自宅~
Aey「今、帰って来たところだよ、P'Tiffy、ちょっと待ってて・・・」
真っ暗な部屋の電気をつけながら、電話で誰かと話をしているAey。
Aey「どうかしたの?」
Tiffy「今日の撮影どうだった? あなたたち、全部終わったの?」
マネージャーのTiffyでした。
Aey「ああ、キスシーン以外は、ほとんどね」
Tiffy「え?なんでよ?」
ソファに座るAey。
Aey「う~ん、Nubsibが風邪ひいちゃって、僕に移すかもしれないって心配してさ・・。で、彼はカメラアングルでなんとかしたかったみたいだけど、監督がダメだって言って、そのシーンは延期になったんだ」
Tiffy 「ああ、そういうこと。だったら、まぁいいわ。私だって、あなたに風邪ひいてほしくないし・・・」
Aey「ちょっと変だなって思ったけど、気にしないよ。大丈夫だよ」
Tiffy「あなたがいいなら、それが一番よ。私こそ、今日はついててあげられなくて、申し訳なかったわ」
Aey「全然平気だよ、今日は、なにかP’がしなきゃならないことでもあったんでしょ?」
Tiffy「次は、絶対に逃さないわ、本当にごめんね」
Aey「OKだよ~」
Tiffy「じゃ、私はこれから戻らないと・・・でも、ちゃんと休みなさいね」
Aey「うん、 ありがとう、愛してるよ~P’」
Tiffy「私もよ、私がいなくても、寂しがったらだめよ」
Aey「OK」
電話を切るAey。
すぐさま、コメントチェック。
<Aeyは、なんて愛らしいの!!>
#BadEngineerThe Series
<横顔をみても、かっこよすぎる!>
#BadEngineerThe Series
<この笑顔! もう死にそう!>
#BadEngineerThe Series
<NamchaとKinが一緒に演技しているのを見てくださいね!可愛すぎる!!>
#BadEngineerThe Series
<NamchaはいつもKinを見てるの、ああ、愛の空気の香りがする~>
#BadEngineerThe Series
<この2人の写真は、砂糖の甘味がしなくなるくらい、すっごく甘いの!>
#BadEngineerThe Series
<私、このカップルをシップする! なにかあるって感じるんだもん>
#SibGene #BadEngineerThe Series
GeneとSibの写真を見て、手を止めると、その投稿についたコメントを読み始めるAey。
あれ? #SibGeneなんて、タグ 最初からついてた?(笑)
うん、ついてた!
Geneの名前まで知ってて、あの場にいて、わざわざ投稿するって誰よ!(苦笑)
ミュートしちゃうAey。
疲れたように、ソファにもたれ、なにかを考えるAey。
まだ、この子の抱えているものは、明らかにされないのかな。
~Geneのコンド ~
鬼気迫る勢いで執筆中のGene。
目の前には、Bua。
ノートPCをBuaに向けると、眼光鋭く読み始めるBua。
息を飲んで待っているGene。
Bua「ん!彼らは、このシーンではもうとっくにキスすべきよ、ただ、顔を近づけるだけじゃ、十分じゃないわ」
一刀両断!
Gene「でも、それはセクハラですよ、P’」
Bua「私を信じなさい! これはハラスメントじゃないわ。 いいから、もう一度、書いて」
仕方なく、その場で修正を加えるGene。
愉しみに待っているBua。
はい、とPCを差し出すGene。
読む時は超真剣!
だが、だんだんと、顔をしかめていくBua。
Bua「変更する必要がたくさんあるわ、これじゃ意味がわからない」
Gene「でも、重要なことだと思うんです。主役が、この地球上で唯一の男であるもう一方の主役に、愛を語るんですよ?」
Bua「わかってるわよ、でもね、読者は、唯一の人じゃなく、この世の中には、もっといい相手がいるかもしれないって、楽しみにしてるものなのよ。あのね、人っていうのは、超真面目なモノを読みたいわけじゃないのよ、だって、それなら、ただ、報告書を読めばいいんだもの。やり直し!」
その言葉を受けて、またまた、その場で修正するGene。
ふふふ、Buaは、Geneは追い込めば追い込むほど、いいものが出てくるとわかってるんです(笑)
編集者気質だなぁ(笑)
猛烈に入力しているGeneの手の甲は、いつのかにか、血だらけ(笑)
打ち込みすぎで、指先から血が出てるんじゃなくて、まるで、鼻血でもふき取ったのか、って感じだけど。。。
またもや、PCをBuaに向けると、真剣に読み始めるBua。
Bua「・・・・・ああ、もう、NCシーンが足りないじゃないの。NCシーンが2章にあれば、なにもない章は一つあってもOKよ。Gene。」
Gene「それじゃ、我々はただ、セッ〇スを売り物にしてるだけじゃないですか」
悲壮な表情で訴えるGene。
Bua「違うわよ。私たちは、共に航海する人々のために、シップ(カップル)とそのトキメキの瞬間を売っているのよ」
かっこいい~~!・・・さすが、物はいいようだな(笑)
Bua「私はね、常にキスし、ムラムラしてる主人公を求めてるのよ! わかった?」
あ~はははは、と高らかに笑い出すBua。
私は常に、でなくても構わないけど、質は求めたい!(笑)
Gene「うわ~~~~~~~!!」
うなされてます。夢でした。。
Gene「・・・もうやだ!! これ以上やりたくない、お願い・・・お願いです、Bua・・・」
両腕を掴み、悪寒に震えながら、うわごとを言い続けるGene。
部屋から出て来たSibが、心配そうに、Geneの傍らに座り、様子を見てます。
首元と額に手を当てると、Geneの手を包み込むように、握るSib。
ここ、Sibが手をさすっていると、少し穏やかな表情になるGeneが、手を離すと、再び、眉間に皴がより始めるところが、なんとも言えない。
しばらくGeneを見つめているSib、立ち上がり、ブランケットを持って戻ってくると、Geneに掛け、タオルで、額や首元の汗を丁寧に拭き始める。
起こさないように、優しく優しく・・・髪を撫でていると、少しずつ、顔が穏やかになっていくGene。
Geneの傍らに座り込み、じっと見つめるSibの顔も、少しずつ穏やかになっていく。
Sibを、まるで、なすすべのない幼子のように、こんな風に、チョコンとGeneの傍らに座らせた人、とにかく天才!
★【Ep 03】2/4の雑感 ★
まずは、お食事シーン。。
最期のほうまで、ずっと言葉を挟まないのにも関わらず、Sibの存在感がすごかった(笑)
でも、まだ、ニコイチ感がないのは残念だな。。
もうちょっとだね。。
この2人が、身心ともに、近づいたときの、シップの全容を見るのが楽しみでたまらないんです。。
それまでは、できるだけ、Nubsib、Geneのそれぞれの、“人となり”を把握しておきたいです。
現実を見据えても尚、手を差し伸べてしまうGeneの優しさは、いい悪いではないんです。
Geneは、こういう人なんだから。。
個人的には、Buaを見てると、日頃、BLドラマに関して、ぶちぶち言ってる私の姿と重なる気がして、愕然とする部分もあり。
うわ~、今回は、Buaに憑依するの、私?
Hinにも見破られたとおり、SibのGeneへの「好き」のレベルは、想像以上に、深いですね。
具合の悪いGeneを目の前にした時のSibの表情に、心臓わしづかみ。。。
お姫様だっこして、寝室に連れていくというワンステップを入れなかったのは、理由があったと思いたい(笑)
あ・・・Aeyについては、もうちょっと、材料がそろうまでは、なんとも言えないだけなんです。
今のところ、この子については、BLドラマに出てくる、揺さぶり系の登場人物に抱く感覚と、ほぼ似てますね。
それって、いずれ敵対するっていう宣言?(笑)
ううん、いつの間にか、主役たちへの執着が消え、自分の恋にまい進する独自路線をいくポジションになるほう。。。だといいなっていう願望です(笑)
決して、ないがしろにしてるわけじゃない、と、またしても、言い訳をしてみる。。。