本日も、2本アップです。

午後イチに、【Ep.04】 (3/4)をアップ済みです。

新しいキャラも続々投入されて、進展って感じがしますね。

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.04】 (1/4)

【Ep.04】 (3/4)

 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.04】 (4/4)

 

~Tinの自宅~

夜、ダイニングで飲んでいる、兄のTul。

しかし、兄ちゃん、これで、5歳児のパパ・・・若々しすぎて、年齢不詳目

Tinとの年齢差も不明。


そこへ、Can兄妹との楽しいショッピングデートから戻ってきたTin。

すぐさま、2階の自室に戻ろうと足を速めるTinに対し、「家族のお帰りだな・・・」と素通りさせないTul。

Tul「ずいぶん遅いな・・・。もっと早く帰ってこい。両親が心配するぞ。お前はまだ、ただの学生なんだからな・・・。」

Tin「あんたに何の関係が?」

Tul「なぜお前は、俺に反抗するんだ?俺は、まったく、お前のことに口出し出来ないのか?」

Tin「あんたのいうことなんて聞く必要ない」

はは、と薄ら笑いを浮かべるTul。

Tul「昔は、いつも俺を呼びまわっていたのにな・・・」

Tin「言ったはずだ。演技はやめろと。あんたは、いい息子、完璧な夫、思いやりのある父親でいろ。だが、俺の兄貴のふりはするな。俺の兄貴はもういない。。。」

Tul「俺は、こうしてここにいるだろ」

Tin「兄貴は死んだ!俺の兄貴は、ずっと前に、俺の愚かさと共に死んだんだ。俺だって少しは賢くなったんだ。あんたは、いつ、自分の仮面を脱ぐつもりなんだ?」

言わせるだけ言わせようと、言葉を挟まないTul。

Tin「無理だよな?もし、あんたがそんなことをして、他人が本当のあんたを知ったなら、誰もあんたと一緒にいることに耐えられるはずがないからな」

じろりと、Tinを睨みつけるTul。

Tin「じゃあな・・・」

 

Tul「俺の弟は、率直すぎる・・・」

2階に上がっていくTinの足音を聞きながら、一人呟くTul。

Tul「お前も、俺と一緒にいるのが耐えられないのか・・・Gonhin」

テーブルに置かれた、黒く磨かれた石に語りかけるTul。

これって、ハンドクーラーかな、ペーパーウェイトかな?

全然違ったりして!てへぺろ

 


~回想 大学の研究室~

何年前かは、現時点では不明です。

テーブルに座り、一人、研究に取り組んでいるGonhin。

そこへ、女子学生が二人、入ってくる。

女子1「P'Hin、P'Tulはどこにいます?」

Gonhin「ああ、彼なら教授と話をしてるよ」

女子2「だったら、ここで、P'Tulを待つわ。一目、彼の顔を見たいもの」

Gonhinの向かい側に座る二人。

早速、噂話です。。。

女子1「P'Tulのハンサムな顔のおかげで、私の毎日は明るいのよ」

女子2「ねぇ、P'Tulにすでに彼女がいるって聞いたことある?」

女子1「あの日、彼を待っていた人が彼女なのかな?彼女はきれいだけど、私は二人が付き合ってないって願ってるわ。もったいないもの」

女子2「P'Hin、P'Tulにはもう彼女いるんですか?」

遠慮のない女たち。。

Gonhin「ああ・・・・、俺には・・・」

ちょっと、きょどってる? 気が弱いだけ?

それとも、秘密の関係だから?

それとも、もっとなにかある?

 

言いかけた時、タイミングをはかったかのように、Tulが入ってくる。

大学生のときのTulね。。。

身のこなし、容姿、そして、メタナムの相続順位第一位、雰囲気すら、まぁ・・・大学でもトップクラスの人気だろうなぁ。。

Tul「ああ、君たち・・・。ここで何してるの?」

ちらりと、Gonhinを気にしながら、彼女たちに訊ねるTul。

女子2「ああ、ここでまったりしてました。。。」

Tul「君たちは俺に会いに来たの?」

女子2「そのとおりです。ご存じでしょうけど、先輩に会いたくて、ここで待ってたんです。」

Tul「あはは、君たちが僕に言わなかったら、わからなかったよ。感激して泣きそうだ」

女子たちに甘い言葉を言いながら、またしても、ちらりとGonhinのほうを見るTul。

一切、Tul達の会話に興味がないというように、一人勉強を続けているGonhin。

Tul「Hin、お前、暇か?俺、教授に言われた件について、お前と話し合いがしたいんだけど・・・」

一瞬、手を止めることで、合意を見せるGonhin。


女子たちに、「悪いけど失礼してもいいかな? 君たちはここにいてもいいよ。すぐ戻ってくるけどね」と声をかけ、Gonhinに近づくTul。


Tul「来い!」

強引に手を取り、部屋を出ていく二人。

 

かなり離れたひと気のない廊下まで、Gonhinを引っ張って来たTul。

壁際に立たされ、うつむくGonhin。

Tul「Hin、ちゃんと、俺の目を見ろ。こっちを見ろよ!」

かなり強引です。。。

Gonhinの顎に手をかけると、顎クイするTul。

ああ、これは完璧に、攻めさんの仕草ですね。

確定!

いかにも高級な時計してますっていう、きれいな手で、Gonhinの頬を触るTul。

Tul「誰が泣かせた?」

いやぁ~、今の状況を見る限り、回りまわれば、あなたのせいじゃないかと・・・。(苦笑)

Gonhin「別に誰も・・・。」

Tul「俺がそういうの嫌がるって知ってるよな?俺は、お前が誰かに泣かされるのが嫌なんだ。お前は、俺のためだけに泣けばいいんだ。わかったか?」

“俺のためだけになけばいいんだ”の“なく”は“啼く”でしょうか。。。 

急に、BL小説モードを入れ込んでしまってすみません。てへぺろ

Tulが相当、Sっ気が強そうなんで。。。

 

Gonhin「はい・・・僕はあなたのものだから・・・」

Gonhinを抱きしめるTul。

Tul「そうだ。覚えておけ。お前は俺のものだ。」

この表情の意味するところは?

うーん、イマイチ自信ないけど、ただの同級生ではなさそう。


しばらくしてから、ようやく、Tulの背中に手を回すGonhin。


(回想終わり)

 

なんか、なにも前振りがないまま、すごいものを見てしまったような気がする。。。

このシリーズで、一番、禁断のかほりがします。。。

このGonhinの雰囲気、『不可抗力』のニエンに似てる気がしますが、あってるかどうかわかりません。

 

~Tinの部屋~

イライラしながら、自分の部屋に入って来たTin。

ベッドに腰掛けると、兄と二人で取った写真立てをパタンと伏せる。。

それより、その下に無造作に置かれたエンサイクロペディアに目がいってしまったよ。。。(苦笑)

やっぱり、英語とタイ語だよね。。。

 

 

ベッドに座って、考えてる素振りだったけど、手が口元にいったよ。。

思い出してるね。。。

Second Kissは、Tinを確実に笑顔にしたよ。

やっぱり、お兄ちゃんとのイライラは、Canが吹っ飛ばしてくれるのね。。。

 

~CanLey兄妹の夜の買い食いコンビニ

お菓子か、アイスを買いにコンビニに出かけたってところかな。

二人して、ウィダー〇ンゼリーみたいなの飲んでる。。。

あ、今日は商品名が、ぱっと出て来た。

このあいだ、“スニッ〇ーズ”が出てこなかったんだよね(笑)

 

Ley「私があげたときには、受け取らなかったくせに、こうして、今になって、買うために、こんなところまで私を連れまわしてる。。。」

Can「だって俺のを全部飲んだの、お前じゃん。一緒に来て、買うのは、当然のことだろ。」

Ley「お兄ちゃんだって、全部飲んだでしょ」

Can「な、なんのことだよ?」

Ley「一体、何をしたら、そんなにお腹をすかせるわけ?」

Can「だって・・・それは・・・俺の心臓が、Tinのせいで、すっごく早く脈打ったからだよ」

また、馬鹿正直に・・・・。(苦笑)

Ley「はぁ? 今、なんて言ったの?


Can「ああ~俺が言おうとしたのは・・・お前も食いすぎだけど、それ以上におしゃべりだってことだよ。だから、お前は太らないんだよ」

変なごまかし方。。。

Ley「もちろん、違います。それはね、ジャンクフードを食べるのをやめてるからよ。お兄ちゃんも、こういうドリンクゼリーにしなさいよ。これ、最高よ。簡単に飲めて、太らないのよ」

リンゴ味だ。。。

Ley「それにもう一つ、お兄ちゃんの成長も助けてくれるんだから・・・。だから、これをたくさん飲んだほうがいいわよ。そうすれば、もうちょっとは成長するはずよ」

チューチューしてます。。。

そのすきに、歩き出すLemon。

Can「うまいな・・・あれ・・Ley? どこいったんだよ?Ley?!」

Ley「さっさと帰るわよ!」

Can「そうだよな。急がなきゃ・・・」

早足になる兄。。。

 

~Canの自宅~

翌朝です。

Can「また、遅刻だ!」 ← ここ「オ~ホ~、サイテー」と聞こえます(笑)

またしても、パンをもったまま、靴を履きながら、家の中に向かって怒鳴るCanちゃん。

Can「なんで、起こしてくれなかったんだよ?(怒)」

ママがなかなか姿を見せてくれなくて、寂しい!


門を飛び出し、「モーターサイクルはどこだよ」とバイクが通るのを探しながら、パンも咥えるマルチタスク状態。(笑)

 

振り返ったCanの前に立っていたのは・・・、

Tinです!(笑)


朝から、完璧な立ち姿! 

ポロっと・・・パンが口から落ちました。。。

こういうベタ、大好き(笑)

開いた口がふさがりません。

 

Can「お前、ここでなにしてる?」

その問いに、まじめに答える必要があるでしょうか?

ゆっくりと、Canに近寄ってくるTin。

あとずさるCan。

Tin「いつになったら、その言葉で俺に挨拶するのをやめるんだ?」

もう、言葉も発せないCan。。。

Canの許容量のない頭も、心も、Tinで飽和状態です。

 

~大学 通行路~

「彼氏に大学まで送ってもらいました。うふっ♡」

Canちゃんは、そういうことを、IGにアップしたりするような子じゃありません(笑)

 

それでも、ちゃんと降りるときには、お礼は言いますよ。

Can「送ってくれてありがとうな。気をつけろよ」

そのまま、校舎に向かおうとしたCanを追うように、車から降りて来たTin。

Can「あぉ? なんで、また、降りて来たんだ?」

Tin「言ったよな。ただの“ありがとう”なんて望んでないって」

Can「お前がしようとしてることくらい、わかるぞ。今回は、キスなんかさせないからな、からかってるくせに。」

Tin「からかってなんかいない。」

Can「からかってるよ。俺の正気を失わせたくて、キスするんだ。もう二度とさせるもんか」

これでも、ちょっとは考えてます、という5歳児の主張(笑)

 

Tin(&わたし):か、可愛いぞ・・・可愛すぎるぞ。

 

口元に笑みを浮かべると、そのまま、Canの腕を取り、自身も舗道にあがるTin。

思わず、つかまれた手首を見てしまうCan。

Tin「俺は、からかってなどいない。」

Can「だったら・・・なにが望みなんだよ?」

 

Tin「お前を口説いてる・・・」

今度は、Canの手を握りました。

 

そういうと、Canの手の甲にキスするTin。

うわ~~~、突然、王子様になられました。

 

しかも、かなり、心込めてる・・・。

ちょっと前までは、触られただけで、ハンカチで拭きまくってたヤツとは思えん(笑)

 

Tin「俺は、今まで、こんな気持ちになったことはない。だから、どうすればいいのかわからない。でも、お前を口説くことにした」

それだけ言うと、そのまま、車に乗り込み、立ち去るTin。

また、Canちゃんが固まったよ。。。

 

・・・と思ったら、今度は、ちゃんと、走り去るTinの車に目を向けたよ。

多少、キスされても、余裕が出て来たのかしら?(笑)

 

Can「お前・・・口説く・・・俺・・・。Tinが俺を口説く・・・、Tinが俺を口説く・・・」

違った!やっぱり、壊れてた(笑)

 

Canちゃん、キスされた、お姫様の手の形のまま、どこまで行くの?

 

★【Ep 04】4/4 雑感★

今までは、Tinの目から見たTulの姿を通じて、本当にそれだけなの?という疑問を投げかけていただけでしたが、ここにきて、過去の話とは言え、一石を投じてます。

そうでした、これは、BLドラマなのでした。。

TinCan、AePete、TumTar、KlaNo、と言った各カップルも、シリーズ3つめともなると、普通のカップルとして見ちゃってて。。。俗にいう、BLだということをすっかり忘れてました。

しかし、兄ちゃん、すでに奥さんがいて、プーちゃん(息子)もいるのに、Gonhinを想ってお酒を飲んでるの?

あら、ヤバめのドラマティック♪


Tinは、『LBC』のときよりも、AePeteを意識しない分、ICだとか、タイ語コースだとか、それほど、垣根を隔てることなく、余計な敵対感が薄まってますね。

“いやなヤツ度”とも言う(笑)

おそらく、それが狙いなのかもしれませんが、対Canへの思い が、色濃い分、氷の王子でも、ハリネズミでもなく、ちょっとだけ虚勢を張っている男の子って感じに見えます。

Canのことが好きだという意思表示が、わかりやすいですね。

自分の気持ちが制御できず、衝動的にしてしまう唇のキスよりも、手の甲にするキスのほうが、心がこもっているという逆転現象が(一時的に)起きてますが、こういうところもちょっと、以前のTinを思うと、意表をつかれます。

 

でも、まさか、あのCanちゃんの伝説の掌キスがカットされるということはないですよね??

 

★【Ep 05】1/4に続く★