なんにせよ、仲良きことは美しきかな・・・です。
以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『TharnType the series』
【Ep05】(1/4)
前回のおさらい
Typeが、同性愛者を認めず、攻撃的かつ強い偏見の持ち主だというレッテルが貼られ、大学のサイトにまで載ってしまい、大炎上のターゲットになってしまう。
心配したTechnoが、トラブルの相手である先輩たちに謝るよう助言するも、「自分は悪いことはしていない」と突っぱねるType。
Tharnの友人Lhongも、Tharnに対し、この件に巻き込まれないように、Typeとのルームメイト解消をすすめてくる。
何日も学校を休み、食事も取らないTypeに、必死に、過去になにがあったのか、心を開いて、話してほしいと切望するTharn。
ようやく、子供の頃に、性的虐待を受けたことを告白するType。
何も知らなかったとは言え、今まで、Typeに迫ったことで傷つけたかもしれない・・・と自責したTharnは、揉め事の相手である先輩たちに、すべては、Typeを好きになり、ゲイに対しての偏見を持たせた自分の責任だと謝罪する。
謝罪を受けた先輩たちが、ネット上で、自分たちの非も認め、噂を打ち消すという形で、炎上事件はようやく収束する。
今までの、度重なるTharnへの感謝をなんとか伝えたいType、あろうことか、1回だけ、Tharnの相手をする、と持ちかけ、とうとう、第二段階に進んでしまった二人(笑)
~ショッピングモール~
睦事(ピロートーク)どおり、寝具売り場に、ベッドシーツを見に来た二人。
Tharn「俺、お前にはこういうのが合うと思うんだけど・・・」
Type「お前、蹴っ飛ばされたいのか? 女みたいじゃん」
Tharn「可愛いとおもうけどなぁ・・・。じゃ、こっちのは?」
Type「絶対にやだね。寒々しい・・・」
Tharn「あれなんかどう思う? 濃い色の奴・・・、これ」
Type「ん・・・これならいいかな」
そんな会話をしていると、店員さんが近づいてくる。
店員さん「お伺いいたしましょうか?」
Tharn「すみません。ベッドシーツが欲しいんですけど、もっと濃い色のものはありますか?」
店員さん「ええ、ございます。ですが、こちらは、シングルベッド用です。キングサイズのものは、あちらにございますが・・・」
にっこり!
Type「ちょっと・・・店員さん、キングサイズってどういう意味ですか?」
Typeに睨まれ、あれ、私、変なことを言ってしまったかしら・・・と、固まる店員さん。
※LOTUSはタイの寝具メーカーらしいです。
店員さん「申し訳ございません。あの・・お二人がてっきり・・・その・・・」
焦ってる店員さんがおかしくて、下を向いて、笑ってるTharn。
店員さん「大変申し訳ございません。失礼いたしました」
それ以上、強く言うわけにもいかず、「好きなのにしろ。俺はどんなのでも気にしないから。俺、あっちで待ってる・・・」
不機嫌そうに立ち去るTypeを見て、ますます委縮してしまう店員さん。
店員さん「申し訳ありません・・・」
Tharn「いいんですよ。。あれはその・・・僕の彼氏、シャイなんです・・・」
それを聞いて、ぱぁ~っと顔が明るくなる店員さん。
店員さん「じゃ、やっぱり、お二人はそういうことなんですよね?」
Tharn「正確には、まだなんです・・・。今は・・・僕があいつの彼氏になりたいってだけで・・・」
深く頷く店員さん。
~カフェ~
ちなみに、タイでカタカナ表記を見たら、それだけで入ってしまいたくなるかもしれない。。
ランチ中のふたり。
飲み物のグラスをカチャンと置くType。
え~~、まだ、不機嫌なの?
Tharn「なんで、そんなに怒ってる? (あの店員さんなら)もう謝ったじゃないか・・・。」
ふん・・・と子供みたいに、顔をしかめるType。
Tharn「もう(腹)いっぱいになったか?もっと頼むか?」
Type「いや・・・。もう帰りたい」
Tharn「おい・・・Type。俺が食べ終わるのを待ってると、お前、殺されるかなにかするわけ?」
Type「急いで、食えよ。俺、待つの、嫌いなんだよ」
出ました、あれは嫌、これも嫌、なんでも嫌・・・Noちゃんの言う通り、3歳児です。
ふと、思いついたように、買い物袋からシーツを取り出すTharn。
Tharn「ほら・・・」
Type「ベッドシーツ?」
見回して、値札に気づくType。
4500バーツ(本日のレートで、15570円でございます) (@_@)
Type「お前、狂ってるのか? このシーツ、4500バーツもするじゃん」
Tharn「高いのはわかってるよ、でも、この生地は質がいいんだ。結局、長持ちするんだよ」
Type「俺、いらないよ。高すぎる・・・」
Tharn「いいから、取っておけって」
Type「やだよ、高すぎるよ」
Tharn「受け取れ」
Type「やだ。お前んち、金持ちなの?」
Tharn「そんなことないよ。バイトしてるから、金はあるんだ・・・」
Type「仕事ってなに?」
Tharn「仕事は仕事だろ」
Type「だから、何の仕事? お前、そんなこと、おれに話したことないじゃん」
そうだったけ?
っていうか、今まで俺、お前からそんな関心持たれたこと、ないし・・
Tharn「いつも・・・バンドでドラムを叩いてる、バーで。」
Type「へぇ、そうなのか? 本当に?」
Tharn「俺が10年生の時、そのバーで、一緒にやらないかって、先輩に頼まれたんだ。先輩が卒業する頃には、バーのオーナーは俺のことも気に入ってくれてて、そこで、引き続き、演奏するようになったんだよ。12年生の時、バンドメンバーといろいろあって、そのバンドは解散しちゃったけどな。」
Type「それって・・・どんな理由?」
Tharn「・・・・・・」
Tharnの言葉が途切れるのを見て、「ま、いいや。俺には関係ない」と話を終わらせようとするType。
Type本人的には、話したくないなら、無理に話さなくてもいいよ・・・って意味なんですけどね。
Typeの手首を掴むTharn。
びっくりするType。
Type「放せよ」
Tharn「バンドの仲間とケンカしたんだ」
真面目な口調で話しはじめ、そっと、Typeから手を離すTharn。。。。
Type「なんで? そいつの兄弟かなにかと揉めたのか?」
なんとなく、シリアスな話が怖くて、茶化し気味に訊ねるType。
Tharn「ん・・・」
え?それって・・・・まさか?みたいな顔になるType。
Tharn「お前が考えてるようなことじゃないよ。俺、その友人の弟と付き合ってたんだ。俺たちが別れた時、友人は、俺が弟を傷つけた、と俺を非難したんだ。実際には、俺がその彼に捨てられたっていうのに・・・」
頷くType。
ここで、謎めいた例の、TumTar兄弟が絡んでくるわけです。
Type「・・・で、なんで、このことを俺に話すんだ?」
また、その質問ですか?(@_@)
Tharn「俺は、お前に知っておいてほしいんだ。今の俺も・・・傷つくことも知ってる俺のことも・・・。」
軽くだけど、何度も頷くType。
Type「で、腹いっぱいになったのか?もう、帰るぞ」
Tharn「Type・・・」
立ち上がろうとするTypeを呼び止めるTharn。
Type「なんだよ」
渋々、また、席に座る・・・(笑)
Tharn「俺の買い物に付き合ってくれないか?」
Type「は? なんで俺が?」
Tharn「俺たちの部屋のための日用品だぞ。重いから、手伝ってくれよ、なぁ?」
Type「自分で運べる分だけ買えば十分だろ」
Tharn「でも、日用品は俺たち二人のためのものだぞ。お前、洗剤使い切っただろ。それに俺がストックしておいた菓子も、お前、みんな食ったくせに・・・。なんで、俺を手伝わないんだよ」
こういう会話は、旦那と嫁が逆転(笑)
Tharn「お前、なにか、怖がってるのか?」
Type「別に怖がってなんかないよ」
Tharn「お前、俺たちのことはセッ〇スフレンドだって言わなかったか?セックスの部分を切り離したら、友達じゃないのかよ?」
自分達の状況を、無理やり、セフレってことに棚上げしようとしてますが、
「友達だけど、Hもする」関係なのか、
「Hするついでに、友達っぽいこともする」関係なのか。
本来なら、ここも、認識の差が生まれやすいよね。
Type「・・・俺、お前が俺のことを“俺の女”みたいに呼ぶのが嫌なんだよ」
Tharn「じゃ、もう呼ばないよ。それならいい?」
Type「・・・ああ」
なんて、会話してんの?(笑)
後ろの席で、そんな話されたら、私なら、耳ダンボになって、お尻に根が生えそう。。。
Type「トイレ行ってくる・・・」
笑いながら、目で追うTharn。
トイレに行こうとして、通路を曲がったところで、Champと会うType。
Champ「こんなところで、なにしてんの?」
Type「日用品の買い出しだよ」 ← うまいこと、利用したわね。。
Champ「誰と来たんだ?」
Type「ルームメイトとだよ。お前は?」
Champ「ああ、高校の頃からの友達と一緒だ」
後ろから、女子二人も合流。
後で出てきますが、Puifaiプイファイ(水色のオフショルダー)とmaiマイ(長身)です。
このアップ、要注意な映しかたです。(苦笑)
Champ「お前が一人なのかと思ったよ。俺たち、一緒に映画に行くつもりなんだ」
Type「ああ、そうなのか、楽しんでこいよ。じゃあな・・」
トイレに向かうTypeの姿をロックオンするPuifai。
Puifai「友達?」
Champ「ああ、大学の友達だよ」
mai「背が高くて、イケメンで、しかもスタイル抜群ね。あんたのタイプでしょ」
Puifaiを軽く押すmai。
Puifai「違うわよ。ただ、可愛いなって見てただけよ」
まんざらでもない感じ。。
mai「もし気に入ったのなら、Champに協力してもらえば?」
Puifai「ね、彼って、彼女いるの?」
Champ「Type?さぁ、どうかな? 聞いてみるよ」
mai「じゃ、情報更新を待ちましょうか(笑)」
あとから来た友人たちと、一緒に、映画に向かうChampたち。。
~TharnTypeのお部屋~
財布をポケットに入れたType。
Type「お前、カフェテリアに行かないの?」
携帯を見ながら、「なにか欲しいものあるのか? 俺、買ってくるよ」と答えるTharn。
自らパシリを申し出る男。。。
Type「いや。俺は、お前と一緒に行くつもりだったんだよ」
Tharn「・・・・・?」
ようやく、Typeの言おうとしていた意味に気づいたTharn、思わずTypeを見上げちゃう(笑)
・・・っていうか、気持ちは、天井、つきぬけて、飛びあがってるよね。。。
Type「なんで、そんな顔して俺を見るんだよ?行くの?行かないの?」
ちゃんと、表情、柔らかし。
Tharn「行くよ、もちろん!」
嬉しそう~~~~!!
Tharn「なぁ、Type」
部屋を出ようとするTypeを呼び止めるTharn。
Tharn「なんで、俺を誘おうと思ったんだ?」
Type「お前が言ったんじゃないか。俺たちはセッ〇スの部分を切り離しても、友達だって・・・」
なんか、言い方は素直じゃないけど、まぁ、いいや。。。
Tharn「で、お前はどうなんだ?」
照れ臭そうに訊ねるTharn。
Type「だから、俺と一緒に行こうって誘ったんじゃないか・・。来るんだろ? めんどくせぇな。」
Tharn「行くよ・・・」
嬉しそうに、追いかけるTharn。
~カフェテリア~
もう、わかりやすいくらい、嬉しみで溢れて、表情管理できないTharnさん。。
呆れ果てるType。
Type「何、腑抜けたみたいに見てるんだよ?いいから、食えよ」
Tharn「別に・・・俺はお前と食べてるだけだろ。お前を見てるなんて、なにか期待してるのか?」
Type「じゃ、なんで、笑ってんだよ」
Tharn「それは・・・・幸せだからかな。」
眉をひそめて「なにが?」と訊ねるType。
Tharn「お前が誘ってくれたからさ・・」
とにかく、口角上がりっぱなし、頬筋、緩みっぱなし。
んもう、なに、この付き合いたての頃みたいな、湯気の出そうな会話は?(笑)
Type「ただの朝飯だろ。」
Tharn「俺にとって、それ以上の意味があるんだよ」
Type「俺たちは友達だって、お前が言ったんだぞ、これ以上、俺をキモくさせるなよ」
そう言われてもねぇ。。。
Tharn「Type、今夜、俺と夕飯食べないか?お前が言ったんだぞ。ただの友達なら、Okなんだよな?それに、俺みたいな誰も一緒に食べてくれない男に慈悲を見せてくれてもいいだろ?なぁ?なぁ?」
Type「俺がお前に同情するとでも?」
しょぼ~んと、拗ねるTharn。
しばらく、その様子をチラチラ見てたType。
Type「・・・授業がおわったら、メールしろよ」
私も一緒に、ニマ~~(笑)
Tharn「お前って、俺が考えてるより、いい奴だな・・」
どうします? 怒りんぼの3歳児も、笑ってますよ。。。
嬉しくて、笑顔を隠さないTharn。
★【Ep 05】(1/4) 雑感★
こういうのも、ガードが下がってきたって言うんでしょうか?
若干、Typeの態度が軟化してきました。
出し惜しみしすぎ。
それにしても、さすが、Tharnさん、だんだん、Typeの操縦法を覚えてきたみたいです。。。
でも、まだ、この偏屈仕様の3歳児は、取り扱いが難しいんですけどね。。。
お互いを知るための、会話って大切よね。
あと、今のうちに、家事の役割分担とか、お当番とかを決めておくことをおすすめします。
全部、一緒にやるからいいじゃん、っていうのは最初だけです。(笑)