「ただ、あいつといると、気持ちが、ふわふわしたり、どんよりしたり・・・、(以下略)」

恋は、いい面ばかりじゃないって、ちゃんと言い当ててるTineの内面がかなり好きだったりする。

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い
 

『 2gether The Series』 เพราะเราคู่กัน

【Ep 08】1/4

(前回のおさらい)

軽音部の優秀なメンバーで構成するトップバンドを率いることになったSarawat。バンド名は、『CTRL + S』 。聴いた人の心に保存されるように・・・という気持ちを込めたというSarawatの言葉に、満場一致で拍手。

そのバンドに加入することになったEamと、Sarawatが急接近し、面白くない気持ちを嫉妬だと認めたくないTine。

そんなとき、元カレに追われているというGreenが、Tineの部屋に飛び込んでくる。その元カレが、軽音部の部長のP'Dimでびっくり。GreenがP'Dimと寄りを戻すことになり、もう彼氏のふりをする必要もなくなった、もう会うこともない、知り合う前にもどるだけだ、とSarawatに告げるTine。

しかし、何をみても、どこにいても、Sarawatの幻覚が目の前に現れるようになり、大混乱のTineは、部長から、Greenと付き合っていることをSarawatが以前から知っていたと聞かさる。しかも、昨年のScrubbのコンサートの時に、既に、Sarawatが自分のことを知っていたことも判明する。なにもかも最初から、騙されていたと知り、愕然とするTine。Sarawatを探しに、夜の大学に来たところに、密かに、Tineをねらう建築学部上級生のMilから声をかけられる。家まで送ると言われ、頭を撫でられているところに、Sarawatが現れ、Milを威嚇する。

自分を騙し、彼氏のふりを引き受けたSarawatを責めるTineに、自分の気持ちを打ち明け、Tineにキスをすると、これからは、本気で口説くと宣言するSarawat。

 

~洗面所~

翌日以降・・・ね。

洗面台に寄り掛かり、ギターを弾いているSarawat。

もちろん、Tineの好きな“Scrubb”の曲『This person』です。

でも、なんで、こんなトイレなんかで、弾き語っちゃってんの???

♪ It might be this person ♫

♪ The one right in front of me ♫

♪ The world that used to be empty ♫

♪ is not the same anymore ♫

 

トイレをすませて出て来たTine、うっすらと笑いながら、「そんなところで、なにやってんだよ」と訊ねる。

ここ、言葉とは裏腹に、穏やかな笑顔のTineと、それに応えるSarawatが、二人とも、幸せそうなのよね。

っていうか、だいぶTineの情緒も安定した感じ。

 

Sarawat「お前のこと、口説くって言っただろ?お前が俺と付き合うことを同意するまでは、口説きまくることにした」

しれっと、とんでもないことを言いだしたSarawatに、Tine、まんざらでもないんだ・・・(笑)

Tine「それはわかってる」

余裕じゃん、Tine。

Tine「こんなところで、そんなことをするとは思わなかったってだけだよ」

Sarawat「なんで? なに赤くなってんの?・・・それとも」

Tineに近寄るSarawat。

Sarawat「もう、俺に堕ちてるとか?」

お互い、心臓、バクバクなんでしょ、どっちも(笑)

Tine「・・・・堕ちるか、バカ。 じゃあな」

Sarawat「おい、先に、手を洗っていけ」

戻ってきたTine、「忘れてた・・・」

動揺してます、って言ってるようなものです。

 

Tineが立ち去ったあとで、(Tineに気付かれないように)ギターで隠していた、シャツにくっきりとついた靴あとを見るSarawat。

この画像では分かりにくいですが、靴あとついてます。m(_ _)m

 

~回想~

校舎の前で、突然、男子学生に蹴りを喰らわされるSarawat。

「ずいぶん、調子に乗ってるみたいだな。俺の彼女がお前の投稿を何度も見てるのが気に入らねぇんだ」

立ち上がり、男子学生を睨むSarawat。

あ、この目つき。。。きっと、必死に我慢したのかしら。。。

 

・・・ということが、おそらく、Tineがトイレに入っている間、外で待っている時にあったのね。

「モテる男はつらいよ」っていうだけで、済む話なのかな、これって。。。

 

~軽音部 練習室~

Air先輩「1か月以内に、期末試験が行われます。そこで、クラブ活動を一時、中断することになりました。そうすれば、皆さんも、試験勉強をする時間が増やせますよね」

部長「今日は、帰る前に、アンケートに記入していってもらいたい。うちの軽音部に対し、どう思っているか?正直に答えてくれ。 素晴らしい回答には、報償を出そうと思う。最悪の答えを出した者は、ここで、俺としばらく残ってもらうからな。」

部長が話をしている間に、Air先輩が用紙を配って歩く。

Tineの背中の向きを強引に斜めにし、背中をテーブル代わりに、アンケートに記入するSarawat。

好きだって認めたら、もうやりたい放題だな(笑)

私、腐女子なんだよ。ときめいちゃうじゃん。こんなの見せられたらさ。

 

Tine「いい加減にしろよ!」

と言いつつ、そのまま背中を差し出している彼女さん(笑)

 

部長「いい答えを書いてくれよ」

書きながら、ちらりとTineのほうを見るSarawatの笑顔が、もうなんともいえなくない?

途中、振り向き、「最後の質問、俺のこと、なんて書いた?」と訊ねるTine。

Sarawat「うるさい・・・」

Tine「俺のこと、絶対、悪く書いただろ。見せてみろよ」

Sarawat「やだね」

Tine「見せてよ」

Sarawat「だめだ。 俺のだろ」

不貞腐れるTine。

 

部長「お前たちの答えをちょっとだけ披露してもらおうか。誰の答えを聞いてみたい?」

間髪いれずに、「Sarawat!」と大声で指名する部員たち。← 特に、ほぼ女子。

部長「じゃ、聞いてみようか。Wat・・・」

え?と、一瞬、固まるSarawat。

面白がるTine。

部長「ここにきて、お前の意見を読んでくれ。大きく、はっきりと・・・」

仕方なく、前に出るサラワット。

部長「まず、クラブの部長についてはどう思ってる?あまり、ほめ過ぎるな。いつものことだからな」

 

サラワット「部長は、仏像のような人です。人々は、尊敬をもって扱いますが、誰も親しくなろうとは思いません」

大笑いする部員たち。

部長「おい、何を笑ってるんだ? Air?・・・・正直な感想をどうも。。よし。続けよう。一番、好きなコードは?」

Tineのほうを見つめるSarawat。

っていうか、初めから、Tineのほうしか見てないけどね。

Sarawat「Cコードです」

部長「なぜ?」

Sarawat「俺がTineに教えた最初のコードだから・・・」

きゃ~~~~!

ちなみに、何度も言うようですが、↓ファンミの時の私(私たち)です・・・。

 

盛り上がる部員たち・・・と、うっすら照れるTine。

ねぇ、これって、公認ってこと?

 

部長「この辺り、Loveが過剰じゃないか? じゃ、最後の質問だ。ビデオパートナーについて、どう思っているか?・・・うまく答えろよ。まぁ、助けてはやるけどな」

Sarawat「俺にとって・・・タインは、俺の生涯をかけて、“厄介者”と呼びたい生き物です。」

またもや、きゃ~~~~!

女子たちが、悲鳴を上げてる中で、SarawatもTineも、嬉しそうに微笑んでるし・・・、やっぱり公認でOK?(笑)

 

~ジェトゥンさんの店~

たまり場と化してるね。

Tineがくるのを、待ち構えていた3人組。

Phuak「お、来たな?#Sarawatの妻たちのみんなが、軽音部で、甘~い時間を共有したとかで、大変だぞ。」

Tine「なにも、甘いことなんかないよ!あいつは、みんなの前で、俺を“厄介者”って呼びたかっただけさ」

からかわれ、不機嫌になってるTine。

Ohm「・・・ってことは、お前、まだ、P'Dimがインスタにあげたのを見てないようだな」

Tine「インスタってなんだよ?」

Ohm「ほら」

[Dim: Sarawat’s answer sheet]

Sarawatの回答用紙を自分のインスタにあげちゃったみたい。

≪あなたのビデオパートナーについて、どう思いますか?≫

≪タイン=嫁≫

呆然となるTine。

そういうことだ、と頷く一同。

Tine「どうりで、書いたものを見せたがらなかったわけだ」

気になるの、そこ?(笑)

Fong「解せないよな。なんで、Sarawatは、お前にまだ、言い寄ってるんだ? もうGreenは、お前のあとを追いかけてないのに・・・」

飲んでいたドリンクを吹き出しそうになるTine。

Fong「なんで、目をそらす?」

しっかり、落ち着きを失うTine。

Fong「俺たちが知らないことでもあるのか?」

Phuak「そうなの?」

Tine「い、いや・・・いや、なにもないよ」

Fong「声が上ずったな。。。今すぐに俺たちに話すか、それとも、(直接)あいつに聞きに行こうか?」

観念したTine。

Tine「わかったよ。あいつが、俺のことを本当に好きだって言ったんだ。」

この3人に隠し事は出来ません。


そうだろうな、と頷くFong。

Tine「それからは、本気で俺を口説いてきてる・・・」

Fong「思ったとおりだ・・・。で、お前はどうなんだ?あいつのことをどう思ってるんだ?」

Tine「特にないよ。ただ、あいつといると、気持ちが、ふわふわしたり、どんよりしたり・・・、一緒に、Scrubbの曲を聴くと、歌がもっとよく聴こえるんだ。あいつの顔が近づいてくると、心臓が狂ったみたいに飛び跳ねるけど・・・。でも、俺、普通だよな?

「恋してる」を、具体的に言葉にすると、こうなるという見本みたい。。。

大変、よくできました。合格

Fong「なにが普通だ、バ~カ。お前が言ってるのは全部、人が恋に落ちた時のサインだ」

自分でも、自覚がちょっとはあるみたいね。

Tine「そ、そうだよな。それじゃ、俺って、もう、あいつのことが好きなのかな?」

首をひねるPhuakたち。

Ohm「(結論を)急ぐなよ。お前はただ、あいつに揺さぶられてるだけかもしれない。」

そうかな、と鋭い視線をOhmにむけてるFong。

Ohm「お前は誰かと付き合うときはいつも、相手のことを面倒みてる方だっただろう?だが今は、世話を焼かれたり、喜ばされている側だ。揺さぶられて当然だよ」

たしかに一理ある、と頷くFong。

Ohm「特に、あんなセクシーな誰かさんに迫られれば・・・。だろ?」

Phuak「お前が、あいつに近づいたのは、俺たちのせいじゃん。安心しろって。俺たちが、セクシーな女の子たちを見繕って、お前の“遊び人”魂を呼び戻してやるよ」

そこまで言われ、頷いたものの、なぜか気乗りのしないTine。

 

そこへ、Sarawatが、Tineを迎えに登場。

さっと、「おい、奴を見るなよ。」と立ち上がるPhuak。

「行くぞ。来い。振り返るなよ」

壁を作り、Tineをガードする3人組。

無理やり、Tineを引っ張って、店を出ていく。


残されたSarawatは、「??」

 

~建築学部~

Mil「おい、Phukongを見なかったか?ここで、特別授業があるのに、あいつ、来てないんだ」

チャット「ああ、病気だって、あの子の友達から聞いたよ。自宅で休んでるんじゃないか」

ちょっとつまらなさそうなMilを見て、「どうした?寂しいのか?」とからかうチャット。

バシ、っと頭をはたかれる(笑)

チャット「なんだよ? 図星だったか?」

Mil「あいつが来なくてよかったよ。家に帰って寝れるしな。。。じゃあな」

 

~学部棟~

Tine「どこまで連れていく気だよ。もうSarawatから、十分離れただろ」

Ohm「別に、俺たちは、Sarawatから逃げてるわけじゃない。俺たちは、セクシーな女の子をチェックしに来たんだ」

Tine「女の子をチェック?」

Fong「ここでか?Tineは、可愛くて、色白で、小さな子が好きなんだぞ」

あらま、そうですの?(笑)

まぁ、たしかに、Pearちゃんは、ぴったり当てはまるわね。

でも、今はだいぶ趣向が変わったと思うけどなぁ。

 

Ohm「お前、なんにもわかってないな。期末試験が近いだろ。たくさんのセクシーな女の子たちが、ここで、勉強してるんだよ。」

Fong「ちょっと待てよ」

俄然、その気になるFong。

Fong「あそこのワンって子、国際法律学科の新入生じゃないか?俺、彼女のインスタ、フォローしてるんだ。実際に見ても、すごくかわいいじゃん」

Tine「まじか・・・」

近づいていく4人。

Ohm「あの~、俺たち、法学部の一般クラスなんだけど、ここに座って、勉強してもいいかな?」

女子「ええ、いいわよ、私たち、ちょうど終わったところだから。席はあなたたちで使って」

え?・・・慌てるOhm。

そそくさと、テーブルの上を片付けると立ち上がる女子たち。(笑)

「お疲れ・・・」と、Ohmの肩をもむTine。

 

その時、そのうちの一人から、「あなた、Tineよね?」と声をかけられるTine。

Tine「うん。俺のこと、知ってるの?」

ワン「学部のチアリーダーを知らないわけがないでしょ。いつも、ここに勉強しにくるの?」

こういう近づき方をしてくる人は、Tineにとって要注意人物なのかな?(笑)

なんか、ぐいぐい、こられて、戸惑ってるTine。

反対に、興味津々な3人組。

ワン「次は、一緒にやらない?」

Tine「あ・・・・」

Ohm「(小声で)おまえ、何してんだよ。携帯渡して、ラインのIDゲットしろよ」

Tine「あ、ラインを?」

Ohm「ああ。早くしろって」

ほとんど、Tineの携帯をひったくるようにして、渡してしまうOhm。

Ohm「はい」

普通に受け取ると、番号を入力する女子。

出た!

『BoyForRent』のBazの妹役だったジューンちゃんです。

 

Ohm「君が勉強したときはいつでも、連絡してよ。俺たちは、いつでも大歓迎さ。俺たちは、オタクの集まりみたいなものだから」

差し出された携帯に、なかなか手を出さないTine。

なんか、可愛そうになってきた。。。

すでに、これだけで、もうSarawatを裏切ってるような気分になっちゃってるんだろうね。

Ohm「おい、受け取れよ」

女子「ラインするね」

3人組のほうが興奮気味。

Phuak「さすが、かつての遊び人は、常に遊び人だな。フィールドに戻って、2秒で、女の子をゲットしたじゃん」

Ohm「おい、おい、SNSにあげて、Sarawatにお前に新しい彼女ができたことを知らせろよ」

え?

Ohm「そうすれば、あいつだって、お前に口説いてこなくなるだろう」

頷くTine。

んもう、ほんと、考え無しに、人に流される男ね(怒)

Fong「ちょっと待った!」

Phuak「どうかしたのか?」

Fong「うわ!」

Ohm「どうしたんだよ」

Fong「誰かさんのほうが、先にあげてるぞ」

「誰が?」

「どれ?」

 

Sarawatの友人、Manが投稿してました。。

≪Man:今週の土曜日、俺の友達は、工学部をぶっつぶす。そしたら、誰かさんは、SNSで愛の告白をあげるだろう≫

サッカーボールを持ったサラワットの写真も一緒にあげられている。

Tine「Manが?」

 

【Ep 08】2/4

サッカー場にやってきたTineたち。

Ohm「おい!いつ、俺の友達(Tine)が、お前の友達(Sarawat)に愛の告白を投稿する、なんて言ったんだよ」

あら、この間まで、仲良しだったのに、ケンカ腰じゃん。

Man「別に名前まで、あげてないだろ。俺が、お前の友達(Tineのことね)のことについて話してるって、お前らに、どうしてわかるんだよ。」

Ohm「そんなの知らねぇよ。だけどな、ここにいるお前の友達(Sarawat)が俺の友達(Tine)を狙ってることは、ちゃんとわかってるんだ。そんなふうにして、こいつの頭を混乱させないでくれ」

Man「誰が、こいつの頭を混乱させてるんだよ。そんなやつ、いないだろ。」


Man「俺は、うちらの(チームの)勝ちを確信したから、アップしたんだ」

Phuak「ずいぶん自信過剰だな!お前らの対戦相手は、6冠を制した王者だろ」

Man「だから? 俺たちは、その記録を破るつもりだ。俺たちに出来っこないと思っているなら、お前らが大騒ぎすることないじゃないか」

Fong「いいだろう。もし、お前らが勝ったら、俺の友達(Tine)が、お前の友達(Sarawat)に告白してやるよ。もし、負けたら、Sarawatには、俺の友達から手をひいてもらうぞ。いいか?」


 

揉めてるお互いの友人たちの中で、まっすぐにお互いだけを見ているTineとSarawatの時間軸や温度は、周囲と違ってるみたい。


(どうした?不安か?)

(そんなこと約束しちゃっていいのかよ)


けっして、直接なやり取りでは、言葉にしないでしょうけどね。

こういうのも、恋愛ドラマとしてはありね。

 

これまで、ずっと、黙ってきいていたSarawat。

Sarawat「俺は・・・お前の友達(Tineのことです)が俺のための甘い告白を準備しておくべきだと思うけどな」

自信たっぷりじゃん。。

まだ、答えが出ていないタインだけが、こんなことになって、一番戸惑っているのよね。

 

~Sarawatの部屋~

弟のPhukongが、泊ってたのかな。

ベッドで、横になっていると、Mil先輩から電話がかかってくる。

あの晩、いろいろと複雑な状況であることを目撃しちゃったんだよね。

兄ちゃん(Sarawat)× ほぼカノ(Tine) ← ♡ Mil先輩 ← ♡ ボク(Phukong)

現時点では、この図式を、この子だけが把握できてるって感じよね。。。

 

飛び起きるPhukong。

Phukong≪もしもし?≫

Mil≪チャットから、お前が病気だって聞いた≫

Phukong≪はい。しばらく、先輩との指導授業に参加できません≫

Mil≪それはいいんだ。チャットに、お前の住所をもらった。奴は、お前の登録用紙から入手した。俺が、お前に会いにいって、課題を渡してやる≫

Phukong≪そんなことしなくていいですよ、先輩≫

Mil≪もう、そこまで来てる≫

Phukong≪え?≫

Mil≪切るぞ≫

慌てて、部屋を片付けるPhukong。

コンコンコンコンコン!

闇の帝王降臨。

早いよ、Mil先輩(笑)

Mil「こんなことってあるんだな。俺の大嫌いな奴も、ここに住んでるんだ」

え? 住所バレしてんの?

あー、Tineの周辺調査済みの項目にSarawatのことに入ってるってことね。

Mil「Sarawatって奴・・・。お前、知ってるのか?」

勝手に椅子に座ったMil、傍らに置いてあった、Sarawatのユニフォームを手に取る。

Phukong「い、いえ・・・、僕、ここには、本当にたまにしか来ないので・・・」

Mil「このサッカーのユニフォーム、誰のだ?」

Phukong「・・・・兄のです」

急に言われて、ごまかせないPhukong。

無理もないよ。。。ただでさえ、大好きなMilと二人っきりなのに・・・。

Mil「学部はどこだ?」

Phukong「学部は・・・・」

さすがに、まずそうな気がして、なかなか即答しないPhukong。

Mil「奴の番号は、12番だ。Sarawatの奴を思い出させるよ」

Phukong「が、学部は・・・せ、政・・・」

Mil「政治経済学部か?政経学部のナンバー12は、Sarawatだぞ。お前、サラワットとどんな関係だ?」

Phukong「そ、それは・・・うちの兄は、政経学部のチームと敵対するチームに所属してて・・・、それで、政経学部のジャージを見つけたんで、火でもつけてやろうかなって・・・」

険しかったMilの顔が、ほころぶ。

Mil「すごい兄弟愛だな。お前は、正しい番号を選びだしたな。Sarawatの物は、どんなものでも、地面に叩きつけて、燃やすべきだ」

か、過激。。。っていうか、大丈夫か、Mil先輩。

Phukong「そ、そのとおりです。全部、燃やさないと・・・」

内心、ビビってるPhukong。

もう、本当のことなんか、言えないじゃん。ど~すんの?

この2人を、こ~ゆ~関係で見ることになろうとは(笑)

最近、見返してるのよ、今までの作品(笑)

 

~法学部の教室~

窓際に女子たちが集まり、異様な嬌声をあげている。

教室に入ってきたTineたちが、窓辺に近づくと、グラウンドで、Sarawatのサッカーチームが準備をしているのが見える。

 

~窓から見下ろした先のグラウンド~

Man「休憩しよう。ちょっと休んで、燃料補給だ」

スポンサー商品のご紹介タイムです。

 

Man「それじゃ、リフレッシュするのに足りないか? これならどうだ」

炭酸を、SarawatのユニフォームにぶっかけるMan。

Sarawat「Man!!」

Boss「うわ~~」

Man「気持ちよくなかった?」

Sarawat「ベタベタだぞ」

ユニフォームを脱ぎ、半裸になるSarawat。

嬌声から、大絶叫に(笑)

 

Boss「あの子、かわいいな・・」

抜け目なく、教室を見上げるBoss。

 

Fong「おい、」

Phuak「奴を見るなよ。」

Ohm「混乱させられるぞ。行こう」

Tineの視線を遮るFongたち。

なんか、思考停止してるTine。

 

Man「あの子たち、まだ、お前にかき乱されてるな」

もう一度、飲み物を口に運ぶSarawat。

サービスカット、あざ~っす! 

 

Boss「もうも一度やってみるか」

Man「お前、シャツ脱ぐの?」

Boss「うん。女の子たち、俺のせいで、肺がグルグルになるだろうな」

Sarawat「もう二度とやるなよ。」

Man「なんで? 面白いじゃん」

 

~休憩中~

あら珍しい!

コメディ担当の二人のみのシーンね。

 

Boss「お前の、Tineからの告白を引き出す作戦、さすがだな。それを、自分のラブライフに活かせないのは、なんでなんだろうな?」

Man「お前、殴られたいのか?俺はな、進行中なんだよ。電話番号をゲットしたんだ。これで、LineのIDと両方、ゲットできた!でもな、問題が一つあるんだ」

Boss「彼は、ひとり身じゃない、とか?」

Man「電話する勇気がない・・・」

吹き出すBoss。

Man「そりゃ、俺がちっちゃくて、可愛い女の子だったら、心配なんかしないよ。俺は、若くてハンサムだけど男だろ。俺が電話なんかしたら、彼は発狂するにきまってる」

Boss「問題ないじゃん。偽のアカウント作れば?」

Man「偽のアカウント? (誰かに)なりすますのか?」

Boss「そうだ」

Ma「いい考えだな。誰がいいかな・・?」

視線の先は、"CTRL +S"のポスター。。

Eamに目を止めるMan。

Man「すげえな、Boss!感謝するよ。お前がいなかったら、俺、誰になりすますべきか、わからないところだったよ、お前、頭いいな、さすがわが友!これで、どうすればいいか、わかったよ。」

マッサージをしているBossに大声をかけて、びっくりさせるMan。

全然、意味がわからないBoss、Manの視線の先のポスターを見る。

Boss「お前、Sarawatのふりでもする気なのか?」

まだ、そのほうが良かったのかもね(笑)

Man「Watだって? あほか! いいこと、思いついたぞ」

 

自分のアバターを、Eamの写真に取り換えるMan。

Man「彼女って、かわいいんだな。」

Boss「もし、俺が彼だったら、絶対に、彼女と話をしてみたいと思うはずだ。」

Man「お前は、いつも、可愛い子と話をしたがってるだろ。彼がお前みたいに、簡単にひっかかるか、見てやろう。よし、やるぞ・・・」

緊張するMan。

Man「≪こんにちは。ビジネスセミナーに参加するのが好きな、タイプ先輩ですよね。≫

あれ、"か"ってどんなスペルだっけ?」

Boss「KとAだろ」

Man「よし、送信」

 

Type≪君は誰?≫

Man「すぐに、返事が来た。≪私の名前は、Eam。新入生です。何度か、セミナーでお見掛けしたので、知識を交換できたら、素晴らしいなぁって思います。≫

 

Type≪そうだね。僕にできることがあれば、手伝ってあげられるといいな≫

 

Man「ほら、友好的な人だって言っただろ。」

Boss「そうか? Eamが可愛いからだろ。もし、俺がそいつなら、俺だって、友好的ってことになる」

Man「次はどうするかな?≪レポートのために、少し情報が必要なんです。お会いできますか?≫

送信しようとするManを引き留めるBoss。

Boss「おい、待てよ。たった5分話しただけで、もう会うつもりなのか?」

Man「おかしいかな?」

Boss「当たり前だろ!」

Man「わかった、それなら、削除するよ。削除っと・・・、あ、しまった。送っちゃった!すぐ、送信停止にできないのか?だめだ!もう、読んじゃった。なんて、早いんだよ。どうしよう、Boss?」

Boss「これは、二つの可能性を示唆してるな。彼は、その問いに答えるかもしれない。もしくは、このアカウントを完全にブロックするか・・・」

Man「ブロック?」

Boss「だって、変態っぽいじゃん。」

Man「・・・くそ!」

痛恨のミスに落ち込むMan。

 

~図書館のロビー~

ワン「じゃ、Tineは、Sarawatの恋人じゃないの?」

Phuak「Sarawatはこいつを追いかけてるけど、こいつは気にしてないんだよ、な?」

パシっと、Tineの肩を叩くPhuak。

ずっと、浮かない顔のタインが可愛そうすぎる。。。

ワン「そうだったのね。誤解してたわ。連絡しなかったのは、そのせいなの。Sarawatが嫉妬するんじゃないかと思って、怖かったの。」

Phuak「そんな必要ないよ。俺の友達は、君みたいなお肌ピッチピチの可愛い女の子が大好きなのさ」

さすがに、勝手なこと言うな、と突っ込むTine。

ワン「この図書館は、今週の土曜日、閉館よ。どこで勉強する?」

Ohm「Tineの部屋はどうかな?」

Tine「?」

Ohm「いいじゃん。こいつ、一人暮らしだし。気兼ねなく勉強できるよ」

Tine「べ、勉強?」

ワン「いいわね」

Tine「今週の土曜日は、俺、(サッカーの試合を)見に行く予定が・・・」

Ohm「勉強のほうが大事だろ?そうだよね?俺たちは勉強するべきさ」

ワン「じゃ、土曜日、Tineの部屋で会いましょう」

ぐいぐい系の女子、さっさと約束を取り付けると、友人たちと一緒に退場していく。

完全に、ロックオンされてる。。。怖い。。。

 

Tine「俺の部屋だって?」

3人「うん」

 

~トイレ~

練習終わりに、手を洗っているSarawat。

出て来たところに、見るからに怪しい男子学生たちに、取り囲まれる。

男「インスタを止めろって言ったよな?なんで、まだ、残ってるんだよ」

男を睨む付けるSarawat。

 

★【Ep 08】前半(1/4&2/4)  雑感★

 あら、渾身のSarawatの口説き攻撃が炸裂するかと思えば、思わぬところから横やりが・・・。

 

Tineが自覚するために必要な時間と考えるか、尺取りか(笑)。

 

でも、完全に、SarawatもTineも、お互い不足に陥るよね、このままだと。

 

ただ、なにげに、軽音部のアンケート場面、萌えました。

シャツ一枚隔てた肌の体温って、直接触れるのとはまた違って、独特でしょ。

背中に押し当てられた紙やペン、サラワットの手の感触、自分からは見えないってところもポイント高島屋。

Tineの立場になると、五感総動員で妄想止まらん!

 

でも、あとは、30分間で、冒頭のトイレと、ジェトウィンさんのカフェで入れ違ったのと、サッカー場で見つめあったとこしか同じ画面に存在しないって、少なすぎよ!

 

・・・というわけで、後半すんごい密(笑)

 

★【Ep 08】後半(3/4&4/4) へ続く★

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。

~おまけ~

再生回数増加を願って、微力ながらお手伝いです。

GMMTVの公式チャンネルの本編と、リストリンクを貼っておこうと思います。

面白そうだなぁと思われたら、

https://www.youtube.com/playlist?list=PLszepnkojZI4ecxfKfnFPZfU4O5YtAQyx

こちらの動画リストより、ドラマ本編および番外編の視聴可能です。

 

https://youtu.be/pfa7qesDfjc

 

 

https://youtu.be/mmm6XQ3u3DM