タバコが百害あって一利なしということはよく知られた事実です。

とりわけ人から夢を追う力を失わせる点は要注意です。

ニコチンは、ドーパミンと呼ばれる、脳内の快楽物質の分泌機能に影響を与えます。

ドーパミンは恐怖や怒りにより分泌する場合と、利点を感じて分泌する場合の2つのケースに分かれます。

ニコチンにより後者のドーパミン分泌機能が衰えます。

そうなると夢を追う力が失せてしますのです。

ついでにニコチンは脳内化学物質であるドーパミンとノルアドレナリンに影響を及ぼします。

ニコチンが切れることで、これらの物質が減少します。

するとドーパミンとノルアドレナリンを増やすために、無意識がイライラを生じさせタバコを吸いたくなるのです。

要はタバコが切れるからイライラするのではなく、タバコを吸うためにイライラするのです。

さてタバコを止めて6週間で、一時的に機能を停止していた器官が復活します。

一方、大麻は器官が縮んで復活することはありません。

大麻が害がないなどというデマ記事がインターネットに出回っていますが、とんでもない誤りです。

そういうわけで、タバコはいち早く止めることが大切です。

喫煙者は平均で生涯に800万円から1000万円をタバコで消費するといいますから、禁煙のために多少のお金を費やしたとしても十分元がとれるでしょう。

経済面のみならず、夢を追う力という意味でも人生に大きな影響を与えます。

喫煙習慣は物質使用障害(従来の依存性)と言われていますが、厳密に言うと嗜癖でありアルコール中毒とは異なります。

私は禁煙療法士の資格を得ていますが、禁煙のお手伝いをすることが少なからぬ社会貢献になることを実践と理論の両面にて実感しています。

 

 

この写真は1970年に開催された日本万国博覧会、通称大阪万博の公式ガイドブックです。

1964年の東京五輪に続き、高度成長期の節目となる国をあげてのイベントでした。

まだまだ娯楽も少なかった時代、大阪万博の人気の展示館には長い行列ができました。

前年にアポロ11号の宇宙飛行士が持ち帰った月の石を展示したアメリカ館などには長蛇の列ができました。

展示館にはそれぞれテーマが決められていました。

例えば黒川紀章氏がプロデュースと設計をしたタカラビューティリオンは「美しく生きるよろこび」でした。

何とも夢のあるわくわくするようなフレーズですね。

まだまだ日本人が未来に大きな夢を託していた時代です。

こうした展示テーマのように、人や組織にもミッション(MISSION)を掲げることが重要です。

ミッションとは必ずしも達成できなくても構わない、人や組織が目指すべき意味のある方向です。

かつての航海における北極星のようなものと言えます。

次にビジョン(VISION)。これは実現可能で実際に見える目標です。

そしてヴァリュー(VALUE)。これは人や組織が守らなくてはならない価値観のことです。

最後にルール(RULE)とビリーフ(BELIEF)。信念の言い換えてもいいでしょう。

ミッション、ヴィジョン、ヴァリュー、ルールに基づきアクション(ACTION)を起こすことで結果(RESULT)を出します。

今日の多くの教育がルールからスタートするところに人間の不幸があります。

上流にさかのぼって、ミッションを掲げることから人生をスタートしましょう。

 

 

幼い頃から乗り物が好きでした。

最も身近な自動車からスタートし、鉄道、飛行機へと興味が移りました。

何と言っても好きなのは飛行機です。

大好きな海外旅行と結びつくからでしょう。

船はあまり縁がないせいか、趣味の範疇ではありません。

もっともこれから地中海クルーズや太平洋クルーズに出かければ、案外熱中するかもしれませんね。

飛行機は実物の飛行機を飛ばすことは眼中になかったので、フライトシミュレーターにのめりこみました。

そうしたら、その縁から小型機を操縦することになりました。

ライセンスはまだですが、本物の飛行機の操縦から受ける情報量はフライトシミュれーターの比ではありません。

本物の飛行機を操縦してから、フライトシミュレーターへの興味は遠のきましたが、最近ハイスペックのデスクトップパソコンを手に入れたので最新ソフトを試してみようかという気になっています。

それから忘れてはいけないのは自動車です。

飛行機ほど熱中はしないものの、日常の足として身近にあるので、街を歩いていてもカーウォッチングは欠かしません。

26年ほど前にメルセデスベンツに乗ってから、車に対するイメージが大きく変わりました。

当時のメルセデスの安心感、理詰めの設計とクオリティの高さに魅了されました。

その後プジョーを経て、再びメルセデスに乗っています。

それも現代のものではなく、「最善か無か」(Das Beste oder nicht)を標榜していた頃のEクラスカブリオレです。

乗用車がベースで実用性が高いうえ、カブリオレの楽しさを存分に楽しめます。

車重は2トン近くあるのに、3.2リッター24バルブのエンジンでストレスは感じません。

来年はヨーロッパに運んで、ドライブを存分に楽しむ予定です。

では。