私は今回の安保法制をめぐる最大の問題点は集団的自衛権の是非以前に、民主主義における手続きを易々と破ろうとする安倍政権の無謀さにあると思います。自民党の村上誠一郎衆議院議員もおっしゃっている通り、このまま政府の暴走が続くと主権在民や基本的人権に至るまで、時の政府の恣意によって憲法を曲げることができてしまう可能性が高い極めて恐ろしい事態に突入しかねません。

 さらに恐ろしいと思うのは違憲なら改憲すればいいという最悪のシナリオです。平和憲法を改憲してまでも集団的自衛権が必要なのでしょうか。防衛省や国連等で防衛や国際紛争の現場に関わった専門家の話からも、安倍政権が想定する事態が極めて非現実的であることが容易に理解できます。個別的自衛権で十分な対応可能なケースでさえも、集団的自衛権を正当化するためのこじつけに使っているに過ぎません。であるならば、世界に誇る平和憲法を変える必要がどこにあるのでしょうか。有害無益な集団的自衛権を合憲化するための改憲ほど愚かなことはありません。

  そもそも集団的自衛権を推進する政治家は、中国や北朝鮮の軍隊がアメリカ本土や艦船を攻撃すると本気で考えているのでしょうか。万一そういうことが起きれば、アメリカの軍隊は一撃で相手を制圧します。自衛隊の支援を前提に行動はしません。勉強不足の安倍総理はわからなくても、中国も北朝鮮もそのくらいのことはわかっています。アメリカの軍隊を支援をできるくらいの装備を整えるのにどのくらい膨大な金がかかるのか、国立競技場の屋根で騒ぐどころの話ではありません。さらに必要な若者の数を確保するための徴兵制度さえ心配になります。 
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 認知科学を学んで気づいた事のひとつに、認識がその人を取り巻く宇宙を形成するということです。自分を取り巻く環境には、何か客観的な存在があるわけではなく、その人がどう認識するかでそれ以降の宇宙が変わるという事です。

 その際に重要なのは、セルフイメージをどう認識するかです。高いセルフイメージを持つ事により、その認識がよりよい環境を生み出します。他者に対する評価も同じです。生徒の欠点ばかりを認識に上げて評価するのではなく、長所にフォーカスすることにより生徒の成長を促すことができます。

 物事は捉え方次第だという事は昔から言われてきましたが、最新の認知科学からもこれは正しいと言えると思います。
 格差社会という言葉通り、貧困から脱出できない方が近年目立つようになりました。貧困から脱出するための知恵をいくつか書かせていただきます。

①本当にやりたいこと、実現したいことに気づく
 本当にやりたいことを強烈にイメージできれば、環境がそれに引っ張られて変化を始めます。漠然と生きていても現状が変わることはまれです。
②環境を変える
 セルフイメージの高い人や集団と接するようにしましょう。そこから学ぶことは多いはずです。
③付加価値の高い能力を武器にする
 労働時間を売るような単純労働よりも、能力を売る労働に切り替えることを目指しましょう。
④能力を売るために、マーケティングを実践する
 能力があっても買い手がなければビジネスになりません。どこにマーケットがあるのか、どうしたら売り込めるかを研究することです。
⑤自分の本当の欲求に気づく
 ①と重複する部分もありますが、目指していることが自分以外の人からすり込まれた価値観でないかに注意しましょう。「あなた自身」が何を望むのか、何を得たいのかに気づくことが重要です。