私はクリスチャンではありませんから、本来はクリスマスを祝う立場にないのですが、子供の頃からの習慣でクリスマスをそれらしく過ごすことは年中行事になりました。

 私が物心ついた頃、60年代の高度成長期は、今よりもクリスマスシーズンに街は盛り上がっていたように思います。クリスマスを経済活動の視点で見れば現代の方がはるかに上で、イルミネーションの技術なども進歩しましたが、娯楽の少なかった昭和30年代の方がもっと思い入れが強く、街も人も華やいでいたように思います。私にとっては銀座の交詢社でのクリスマスパーティーが待ち遠しかった頃の話です。

 それはさておき、今年はどう過ごすかそろそろ考えなくてはなりません。家内のための、クリスマスの演出を考えるのが楽しみです。月の前半は、ふたりで海外に出かけてクリスマス前の雰囲気を楽しみます。日本に帰国して23日(火・祝日)、24日(水)、25日(木)の3日間のスケジュールとプレゼントを考えなくてはなりません。23日はあるお宅でのフォーマル・パーティーに招待されているのでドレスアップして出かける事になるでしょう。24日は今まで行った事のないレストランでサプライズのディナー、25日は東京生まれで東京育ちの私共夫婦がめったに泊まる事のない都内のホテルに宿泊できればいいと思います。

 ハイライトは何と言っても24日にサプライズのプレゼントを渡す瞬間でしょう。家内の欲しい物はウインドウショッピングや普段の会話でわきまえているつもりですが、それにプラスアルファの工夫をして喜んでもらった時は本当に嬉しいものです。

 最初に書いた通り、私はクリスチャンではありませんが、人に喜びを与える事、社会に奉仕する精神をこの時期心に刻むすることにしています。家内だけでなく、私がスポンサーになっている発展途上国の子供たちにも贈り物を今から準備しようと思います。
 その際、国による宗教の違いは頭に入れておかなくてはなりません。クリスマスカードを贈る場合、アメリカ人でもユダヤ教徒はクリスマスをお祝いしないので気をつけなくてはなりません。