浮谷東次郎(うきや とうじろう、1942年7月16日 - 1965年8月21日)
 
 福澤幸雄と同じく、若くしてその生涯を閉じた天才レーシング・ドライバーです。裸足でペダルを踏むなどの大胆な面と、人を気遣う優しさと繊細さを持ち合わせた彼の個性は、今だにファンを魅了してやみません。鈴鹿サーキットで練習走行中、コースに突然侵入した人を救うため、自らの命と引き換えにハンドルを切り、23歳の若さで帰らぬ人となりました。

 10年後に一家の大黒柱だった父上が亡くなり、その後お母さんの和栄さんとお姉さんの朝江さんは深い信仰に帰依するようになります。1979年に東次郎のメモリアルルームの2階に礼拝堂が建設されました。 その著書は、東次郎の青春を生々しく伝えてくれる名著です。私にとって梅棹エリオの「熱気球イカロス5号」(中央公論社)と共に、清々しい青春の息吹を感じさせてくれました。



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