まだニートという言葉がない1960年代、梅棹エリオ氏は就学も就職もせず仲間と共に日本初の熱気球飛行を成功させました。「熱気球イカロス5号」はその青春の記録です。やりたいことをひたすら追い求めるエネルギーと、それを仲間と共に成し遂げるさわやかさが、読む者を最後まで魅了し、読んだ後は壮快な気分にさせてくれます。成績不良で落第した2度目の夏休み、屋久島を旅したことがきっかけで熱気球飛行を思い立ったと言います。
梅棹エリオ氏の生き様には、就学や就職をしないだけで単なるニートとは呼ばせないだけの説得力を感じます。父上の梅棹忠夫は著名な学者ですが、親の七光りどころか厳格なルールと真の自己責任をご子息に示されているところに感動しました。
若い方のみならず、若者が心の葛藤を抱えつつもそれを乗り越えて前に進むエネルギーを脳裏に再現したい中高年の方にもおすすめの書籍です。
梅棹エリオ氏の生き様には、就学や就職をしないだけで単なるニートとは呼ばせないだけの説得力を感じます。父上の梅棹忠夫は著名な学者ですが、親の七光りどころか厳格なルールと真の自己責任をご子息に示されているところに感動しました。
若い方のみならず、若者が心の葛藤を抱えつつもそれを乗り越えて前に進むエネルギーを脳裏に再現したい中高年の方にもおすすめの書籍です。
- 熱気球イカロス5号 (中公文庫)/中央公論新社

- ¥637
- Amazon.co.jp