「現状維持を打破する その①」では、心の奥底にある潜在意識について触れました。今回は現象面に現れている、あなたの習慣について書かせていただきます。わかりやすいのは、アルコール依存、買い物依存など、やめたいのにやめられない癖です。アルコール中毒の患者さんの多くは、お酒を楽しみながら飲んでいるのではなく、吐きながら苦しみながらも飲まずにはいられない状況に苦しんでいます。苦しいのに手放せない、まさに現状維持の悪い例です。そこでアルコールを断とうという決断も大切なのですが、その一方で、何故アルコールに依存するのか心の叫びに耳を傾ける事も重要です。何か生きづらさがあるのではないか、寂しさに耐えられないのではないか、自分の心の本音に気づく事です。これはなかなか素人では難しいと思うので、依存症に陥っている人は専門医やカウンセラーに相談すべきでしょう。
 さてアルコール中毒ほどではないにしても、自分がやめたくてもやめらえない習慣の理由を見つめてみましょう。思い切ってやめてみるという決断もいいですが、その一方で何かに依存する自分の心の葛藤に気づく事も大切です。気づくところまで到達すれば、これをコントロールできる可能性は高いと言えます。