不安をコントロールする② | 60歳からの海外黄金ライフ
- さて、「不安をコントロールする」の2回目は日常的な不安のコントロール方法についてです。感情ではなく、理性を働かせよという言葉を聞いたことはありませんか。これは精神論では本当のことです。詳しくは苫米地英人博士の著書「イヤな気持ちを消す技術」をご一読ください。最新の脳科学からも、理性を働かす、すなわち前頭前野で情動をコントロールすることは可能なのです。
それでは理性を働かせるとは、どんなことでしょうか。わかり易く言えば論理的に道筋を立てて物事の解決方法を探求することです。すなわちあなたの不安をかき立てている事象に対して目的本意で考えるということです。明日の試験が不安だとしましょう。「試験が不安」とはどんなことでしょうか。
例えば合格点が80点なのに、今の実力では70点しかとれそうもない、そうだとすると不合格になるという不安があったとします。その際の「不安」というのは、不合格になった際に両親から叱られるとか、自分がみじめになるとか、点数そのものではなく点数にまつわる想像から来る情動だと思います。だとすれば、そうした情動に取り込まれずに、どうしたら70点の実力を80点以上にできるかという目的本意に頭を働かせた方がはるかに利口なはずです。それが前頭前野を働かせる、理性を働かせるということです。さらに苫米地博士の著書にたびたび登場する「抽象度」を上げる訓練を日々行う事をおすすめします。
そんなこと言っても、やはり不安だと言う人はまず実行してみてください。少しずつそのコツを体感できるようになると思います。
「イヤな気持ち」を消す技術/フォレスト出版

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