年収1億円になりたい、理想の相手と結婚したいなどの欲を並べる人によく出会います。欲を持つ事は必ずしも悪い事ではありません。私がそういう方々に申し上げたいのは、「本当に」年収1億円になりたいのですか、「本当に」結婚したいのですか、ということです。

 語学を例にとるとよくわかります。語学は必要性があると上達します。来月国際会議に出席しなくてはならなくなった、夫の転勤でフランスに住む事になったなど、その人の語学ニーズがいやでも語学を上達させます。

 それでは年収1億円や結婚はどうでしょう。多くの人が、世間の評価でそうした目標を自分の願望やニーズと勘違いしています。その人にとっては年収1億円という「ニーズ」はあまりないのかもしれません。結婚という「ニーズ」は人の評価から発しているのかもしれません。

 自分が本当に何をしたいのかを立ち止まって考えてみて下さい。案外これがわからなくなっている人が多いように思います。私の今後のブログのテーマとして、「何をしたいのかに気づく」を入れてみようと思います。