江戸町方から行動哲学を学ぶ江戸しぐさの中に「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる」という江戸の養育法があります。このうち最初の「三つ心」、すなわち「三つ子の魂 百までも」は人間の将来を決める最も重要なことのひとつだと思います。すなわち三歳にまるまで、親は子供に対して無条件の愛を注ぐ事、それにより子供は生きる事への安心感を得て、その後の自立に向けての成長の糧になるのです。
習い事も結構ですが、何と言っても大切なのは親の愛情です。そして愛情をたっぷり注いだ上での躾、どちらが欠けてもその子の将来は少なからぬ不安定さや生きづらさを抱えることになります。