時給が決まったアルバイトをしていている場合は、労働時間に時給をかけ算した金額が収入になります。この場合は、労働時間を売っているという見方もできます。
 その一方で賃貸アパートを経営して収入があるとか、株の配当があるなど、いわゆる不労所得の場合は必ずしも時間に比例しません。いくつものアパートや株を所有していれば、それぞれが並列に利益を生み出します。ますます時間に拘束されなくなります。

 しかし時間を売る方も利益を増やす方法があります。それは自分で時給を決められる場合です。どこかに雇われるのでなければ、自分でサービスの対価を決められます。何か特技を持っていて、それを利用してくれる人がいれば多少高くても商売になるかもしれません。誰もがまねできない特殊な能力であればなおさらです。

 さて、あなたにもそんな能力があるのではないでしょうか。そして誰かがそれを必要としているのではないでしょうか。案外自分が当たり前だと思っている能力が、高い価値を生み出すかもしれません。もちろんどんな仕事でも倫理、道徳、法律を守る事は大前提です。