うつ病の人は決して気が弱かったり、怠け癖がついたわけではありません。脳内の神経伝達物質の分泌に異常がおきているという説が有力である通り、明らかな病気なのです。うつ病にかかる人は、むしろ生真面目で責任感が強い人が多いのです。ですから励ましたりすることは禁物です。旅行などに気晴らしに行く事は時として効果がありますが、逆に症状を悪化させてしまうケースもあります。うつ病が発症する引き金になるのは、決して悪い事が起きた場合だけでなく、結婚、昇進といったおめでたい出来事のこともあります。すなわち環境が変化してときに起き易いのです。うつ病かと思ったらまずは、信頼できる精神科医に相談するのが先決です。しかし薬を過剰に投与したあげく、症状と副作用の見分けがつかなくなるようなヤブ医者には要注意です。さらにうつ病には休養や周囲の病気に対する理解が重要になります。