いくら寝ても身体がだるい、気力が出なくてトイレに行くのも面倒、こうした症状の場合は身体の異常と共に、うつ病を疑ってみる価値があります。かく言う私自身が、身体の異常だと思っていたらうつ病と診断されました。脳の神経伝達物質の働きが、身体に影響することは今でこそ理解しますが、その頃は身体にばかり注意がいってしまい気づかなかったのです。うつ病は心だけでなく身体にも影響しうることを知っておいてください。
 うつ病ではないかと思ったら、精神科医に相談するのがいいとは思いますが、ヤブ医者にかかると大変です。特に薬の副作用と症状の見分けてつかないで、薬がどんどん増えて、かえって症状が悪化するケースを私も経験しました。こうした場合は薬を減らす事でどんどん症状が軽くなる事もあります。ただし、精神科の薬を急に断つことは危険な場合もありますので、その際は信頼できる専門医に相談して指示を仰いでください。
 薬やカウンセリング以外で効果があるのは、午前中の太陽を浴びる事です。さらに休養と睡眠にも配慮してください。とにかくうつ病やメンタルな病ではないかと思ったら、ひとりで悩まずに専門家に相談することが大事だと思います。