会社の帰りの電車でのこと

オイラが降りる一つ前の駅に到着したとき、そのクソ餓鬼様が現れた。
年的には小学校一年ぐらいだろうか。

車内は比較的混んでいて座席は全て埋まっていた。それを確認するやいなや、クソ餓鬼様は見知らぬ大人の前に立ち、いきなりデカい声で言い放った。

『お願いです!座らせてください!』

まわりはポカーン(゚Д゚)…

なんだこの餓鬼!どういう躾受けてるんだ?!

退かない大人に更に畳み掛ける。

『なんでダメなんですか?お願いです!座らせてください!』

しかし餓鬼に負けない大人は何とか猛攻を凌いで座席を譲らず。

するときびすを返して、また違う大人に攻撃開始。

『お願いです!座らせてください!』

しかし今度の大人はあっさり陥落して、座席を明け渡してしまった。

そしてオイラが降りる駅に到着。

するとその餓鬼様も一緒降りるではないか!

たった一駅で周囲に迷惑をかけまくったのだ。

ま、いいやこんな馬鹿餓鬼。駅の喫茶店でアイスティーでも飲もう。

そう思って喫茶店にいき、注文待ちで並んでいたら再びクソ餓鬼登場。
餓鬼様は、この降りたった駅の喫茶店に入り今度はこう言い放った。

『すいませーん!水ください!』

まわりはまたまたポカーン(゚Д゚)…


『すいません水ぅ!』

クソ餓鬼~と多分店員は思っただろう。しかしグッとこらえて

『お水ですねお客様。少々お待ち下さい。』

と受け答えをして餓鬼に水を飲ませる。

飲みを終わると餓鬼は礼も言わずに立ち去りやがりました。

この餓鬼の親の顔が見てみたいわ