「キャンディード」二回目
20日(日曜日)にミュージカル「キャンディード」を観に行きました。2回目です。
そもそも12日の一回だけのつもりでしたが、知り合いから「都合の悪くなった友人がいるのだけれどもいかが?」
と誘っていただけたので行くことにしました。
前回の3列目中央とまではいかないものの予約していた席を譲っていただいたわけなので今回も良い席。6列目13番。通路のすぐ横。きっと何かのお導き、もう一回観る運命だったのでしょう(笑)
前回は知らなかったのですが、会場入り口に「補足資料」というのが置いてありました。「より一層キャンディードの世界に入り込めるように」と。
そこに「入れ子の構造」の解説があります。そのまま書いてみますと
‘ミュージカル「キャンディード」は作者のヴォルテールがこの「キャンディード」という物語を創作するという形式で語られていきます。舞台の上のヴォルテール(市村正規)の頭の中で考えられた物語を他の役者が演じる「入
れ子の構造」になっているのです。
・・・以降もヴォルテールは単なる「物語の語り手」として以上に物語に解説を加え、物語を動かす役割を担って
います。'
とのこと。
なるほどね、作品を作る過程の頭の中がそのまま作品になっているわけだったのね。
それからミュージカルでは良くあることで分かっていますが、「同じ役者が色々な役を兼ねて演じる」旨も書いてありました。「意外なキャラクターを意外な人物が演じていますので是非そちらにも注目してご観劇ただければと・・・」とあります。
そうね、2回目で今回は余裕を持って観れますからそちらも前回より意識して観ました。
まず鈴木智香子さん。
ブログで全部で12回あるという役柄、出演シーンを教えてくださっているのでそれを見逃さないように意識して観ることも出来ました。
ただし死体のシーンだけはわかりませんでしたが。もう一つ、「自分が一番みじめだと思っている人」のシーン、ここも鈴木さんを見つけられませんでした。本当に21日の日曜日も出ていました?書いてあった姉妹役はもちろんのこと他の出演者を見てもわかりませんでしたわ。
ま、それ以外は分かったということでOKにしてください。当たり前ですが鈴木さんだけを意識して観ていませんよ。美味しいところを見逃してしまいますから。でも意識という意味では前回以上に注意して観ていました。
藤田光之さん。
この人、ミュージカル座の「赤ひげ」に出演していた人。前回は気がつきませんでした。鈴木さんを意識していたら「オオカミ」を演じているシーンで「あれ?もしかして藤田さん?」と気がつきまして。
そしてミュージカル仲間から「羊とかつて王だったのラストの人は同じ人ですよ」と教えていただいていたので注意して見たらこれまた藤田さんでした。
野獣(オオカミ)を演じたかと思いきや今度は羊、さらには王ですからね。しかもどれも他の役を引きずっていないし。さすがですよね。
それと「赤ひげ」ではほとんど歌の印象が無かったのですが、今回「かつての王」で見事な歌を聴かせてきただき驚きました。
小西のりゆきさん。
ジェイムスという重要な役を演じたのですが、6人いる「かつての王」の一人の場面で声が同じだから良く見たら小西さんでした。出演しているはずなのに前回観た時には小西さんがどの役をやっていたか気がつかなかったんですよね。
この人もその「かつての王」で初めて歌が素晴らしいことに気がつきました。
阿部よしつぐさん。
この人はミュージカル座及びミュージカル座団員の出演する作品で何度か見て知っている人。顔がわかっているので意識していたら結構美味しい立ちどころでなかなかの味を出していたことに気がつきました。
この人も歌がうまいのですが今回ははっきり阿部さんとわかる歌が無かったので聴くことが出来ずその点は残念でした。
駒田一さん。
演じ分けの点で挙げるのではありませんがちょっと。今回通路脇だったおかげで役者さんが会場を歩き周るシーンで本気に歌う駒田さんの歌をすぐ横で聴けたんですよ。凄い声量でした!
あと、前回同様凄かった人々。当然に凄かったです。
新妻聖子さんのソロは今回も本当に凄い!そして前回印象に残った「醜くなったクネゴンテ」の演技!素晴らしいですね!
ラスト近く、ずっと曇っていたクネゴンテの表情がどこのあたりから笑顔に変わるか記憶があいまいだったので今回はそこを見逃さないように注意して観ていました。
須藤香菜さんの生きるために娼婦として苦しい日々を送ってきた話のシーンは今回も本当~~~に素晴らしい!
マジでこのシーンはオペラグラスで観るべきだと思うし、見逃したりした人がいたならばマジで損をしていると思います。
見逃していたというより、今回も新鮮に観られてしまうことであやふやな部分ってたくさんあるんだなあと思いまし
た。歌のメロディーなんて特にそうだし。
おもしろかったという記憶だけでもいいけどなるべく多くを記憶に焼付けたいですからね。行けるものならば2回行くにこしたことありませんよね。
それと前回との比較が出来るのも良い点。
今回は左側の席だったこともあり、聴こえてくる台詞も歌声も皆スピーカーを通した声。生声と思えるものは全く無し。
いや、本来そんなものだと思います。でも前回の3列目中央という席は今思うと生で歌声がかなり聴こえていたんですね。会場の友人からそれを指摘された時はそのようにしか聴こえないこともあってわからなかったのですが、実は物凄く幸運な経験をしていたことを知りました。
もう一度行けばさらなる発見ってあるのでしょうね。でも今回で最後。
一度きりのつもりが二度も観れてとても満足です!