■専業を避ける理念の会社もある
先日の12月26日
こんなニュースが発表されました
「正社員の副業後押し 政府指針
働き方改革で容認に転換」
政府は「働き方改革」として
正社員の副業や兼業を後押しし
企業が就業規則を定める際に
参考にする厚生労働省の
「モデル就業規則」から
副業・兼業禁止規定を年度内にも
なくし「原則禁止」から
「原則容認」に転換する
というものでした
このニュースに触れて
「副業がOKになるのは
ありがたい」と言う前向きな
意見もあれば
「通常の仕事だけで精一杯で
副業する余裕なんてない」
と言う否定的な意見もありました
あなたが会社員で本業だけやっていて
副業をやっていない立場ならば
このニュースを聞いて
どう反応したでしょうか
社会の動きとしては
副業容認の方向に明らかに
舵が切られている状態ですので
これからは副業をする人が
確実に増えます
今は副業をやっている人の
割合が少ないですが
いつの日か副業をやっていない人の
割合の方が少なくなるでしょう
そうなった場合
「副業もできない人」
「副業をするスキルもない人」
と言うレッテルが貼られて
雇用される立場として何かと
不利になる可能性が高いでしょう
将来的にもそんな状況にはならないと
思われる方もいるかもしれません
しかし現在すでにこんな企業が
あると言う例をお伝えしておきましょう
ネット通販の運営を手がける
渋谷区にあるベンチャー企業では
副業の推奨よりも更に一歩進んで
「会社の業務だけを行う専業を避けること」を
会社の理念として掲げています
このため
25人の社員のうち半数は
副業を行っているということです
会社では数か月に1度
社員たちが集まって
自分がどんな副業をしているのかを
発表しあっているのだとか
とある日に開かれた発表会では
社員たちが「翻訳業」や「ペット用洋服販売」
「グルメサイト運営」を副業としてやっていると
発表したそうです
社員のひとりはこのように
語っていました
「副業が認められる会社の風土が
あるのはいいことです
今どき大企業であっても
明日何があるかわからない時代ですので
自分自身で稼ぐ力を持っておく意味はあります」
そう
今やどの会社でも明日
何があるかは分からないのです
その何かが起こったとしても
なるべく困らないようにするには
今からすぐ副業をするように
考えるべきであろうと思います
そうしないと将来的に
自分が不利な立場になると