■弱みを見せる
昨日
雨竜(うりゅう)に住んでいる
母方の親戚より家に電話が
掛かって来ました
母の入院を他の親戚から聞いて
様子伺いで電話をくれたようです
その電話には最初に父が出ました
「…うんちょっと入院することになってね
今病院にいるんだ」
「何で入院したかって?」
「えーと
精神的にちょっと辛くなったみたいでね」
おいおいおい
違うやろ
と思っていたら
「ん?あーいるよ
ちょっと待って」
電話を掛けて来た親戚が
私が実家にいることを知っていて
父に対して私に電話を
変わるよう言ってくれたようです
そこで晴れて
母のリアルな現状を話し
久しぶりということで
お互いの近況について
やりとりしました
父が母の状態について
不正確なことを言ったのは
「人に弱みを見せたくない
ネガティブな部分を見せたくない」という
気持ちが働いているからではないかと
思っています
認知症の症状が見られるようになってから
さらにその傾向は強まっている気がします
人間は昔できていたことが
段々とできないようになると
その人のコアな部分が
より顕著に現れてくるようですね
でも
人に弱みを見せないように
振る舞う姿勢というのは
分かる人には分かってしまうんですよね
すると
「あーこの人は腹を割って
話をしてくれないなー」と感じて
自分も腹を割って話そうとしなくなる
つまり
相手とのコミュニケーションにおいて
壁を勝手に築いてしまう訳です
人間誰しも100%完璧な人間はいない訳で
弱いところをお互いに隠して
良い面ばかりを見せながらやりとりするよりは
自分の弱い部分もさらけ出しつつ
相手の弱い部分についても
認めて受け入れるようにする
そうする方がより楽に
そしてより深く相手と
親しくなれるでしょう