久しぶりに焼肉を食べました。
突然でした。
「あの店のカルビと上カルビは同じだよ」
「否、あの店のカルビと上カルビは違いますよ」
「こないだ一緒に行ったとき、上カルビはなかったじゃないか」
「だから、特上カルビを食べたら全然違ったじゃないですか」
「特上カルビは上カルビじゃないじゃないか」
そんなやりとりが私の目の前で繰り広げられていました。
そして、
「じゃあ、みんなで確かめに行きましょう」
みんなの中に私も入っていました。
店に着き、まずはタンを食べました。
旨い。
そして、カルビを食べました。
旨い。
続いて、上カルビを食べました。
旨い。
せっかくなので、特上カルビも食べました。
旨い。
わかりました。
やはり、カルビと上カルビでは違いました。
私たちがカルビを食べているときは割と大人しかった別席の男女連れが、私たちが上カルビに手を出し始めたあたりから言い争いを始めたのです。
しかも、特上カルビにいたっては、女のほうが帰ってしまう有り様。
つまりです。
カルビは鉄板で熱くなる食べ物ですが、上カルビは人を熱くする食べ物なのです。
きっと違うに違いありません。