そもそも情報統合ツール。
Notionというアプリそのものがロケーション・フリーで、多人数が協同作業をするフレームワークとして作られている。
当方はもちろん個人で作業するのだが、場面によってスマホを使ったり、タブレットを使ったり、PCを使ったり。
あたかも別人が手を出すような形態になるので、アプリの構造としては馴染みやすいものがある。
その上で、「情報の形式を選ばない」という柔軟性が威力を発揮しそうな予感がする。
たとえば、「作品構想」。
テーマとか、トリックのタネとか、シチュエーションとか。
ストーリーのきっかけになるような思い付きを、ふとした時に自由にメモできる。
こういう仕事はスマホの出番。街角でも、トイレの中でも、さっと書き込みできる。
たとえば、「タスク管理」。
小説投稿サイトではイベントとして、さまざまな賞を設けて作品を募集している。
〆切や募集要項をタスクとして登録しておけば、見落としもなく、どの賞にチャレンジしようかと作戦も立てやすい。
もちろん、いつまでにテーマを決めるとか、執筆完了するとかスケジュール管理にも活用できる。
こういうときNotionは「タイムライン」というガントチャートのような表示モードに切り替えられるので、視覚的に全体状況を俯瞰できる。
たとえば、「参考資料」。
歴史ものなど、関連情報を集める必要がある物は、テキストファイルにしろ、画像にしろ、URLにしろ、ペタペタと貼りつけられる自由度が力を発揮しそうだ。
ページ同士をツリー状に関連付けられるので、とにかくデータを集めておいて後から整理することも可能。
まずは、テンプレートを整備する。
自由度が高すぎて、データ入力の度にうろうろするようでは本末転倒だ。
データの種類に応じて入力フォーマットがテンプレートとして決まっていれば、あとはテンプレートを選んで必要項目を埋めていくだけでよい。
始めはテンプレート構築に時間がかかるが、一通り使い慣れれば作業効率が格段に上がるのではないか。
なによりも、ロケーション・フリー!
どこでも見られる、どこでも打ち込めるという身近さがありがたい。
後は使い手の腕次第だ!