また心変わりか――。
日々揺れ動く作家心。
元々、「情報&アイデア整理はkumagusuで」、「文章(小説)執筆はカードメモで」と使い分けていた。
が、小説投稿サイトへのアップを始めてから、この棲み分けに疑問が生じたのだ。
文章執筆をカードメモにしていたのは、画面上での一覧性に優れているため。
このように、タイトルと本文の冒頭をパッと視認することができる。並列的に。
一方、Kumagusuではタイトルのみの表示となる。
Kumagusuの良さ。
それをここにきて、入れ替えようというのはなぜか?
Kumagusuは「構造化」ができるからだ。作品>章>話というレベルを、フォルダ(タイトル、章名)とファイル(各話の本文)とに分けることで、作品全体を構造的に見渡しながら同時に一体管理することができる。
そして、でき上るデータがプレーン・テキストである点。
カードメモではCSVファイルになってしまうため、データベースソフトで取り扱うには良いがテキスト投稿には向いていない。
たとえば、「NOVEWRITE」はテキストファイルのインポート機能を持っているので、いちいちコピペしなくても本文丸ごと取り込める。大した違いはないようだが、Android上での作業を考えるとタスク切り替えは少なければ少ないほど良い。
章や話が増えるほどに、このひと手間の差が大きくなってゆく。
「Notion」においてもファイル丸ごと貼り付けが可能なので、テキストファイルになっていた方が扱いやすい。
唯一の弱点は「字数カウント」機能がついていないこと。これさえあれば完璧なのに。
さて、PCとの連携はどうする?
ここで登場するのが、Tomboである。
そもそもWindows CE用のアプリとしてTomboを利用していたのだが、機能/外観的にはほぼKumagusuと同じである。というか、KumagusuはTomboを受け継ぐものとして開発されたのではないかと推測している。
TomboにはWindows用バージョンがあり、Windows 10でも利用できる。
2012年に開発が止まっている様子で、ソフトの安定性に若干不安があるが、ベースの開発は一通り終わっていたと思われる。
結局、餅は餅屋で。
テキスト入力という仕事をやらせるなら、それに特化したエディタに勝るソフトはない。そこに帰ってくる。
結局、
「スマホ:Kumagusu」⇔「PC:Tombo」という組み合わせで入力~編集をこなし、固まってから「Notion」で管理するという方式が使いやすそうに思われる。
これに対してMobile端末(スマホ+タブレット)だけで完結するなら、「Kumagusu+Novewrite」という組み合わせで良さそうだ。(Novewriteのルビ/傍点変換機能は使いやすくてありがたい。ビューアーに若干バグがあるが……)
そろそろ検討を終了して創作活動に集中したいと思う。