しばらく前のこと。
日刊ゲンダイは、安倍政権にどうやら批判的らしいのだが、そこはどうでもよい。
記事の中で、見過ごせない記述があるのだ。
以下、一部引用。
では、谷さんはどれくらいの手当が支給されるのか? 現在の俸級は非公表だが、年齢と入省年次(1998年)、ノンキャリアの課長補佐クラスという役職を考慮し、彼女の俸級を「4号」と推測して計算してみた。在外公館の職員給与は高い順から「大使」「公使」「特号(参事官クラス)」ときて、書記官は「1号」から「9号」までランクがある。谷さんは上から7番目のランクだ。
それによると、「在勤基本手当」だけで月額43万5800円。現地で生活水準を維持し、海外暮らしによる精神面の負担への補償も含まれる。当然、アフガニスタンへの赴任なら月63万4700円とイタリア勤務より多い。あまり行きたくはないが……。
さらに、住居手当が上限1786ユーロ。現地通貨で支給されるもので、日本円に換算して月22万8500円。ローマでも相当セレブな住宅地に住めそうだ。
他人の給料が高いだの、安いだの、どうでもいいことだが、引っかかるのは最後の「住居手当」に関する部分。
1786ユーロで、「ローマでも相当セレブな住宅地に住めそうだ」だと?
Why? Japanese people! イタリアの物価、ナメンナヨ!
ナポリだって、1700ユーロくらいでは、セレブな住宅地なんかには住めねえぞ!
ましてや、ローマにおいておや。
むしろ、大使館員の住居手当、結構上限が厳しいぞ、これ。

セキュリティに気を使ったり、立地や設備にこだわったりしたら、すぐに足が出るわ。
イギリス、フランス、ドイツ、スペインなどのヨーロッパ諸国に比べたら、イタリアでのテロ発生リスクは低そうだが、ローマとなるとバチカンがあるからねえ。ある意味大使館員には、リスクが伴うと思う。
海外勤務の大変さも知らずに、くだらないいちゃもん記事を書くなといいたい。
