そもそも、「青木まりこ現象」とは、何か?
まずは、こちらの記事を見てほしい。ようするに、「本屋さんに行くと、便意を催す」という現象のことである。
筆者には、心当たりがある。
ありありである。
図書館でも、Bennyはやってくる。(「便意」を擬人化してみました)
時には、Ben E. Kingがやってくる。
この記事の件は、お気に入りとしてフォローしているモデラーさんのブログで見つけたものである。
そこでは、「模型屋さん」でも同じ現象が起こるという意見が、述べられていた。
これ、同感である。
模型屋でも、Bennyはやってくると思う。
所長はモデラー(趣味として、プラモデルを製作する人?)ではないが、ガキの頃は、プラモデルが好きだった。
なので、小遣いもない癖に、田舎町では数少ない模型屋さんとか、おもちゃ屋さんを覗いて回るのが好きだった。
ただ、ひたすら積んである箱を眺めていた。
1日に2~3軒を、はしごした。
最後は、本屋で漫画を立ち読みするというのが、夏休みの定番コースだった。
お店には、迷惑をかけた。ごめんなさい。
さて、本題に戻る。
元ネタの記事、「「便意を催す本屋の香り」を再現する“珍スプレー”をかけてみた」では、「青木まりこ現象」の原因を「本屋独特の香り」と仮定して、その香り成分を再現した芳香?スプレーを紹介している。
記者さんの実感としては、特に顕著な効果は感じられなかったそうだ。
そこで、そもそも「香り」が原因なのかという疑問が、湧き上がる。
違うんじゃないの?
本屋って、そんなに臭かったっけ?
紙とインクの香りというなら、新聞を読んでいるときの方が濃いだろう。
本屋で、インクの香りなんて嗅いだことないぞ。
匂いでBennyを誘うというなら、「便」そのものの匂いを嗅いだ方が早いのではないか?
そんな、芳香剤は売れないだろうけれど。
または、トイレの匂いでしょう。
でも、「Bennyを連れてくる香り」(なんだか、外人に強いキャバクラ嬢みたいだが)を買いたくなる人は、便秘症の人であろう。
そういう人は、「トイレに行っても、Benが出ない」人である。
"Ben never goes out."なのだ。
(「ベンは、出不精だ」と、訳そう)
そうなると、トイレの匂いだろうが、Benの残り香だろうが、何を嗅がせようと、Benの出不精は治りそうもない。
ならば、「青木まりこ現象」の根源は何か?
所長の推理は、「視覚」である。
昭和の本屋とか、古い図書館を思い浮かべよう。
所狭しと書架が並び、本が積まれている。
書架と書架の間は狭く、天井までそそり立っている。
(プラモの箱が、うずたかく積まれた模型屋さんでも良い)
当然、目の前の視野は狭く塞がれている。
照明も不十分で、薄暗く、換気も悪いからカビ臭い。(あ、カビの匂いもあったね)
そんな空間、閉所に入り込むと、人は「便所」を連想するのではないか?
思い起こしてほしい。
両手を広げるとぶつかってしまうほど狭い空間に、毎日入ることがあるだろうか?
トイレ以外で。
所長はない。断然ない。
シャワールーム?的なところは使うが、ほぼトイレと一緒である。
狭くて暗いところに、Bennyはやってくるのではないか?
さらにだ。
「青木まりこ現象」が訪れるのは、便秘気味の人にではあるまい。
むしろ、普段から下痢する機会が多い人ではないか?
所長は、そのタイプである。
普通に下痢をしている。
Gary comes so often.
(「ゲリーは、しょっちゅうやってくる」と、訳そう)
だから、BennyはGaryの前触れなわけだ。
よってもって、便秘症の人(=Bennyと縁遠い人)が本屋に行ったところで、Bennyは訪れまい。
You can't meet Benny in a book store, when you are so distant from him.
(「ベニーとは縁が遠いのだから、本屋に行っても会えないよ」と、訳そう。何だ、その会話?)
さらに、下痢には神経性のものがある。
緊張すると、Garyがやってくるのだ。
Gary comes when I become nervous.
(「緊張すると、ゲリーがくる」と、訳そう。嫌なやつだな、ゲリーは)
だから、図書館は最強の「Benny誘発剤」なのだ。
閉所と緊張感が、セットで用意されている。
以上が、当研究所の推理である。
これが正しければ、強制的に「青木まりこ現象」を引き起こすのは、あまり健康的とはいえない。
無理やり下痢を誘発することになるからだ。
やっぱり便秘には、適度な水分摂取とか、食物繊維の多い食生活とか、地道な方法で向き合った方がよいであろう。
You should invite Benny very naturally.
(ベニーは、できるだけ自然に誘った方が良いよ)