そして天井画。
まあ、そういうことになってしまいますわね。このクラスの博物館、どこにいっても。
フィレンツェでいうと、ピッティ宮博物館の感じがよく似ていた気がする。
あれより少し規模が大きかったかな。
こういうのとか。

こういうのがあって――。


で、こういうことになる。


何が何やらね。

いや、凄いなあ、とね。
感心はするわけですよ。
でも、共感する部分がないのでね。身に迫るものがない。
そしたら、何かの「企画もの展示会」を、建物の一角でやっていた。
イタリア人たちは、誰も見に行かないんだけれど、人混みから逃れるのにちょうど良いので、ちょっと覗いてみた。

何だろう?
よく知らないが、アステカかマヤあたりの壁画を思わせるようなデザイン。
人がゴミのようだーー?

こっちの絵のモチーフは何?

熱湯風呂に入った、蛭子さん?
なんだかちょっと、ほっとしたのでした。
以上、世界文化遺産カゼルタ宮からお伝えいたしました。