やることは簡単。
PCのイヤホン端子に赤外線LED2個を接続し、作成したリモコン信号(WAVファイル)を再生するだけ。
このときも、元ネタのサイトをよく読んで、準備をしてください。
LEDの極性を逆にして、左チャンネルと右チャンネルの信号線につなぐこと。これがポイントです。
GNDではなく、位相が逆の信号を流すLとRに±をつなぐことで、電位差が大きくなります。
つまり、強い信号を送れるわけです。
また、二つのLEDを逆向き並列に接続しているので、19kHzの音声信号でも逆位相の瞬間に発光することで、38kHzの信号を送り出します。
今回も、3.5mm音声プラグのついたケーブル終端に、赤外線LED2個をビニタイで縛り付けました。
こんな感じ。


先端側の2区画がLとRの接点になっています。根元がGND。
赤外線LEDをできるだけエアコンの信号受光部(黒い窓)に近づけて、リモコン信号ファイルを再生!
みごとエアコンのON/OFFに成功しました!
オーケー。
この音声ファイルを再生してやれば、エアコンを制御することができるということはわかりました。
あとは、どうやって外出先から音声ファイルを再生させるかが課題になります。
Arduinoを使うなら、そもそも音声ファイルに頼らずPWM機能で信号を送ることができますが、今回はこの方法は頼りません。
どこのご家庭にも余っている、使い古しのAndroidスマホを再利用してみたいと思います。
AndroidならWi-Fiにつながるし、音声ファイル再生機能もある。
いろいろソフトも動かせるので、外部からのアクセスもしやすいだろうという考えです。
セキュリティの問題と、お手軽さのハードルを考えあわせて、構成を検討しました。
大まかにいうと三つの案がまとまりましたので、次回の記事で報告します。