退役軍艦「Belfast」でのお食事会。ちょっと手の込んだ仕掛けもありました。ロンドンでね。大テーブルには、席次が決められていたのですが、自分が座る場所には小さな冊子のようなものが置かれていました。 それがこちら。 「Ration Book」とありますから、「配給手帳」とでもいうべきものでしょうね。 もちろん、その復刻版です。 「Ration」というのは軍事用語で、「糧食」と翻訳されます。戦時下ですから、量の統制の概念が色濃く反映されているのでしょうね。 中を開いてみると、 こんな感じです。 日本は戦後でも、「食管法」が残っており、米の配給が続いていたといいますが、こんな感じだったのでしょうね。 お米の場合は、「米穀通帳」といったようですが。 こんなものは、世の中に存在しないほうが良いですね。