(「Be iNSPiRED」より)
フィリピン人女性が、貧困者の生活に明かりを灯そうと「塩で発電するランプ」を発明。それを商品化して、NGOとして活動。
人助けに感動するわけじゃなくて、「動機」が「技術」と結びついて、「ものづくり」として結実する「ストーリー」になっているところに感動する。
これこそ技術のあるべき姿だと、思うわけです。
手回し発電でラジオを駆動するという発明品もありましたね、アフリカなどの発展国向け。
あれも面白かったけれど、塩×スプーン2杯で8時間の明かりを灯すという本品は、手間暇もかからないという点でさらに素晴らしい。
海水を汲んでおけば、塩を買うコストさえかからない。実に経済的¥。
原理はボルタ電池などと同じ、「ガルバーニ電池」という電極間のイオン化傾向の差を利用する方式らしい。
ある意味単純。
効率よく発電させる実装にはノウハウや、特殊な素材が必要だろうが、発電するだけならだれでも作れるのではないかと思われる。
となると、やってみたいですねえ。
理科の自由研究課題なんかに、ちょうど良いんじゃないでしょうか。