11月10日、ロンドンのお散歩 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

午前中は仕事でしたが、それなりの時間で解放されたので、適当な地下鉄駅で降りて周りを散策してみました。

まずは、St. Paul's。

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いわずとしれたセントポール寺院があるわけですが。
地下鉄出口の反対側にあったもので、最初見つからずキョロキョロしてしまいました。

ふと見たビルのガラスにドーム状の屋根が映っているのを見て、「そっちかい!」とつっこみを入れてしまいました。

セントポール寺院に。

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セントポールというと、映画「メリー・ポピンズ」を思い出します。
素晴らしい劇中歌があって、ドーナツ版のレコードを買ってしまったほど好きでした。

タイトルは忘れてしまいましたが、ひょっとしたら「2ペンス・ア・バッグ」かもしれません。

毎日朝早く、 セントポール寺院の石段に、一人の小さな老婆がやってくる。
行き交う人にパンくずが入った小袋を買ってくださいと呼びかけている。一袋2ペンスで。

訛りがきつくてその呼び声は、「タプンサバッグ」と聞こえてくる。

おいで、子どもたち、小鳥に餌をやっておくれ。
きっと鳥たちは喜ぶよ。
ヒナがお腹を空かしているよ。巣にはなにもないんだ。
だから、パンくずがいっぱい入った、この袋を買っておくれ。

鳥に餌をあげて。タプンサバッグ! タプンス、タプンス、タプンサバッグ!
見上げれば、老婆の鳥たちが空を満たしている……。

聖堂を取り巻く聖人像たちは、黙って広場を見下ろしている。
目には見えないけれど、誰かが優しさを示すたびに微笑んでいるんだ。

老婆の言葉は素朴で、短いけれど、耳を傾けてみて。あなたに呼びかけているんだ。
鳥に餌をあげて。タプンサバッグ! タプンス、タプンス、タプンサバッグ……

 そんな感じの歌。

ジュリー・アンドリュースのすばらしい歌声が頭から離れません。


ぶらつきながら、その歌を口ずさんでいました。

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正しくは、「Feed the birds (Tuppence a bag)」ですね。